二次創作
# 嫌われたので死んでみた .
いむくんは真っ青な顔で固まった。
( まぁ、誰でもそういう反応はするよねぇ ... 笑 )
大事な場面だというのに、つい心の中で苦笑してしまう。
手に持っている淹れたての珈琲が、微かに震えるカップの中で波紋を広げていた。
「●●、いま ... なんて ... 」
いむくんの声は震えて、瞳は大きく見開かれていた。
普段の彼からは想像できないくらい、動揺が露わになっている。
「 お願いだから、冗談は ... 」
彼の言葉を遮るように、私は静かに告げた。
「 冗談じゃないよ。本気。 」
その言葉に、彼は絶句した。
数秒の沈黙が、重く部屋にのしかかる。
やがて、彼は震える声で絞り出した。
「 なんで ... そんなこと ... 。メンバーに、そんなこと伝えられるわけ、ないじゃん!」
彼はぼろぼろと大粒の涙を流す。
彼の声には怒りにも似た感情が混じっていた。
「 ごめんね、無理なお願いなのは分かってるの 」
でも、と続ける。
「どうしても、いむくんにしか頼めないことなんだ」
いむくんは唇をぎゅっと噛み締めて、俯いた。
彼の顔から血の気が引いていくのが見て取れる。
しばらくして、彼は顔を上げて、私を真っ直ぐに見つめた。
その瞳には、強い光が宿っていた。
「 ... 理由、教えて欲しい。理由もなしに、そんなこと、僕にはできない 」
彼の言葉に、私はわずかに安堵した。
彼はただ拒絶するんじゃなくて、理由を求めてくれた。
それは、彼が私の言葉を真剣に受け止めようとしてる証拠だった。
私は目の前の珈琲カップに手を伸ばして、ゆっくりと温かさを確かめる。
そして、一つ深呼吸をして、話し始めた。
「これには、どうしても必要な理由があるんだ。私がいなくなると、色々と都合が良くなることがあってね」
主にグループ専属マネージャーのみあさんのことだが、あえて伏せておいた。
いむくんの顔は、さらに青ざめていく。
「 それは、なんなの ... ? 」
「 これ以上は、今は言えない。でも、誤解しないでほしいのは、これは決して悪いことじゃないってこと。むしろ、みんなを守るための、大切な作戦なの。 」
彼は信じられないっていう表情で私を見つめてた。
普通の生活をしていたらこんな場面に遭うことなんてないだろうし。
彼の頭の中では、何が起こってるのか理解が追いついてないんだろう。
無理もない。
「 ... 作戦、なの?」
「 うん。だから、お願い。これは私と私のマネさん、そしていむくんだけの秘密。誰にも、絶対に漏らさないでほしい 」
いむくんはまだ迷っている。
彼の心の中では、メンバーへの思いと、私への信頼がぶつかり合っているんだと思う。
「 ... 僕に、できるかな 」
その言葉は拒絶ではなく、弱々しい問いかけだった。
私は静かに頷いた。
「 できるよ、いむくんなら 」
しばらくの沈黙の後、いむくんは深く息を吐き出した。
その表情は、まだ不安を抱えているものの、どこか決意のようなものが宿ってた。
「 ... 分かった。信じる。●●の言葉を、信じてみる 」
彼の言葉に、私は心の底から感謝した。
これで、最大の難関はクリアされたと言ってもいい。
「 ありがとう、いむくん。本当に助かる 」
私は彼に微笑みかけた。
いむくんはまだ硬い表情だったけど、それでもどこか覚悟を決めたような顔をしてた。
「 それで、具体的にどうすればいいの?いつ、誰に、どう伝えるか ... 」
いむくんは、既にこの計画の一端を担う覚悟を決めていた。
私は、彼の真面目さに改めて感心した。
「 うん。まず、時期は ... 」
私は、これから起こるであろう事態を想像しながら、具体的な指示を伝え始めた。