鹿について行くと、広場のような場所に案内された。
広場の中央にはとても大きな岩が鎮座していた。
そこには文字が刻まれていた。

[中央寄せ]墓二祈リヲ捧ゲヨ[/中央寄せ]

周囲を見渡せば、鹿はいなくなり、墓が生まれていた。
「影の墓」と刻まれていた。
墓をよく見ると、鍵のような溝が彫られているのがわかった。
どうやら鈴の鍵と同じ形のようだ。
僕はそう思うと、鈴の鍵を溝にはめ込んだ。
鍵は溝にぴったりだった。
するとカタリと音がして、地面に穴が開いた。
階段だった。