「あ、皆さんお疲れ様です！あれ？その方は依頼人さんですか？」
乱歩さんに見つめられて溶けかかった私と、それに引いているみんなの前に次に現れたのは。
サロペットと麦わら帽子、明るい黄色の髪の…
「賢治くんんんん♡♡」
「わぅ、びっくりしました。僕のことをご存知なんですね！」
ああぁあぁ未成年可愛いよぉお♡♡他のみんなと違って引かないし、むしろ輝くような笑顔をくれた。やだもう、大好き。賢治くん可愛い超可愛いよ♡
「賢治くん、あんまりこの子相手にしない方がいいと思うよ」
今にも賢治くんに飛びかかりそうな野生動物と化した私を見て、乱歩さんが大人の忠告をした。
「ていうか君、依頼人じゃないなら何が目的なんだい」
「え？そりゃあもちろん探偵社に入れてもらいに」
「「「だめ」」」
太宰さんと国木田くんと乱歩さんが同時に口を開いた。いけず！