東の塔にて
少年は山を登っていた。
ふと空を見上げると、月が見えた。
青く光る月だった。
それを見て少年はポケットから黒いカードを取り出した。
そしてカードを月にかざした。
すると、カードは紅くなり、ひび割れのような模様が刻まれた。
少年はカードをポケットに戻し、再び登り始めた。
雪が降り始めた。
少年は自分がなぜ山を登っているのか、思い出せなくなっていた。
そして気づかぬうちに、ポケットの中のカードも消えていた。
それに少年が気付くこともなかった。
ふと空を見上げると、月が見えた。
青く光る月だった。
それを見て少年はポケットから黒いカードを取り出した。
そしてカードを月にかざした。
すると、カードは紅くなり、ひび割れのような模様が刻まれた。
少年はカードをポケットに戻し、再び登り始めた。
雪が降り始めた。
少年は自分がなぜ山を登っているのか、思い出せなくなっていた。
そして気づかぬうちに、ポケットの中のカードも消えていた。
それに少年が気付くこともなかった。