二次創作
# 嫌われたので死んでみた .
返さなくてもよかったのに。
そのままそっと置いておけば、未練を残さずに消えられたのに。
心の中の焦る気持ちが、引き留める思いよりも早く、マウスを握る手を押していた。
『○○はやってないよね。』
たった一通のメッセージ。
その一言が、心の奥深くに響いた。
膝が力を失い、床に座り込んでしまう。
ぽろりと涙がキーボードに落ちる。
拭かなきゃと思いつつも、溢れ出る涙を拭くのに精一杯だった。
涙で曇った[漢字]視界[/漢字][ふりがな]過去[/ふりがな]の中で、彼が信じてくれているという[漢字]事実[/漢字][ふりがな]未来[/ふりがな]が、何よりも嬉しかった。
( ... 前、向かなきゃな。 )
震える膝を押し込んで立ち上がり、冷めた朝食にラップをかけて冷蔵庫にしまった。
そして、置いておいたスマホの通知を一つずつ確認していく。
Xはトレンド入りするほど話題になり、YouTubeの登録者も1万人ほど減っていた。
暴露系のYouTuberが数人活動を始め、事態はさらに加速していくことだろう。
この現実を受け入れるのは、活動者としてとても辛いことだけれど、
(支えてくれる人がいるから。)
そう思えた瞬間、どんな誹謗中傷も痛くなかった。
数十分かけてXやYouTubeの通知を全て既読にし、メンバーからのメッセージがたくさん来ているであろうLIMEアプリを開こうとしたその時、ピンポーン、とインターホンが鳴った。
このタイミングで来るなんて少し驚いたが、ずっと待たせるわけにもいかないので、チェーンをかけたまま扉をゆっくりと開けると、朝の冷え込んだ空気が玄関中に溢れ、目の前の人物が明らかになる。
「おはよう、○○。」
「…え?」
目の前には、商品でいっぱいのビニール袋を持った、いむくんが立っていた。