とりぷるふーるず!!
「というわけで、今日は臨時身体測定!」
担任に連れてこられた3人。保健室には、笑顔の養護教諭・鵜飼先生。
「先月、業者が間違えて高性能な身長計を持ってきてね。ついでにこれで再測定してみる?」
「高性能って、なんですかそれ」
「ついでに骨密度も測れるらしい」
「骨密度!?」
[水平線]
まずは条兎。静かに身長計の下に立つ。
「……はい、出ました。210.4cm」
「……………………」
「そんなわけあるか」
「え、条兎がバスケ部の希望になってしまった」
「学校にそんなサイズの制服ないけど!?」
「骨格も正常。座高と足の長さのバランスも完璧。たぶんこれ、人類的にレア」
「褒められても、全然うれしくない……!!」
[水平線]
続いて弥生。
「次、弥生さん。……195.1cm」
「は?」
「すごい、モデル界で生きていける」
「さすがにそんなにない。私の感覚的には172cmくらいが妥当」
「……そうなのね」
「どういうこと!?」
[水平線]
最後に汐花。
「えー、私!さすがにこんなバカみたいな数値出るわけ――」
ピピッ……165.0cm
「うわっ、リアル!!!!!!」
「逆に一番信ぴょう性ある……」
「ねぇ待って、私が165で、条兎が210……?」
「身長差45cm。もう騎馬戦組める」
「カップルだったらどんな構図??」
「ジャンプしてやっと肩くらい、かな」
「もしくはちょっとした巨神兵だよ!?」
[水平線]
[斜体]“彼女ら3人、身長に限らずとんでもない可能性を秘めている。[/斜体]
[斜体]ただし、それがいつも良い方向に出るとは限らない。”[/斜体]
担任に連れてこられた3人。保健室には、笑顔の養護教諭・鵜飼先生。
「先月、業者が間違えて高性能な身長計を持ってきてね。ついでにこれで再測定してみる?」
「高性能って、なんですかそれ」
「ついでに骨密度も測れるらしい」
「骨密度!?」
[水平線]
まずは条兎。静かに身長計の下に立つ。
「……はい、出ました。210.4cm」
「……………………」
「そんなわけあるか」
「え、条兎がバスケ部の希望になってしまった」
「学校にそんなサイズの制服ないけど!?」
「骨格も正常。座高と足の長さのバランスも完璧。たぶんこれ、人類的にレア」
「褒められても、全然うれしくない……!!」
[水平線]
続いて弥生。
「次、弥生さん。……195.1cm」
「は?」
「すごい、モデル界で生きていける」
「さすがにそんなにない。私の感覚的には172cmくらいが妥当」
「……そうなのね」
「どういうこと!?」
[水平線]
最後に汐花。
「えー、私!さすがにこんなバカみたいな数値出るわけ――」
ピピッ……165.0cm
「うわっ、リアル!!!!!!」
「逆に一番信ぴょう性ある……」
「ねぇ待って、私が165で、条兎が210……?」
「身長差45cm。もう騎馬戦組める」
「カップルだったらどんな構図??」
「ジャンプしてやっと肩くらい、かな」
「もしくはちょっとした巨神兵だよ!?」
[水平線]
[斜体]“彼女ら3人、身長に限らずとんでもない可能性を秘めている。[/斜体]
[斜体]ただし、それがいつも良い方向に出るとは限らない。”[/斜体]