二次創作
# 嫌われたので死んでみた .
ピピピッとアラームが鳴り、ゆっくりと体を起こす。
( 久しぶりにゆっくり寝れたなぁ ... )
寝ぼけ眼を擦りながらしみじみ思っていると、アラームの音が聞こえたのか、ドアが開いて彼が入ってくる。
「朝ご飯出来たから、一緒に食べよ!」
「うん、今行くよ」
置いてあったスリッパでテーブルまで歩み 椅子に腰掛ける。
テーブルの上には、見事な焼き加減のパンケーキと、フルーツが添えられていた。
用意されていたフォークで、パンケーキを口に放った。
一口噛むと、生地の仄かな甘みが口中に広がる。
思わず目を見開いていると、向かいに座った彼が嬉しそうに口角を上げる。
「 ふふ、料理得意で良かったぁ! 」
彼の思わぬ一面を見て、私も笑顔になる。
久々に誰かと食事を共にする、あたたかな空間が そこにあった。