シマエナガちゃんはカラスくんに愛される
…せーの!
えな・蓮 「50回覧、ありがとうございます!」
えな「み、みんなのおかげで50回覧もいったよ✨️」
蓮 「ありがとねー」
ということで
ーーーーー
いつもの朝…とは今日は少し違った。
キーンコーンカーンコーン。
先生 「みんな席につけー」
先生のホームルームが始まる。
先生 「今日から新しい仲間が増えます。じゃあ 入ってきて」
先生に促され、教室に入ってきたのはお人形のような整った顔立ちをした
女の子だった。
「え、可愛い〜!」
「お人形さんみたい!」
「俺、好みかも…」
途端に教室がざわめく。
えな (すごく可愛い子だな…)
遥 「朝日南遥(あさひなはるか)です。能力はリスです。よろしくお願いします」
先生が黒板に名前を書く。
先生 「朝日南の席は、石黒の前だ」
遥 「よろしくね」
遥は蓮の前に座り、笑顔で言った。
蓮 「よろしく。分からないことあったら遠慮なく聞いて」
遥 「ありがとう」
えな(朝日南さんの周りに花が咲いてるように見える…!)
綺麗に切り揃えられた茶髪のボブをゆらす遥。
えな(私とは大違いだ…朝日南さんが向日葵なら、私は雑草だ)
休み時間。
「ねー朝日南さんってどこから来たのー?」
「すごい可愛いよねー!」
「LINE交換しない?」
遥の周りには人だかりができていた。
えな (私も話しかけてみたい…けど)
あの人だかりに入っていけるほど度胸はない。
(はぁ…)
蓮「…」
4時間目は理科。
班で実験をし、実験の内容をノートにまとめる。
先生 「次のテストに今までのノート提出しろよ。
朝日奈は誰かに見せてもらえよ。じゃー今日はここまで」
えな (ノート渡そうかな…)
同じ班なのに全然話しかけられないえなの代わりに実験中はずっと蓮が話しかけていた。
えな(仲良く、なりたい)
勇気を出せないまま、また諦めるのは嫌だ。
えな 「あの…。ノート」
遥 「えっ」
えな (やっぱり私が話しかけるべきじゃ…)
えなは目を瞑った。
朝日南さんの顔見れない…。
朝日南 「ありがとう」
(…えっ?)
恐る恐るえなは目を開ける。
照れたように笑う遥。
遥 「私、白雪さんに嫌われてると思ってたから…嬉しい」
えな 「え…」
そんなふうに思ってたんだ…。
遥 「よかったら一緒にお弁当、食べない?」
えな「いいの?」
遥 「もちろん!」
えな(勇気出してよかった…!)
蓮 「俺も入れてよ」
えな 「私はいいけど…朝日南さんは?」
遥 「大丈夫だよ。みんなで食べよ」
机をくっつけ、みんなで食べる。
えな 「おいしい」
遥 「お弁当のおかず、交換しない?」
えな 「うん…!」
えな (このウィンナーおいしい…!)
遥 「白雪さんの卵焼き、おいしいー!」
えな 「あ、ありがとう…!朝日南さんのも美味しい…!」
蓮 「…えな」
えな 「…なに?」
蓮 「いっこちょーだい」
えな 「別にいいけど…はい」
蓮「…」
じぃーっとえなを見つめる蓮。
えな「…どうしたの? お弁当出してくれないと入れられないよ?」
蓮 「あー」
口を開け、指で合図する。
えな 「…やだ」
えな(みんなの前であーんなんて…二度もやらかすわけにはいかない)
首を横にふるえなに蓮はむすっとした顔でえなを見つめる。
蓮 「…」
えな 「…」
蓮 「…」
えな 「…もう!早く食べて」
パクッ。
蓮 「けっこー甘いね」
えな 「私、甘いほうが卵焼きは好きなんだ」
蓮 (…可愛い…。じゃなくて)
蓮 「いいの? その箸、俺口つけたけど」
えな 「え…」
えな (え、じゃ、これって…間接キス?)
蓮 (オドオドしちゃって、ホントかわいーな)
甘い(?)雰囲気は遥の一言で壊される。
遥 「あ、割り箸あるよ」
蓮 「…!」
笑顔で割り箸をえなに渡す遥。
えな 「ありがとう」
蓮 (あーあ。邪魔された。
でも笑ってる顔が一番好きだから、今日はこれぐらいにしとくか)
えな・蓮 「50回覧、ありがとうございます!」
えな「み、みんなのおかげで50回覧もいったよ✨️」
蓮 「ありがとねー」
ということで
ーーーーー
いつもの朝…とは今日は少し違った。
キーンコーンカーンコーン。
先生 「みんな席につけー」
先生のホームルームが始まる。
先生 「今日から新しい仲間が増えます。じゃあ 入ってきて」
先生に促され、教室に入ってきたのはお人形のような整った顔立ちをした
女の子だった。
「え、可愛い〜!」
「お人形さんみたい!」
「俺、好みかも…」
途端に教室がざわめく。
えな (すごく可愛い子だな…)
遥 「朝日南遥(あさひなはるか)です。能力はリスです。よろしくお願いします」
先生が黒板に名前を書く。
先生 「朝日南の席は、石黒の前だ」
遥 「よろしくね」
遥は蓮の前に座り、笑顔で言った。
蓮 「よろしく。分からないことあったら遠慮なく聞いて」
遥 「ありがとう」
えな(朝日南さんの周りに花が咲いてるように見える…!)
綺麗に切り揃えられた茶髪のボブをゆらす遥。
えな(私とは大違いだ…朝日南さんが向日葵なら、私は雑草だ)
休み時間。
「ねー朝日南さんってどこから来たのー?」
「すごい可愛いよねー!」
「LINE交換しない?」
遥の周りには人だかりができていた。
えな (私も話しかけてみたい…けど)
あの人だかりに入っていけるほど度胸はない。
(はぁ…)
蓮「…」
4時間目は理科。
班で実験をし、実験の内容をノートにまとめる。
先生 「次のテストに今までのノート提出しろよ。
朝日奈は誰かに見せてもらえよ。じゃー今日はここまで」
えな (ノート渡そうかな…)
同じ班なのに全然話しかけられないえなの代わりに実験中はずっと蓮が話しかけていた。
えな(仲良く、なりたい)
勇気を出せないまま、また諦めるのは嫌だ。
えな 「あの…。ノート」
遥 「えっ」
えな (やっぱり私が話しかけるべきじゃ…)
えなは目を瞑った。
朝日南さんの顔見れない…。
朝日南 「ありがとう」
(…えっ?)
恐る恐るえなは目を開ける。
照れたように笑う遥。
遥 「私、白雪さんに嫌われてると思ってたから…嬉しい」
えな 「え…」
そんなふうに思ってたんだ…。
遥 「よかったら一緒にお弁当、食べない?」
えな「いいの?」
遥 「もちろん!」
えな(勇気出してよかった…!)
蓮 「俺も入れてよ」
えな 「私はいいけど…朝日南さんは?」
遥 「大丈夫だよ。みんなで食べよ」
机をくっつけ、みんなで食べる。
えな 「おいしい」
遥 「お弁当のおかず、交換しない?」
えな 「うん…!」
えな (このウィンナーおいしい…!)
遥 「白雪さんの卵焼き、おいしいー!」
えな 「あ、ありがとう…!朝日南さんのも美味しい…!」
蓮 「…えな」
えな 「…なに?」
蓮 「いっこちょーだい」
えな 「別にいいけど…はい」
蓮「…」
じぃーっとえなを見つめる蓮。
えな「…どうしたの? お弁当出してくれないと入れられないよ?」
蓮 「あー」
口を開け、指で合図する。
えな 「…やだ」
えな(みんなの前であーんなんて…二度もやらかすわけにはいかない)
首を横にふるえなに蓮はむすっとした顔でえなを見つめる。
蓮 「…」
えな 「…」
蓮 「…」
えな 「…もう!早く食べて」
パクッ。
蓮 「けっこー甘いね」
えな 「私、甘いほうが卵焼きは好きなんだ」
蓮 (…可愛い…。じゃなくて)
蓮 「いいの? その箸、俺口つけたけど」
えな 「え…」
えな (え、じゃ、これって…間接キス?)
蓮 (オドオドしちゃって、ホントかわいーな)
甘い(?)雰囲気は遥の一言で壊される。
遥 「あ、割り箸あるよ」
蓮 「…!」
笑顔で割り箸をえなに渡す遥。
えな 「ありがとう」
蓮 (あーあ。邪魔された。
でも笑ってる顔が一番好きだから、今日はこれぐらいにしとくか)