とりぷるふーるず!!
放課後、物理教室。空気はピリついている。
汐花「ねぇ、弥生。昨日どれくらい勉強した?」
弥生「……寝てた」
条兎「潔いな」
汐花「でも弥生って、テスト中に急に目バキバキになって正解導き出す謎の特技あるよね」
弥生「……今日もそれに賭ける」
カウントダウンと同時に試験スタート。
1問目:「電場と磁場の関係を用いて導かれる誘導起電力の式を答えよ」
弥生、ペンを走らせる。だが――
弥生「……あれ、既存の公式じゃ解けない」
脳内で、バチンと音がした。
「……じゃあ、作るか」
第1の発明:「弥生=ρ式」
→ 静電場の強さを“怒り度”と“睡眠時間”で換算可能にする荒業公式。
第2の発明:「y√k式」
→ 重力加速度を靴の重さ×日照時間で補正。
第3の発明:「Y13弦統一方程式」
→ なぜか弦理論まで手を出してしまう。
教室の空気がざわつき始める。
条兎(小声)「……弥生、今試験中に“自然定数に名前つけた”ぞ」
汐花(震え声)「あれ……一問一答のテンションじゃない」
試験監督の物理教師・野田先生、答案を盗み見て真顔になる。
先生(心の声)
「“時間は熱量の影”!?“運動エネルギー=鼓動×意思”!?
なぜこの子は中間試験で哲学を始めているんだ……!?」
弥生「ふぅ……できた」
条兎「どうだった?」
弥生「全部で13個、新しい公式を生んだ。感覚的には満点」
汐花「それ、点入るの?」
数日後、教員室にて。
先生「弥生の答案……採点不可能。だがどれも理論としては、成立している。むしろ教科書の足りないとこを埋めてる」
数学教師「こっちに回してくれない?数式としてめちゃくちゃ美しい」
哲学教師「あと3歩で“存在”の定義に辿り着いてる」
次の物理の授業で――
先生「えー、教科書に載ってないんですが、今日は“弥生式加速度論”をやります」
クラス全員「載ってないのに!?」
汐花「もはや教科書が弥生に追いついてないんじゃん……」
条兎「そろそろノーベル賞」
汐花「ねぇ、弥生。昨日どれくらい勉強した?」
弥生「……寝てた」
条兎「潔いな」
汐花「でも弥生って、テスト中に急に目バキバキになって正解導き出す謎の特技あるよね」
弥生「……今日もそれに賭ける」
カウントダウンと同時に試験スタート。
1問目:「電場と磁場の関係を用いて導かれる誘導起電力の式を答えよ」
弥生、ペンを走らせる。だが――
弥生「……あれ、既存の公式じゃ解けない」
脳内で、バチンと音がした。
「……じゃあ、作るか」
第1の発明:「弥生=ρ式」
→ 静電場の強さを“怒り度”と“睡眠時間”で換算可能にする荒業公式。
第2の発明:「y√k式」
→ 重力加速度を靴の重さ×日照時間で補正。
第3の発明:「Y13弦統一方程式」
→ なぜか弦理論まで手を出してしまう。
教室の空気がざわつき始める。
条兎(小声)「……弥生、今試験中に“自然定数に名前つけた”ぞ」
汐花(震え声)「あれ……一問一答のテンションじゃない」
試験監督の物理教師・野田先生、答案を盗み見て真顔になる。
先生(心の声)
「“時間は熱量の影”!?“運動エネルギー=鼓動×意思”!?
なぜこの子は中間試験で哲学を始めているんだ……!?」
弥生「ふぅ……できた」
条兎「どうだった?」
弥生「全部で13個、新しい公式を生んだ。感覚的には満点」
汐花「それ、点入るの?」
数日後、教員室にて。
先生「弥生の答案……採点不可能。だがどれも理論としては、成立している。むしろ教科書の足りないとこを埋めてる」
数学教師「こっちに回してくれない?数式としてめちゃくちゃ美しい」
哲学教師「あと3歩で“存在”の定義に辿り着いてる」
次の物理の授業で――
先生「えー、教科書に載ってないんですが、今日は“弥生式加速度論”をやります」
クラス全員「載ってないのに!?」
汐花「もはや教科書が弥生に追いついてないんじゃん……」
条兎「そろそろノーベル賞」