翔太｢あ.....?」
翔太｢は？」
結衣（10年前）｢私はあんたを、そして私を救いにきた。」
翔太｢何のために....そもそもお前は死にたがってただろ。だから昔のお前が救う理由はないだろ。」
結衣（10年前）｢.....ったくもう。あんた気づいて無かったのね。」
翔太｢な....なにに。」
結衣（10年前）｢私はあんたが好き。」
突然の告白だった。しかも10年前の結衣に。
翔太｢はっ？！\\\\」
結衣（10年前）｢やっぱりね。」
翔太｢ぅるせー\\」
結衣（10年前）｢だいぶ照れてるわね。」
翔太｢黙れ....」
結衣（10年前）｢とりあえずここで喋ってる暇は無いのよ。」
翔太｢どういう事だよ。」
純粋な疑問を聞く。
結衣（10年前）｢私はあんたを救うことは容易。この通り本音をぶちまければ良いだけなのよ。」
翔太｢なんで今の結衣を救えないんだよ。結衣は結衣なんだから自分の気持ちをよく知ってるはずだろ。」
結衣（10年前）｢そんな簡単な話じゃ無いのよ。今の私は私を拒絶しているもの。」
翔太｢なんでだよ。」
結衣（10年前）｢そんなの知らないわ。」
翔太｢てめぇ本人だろ。」
結衣（10年前）｢私は私だけど私じゃないの。」
翔太｢あっそ。」
結衣（10年前）｢とりあえず救いにいくわよ。」