—さて……第5期調査団の諸君
そろそろ時間だ、別れの言葉は必要ないな
この船に乗ったら、もう後戻りはできない
もし覚悟が失われたのであれば
ここで引き返すのを進めようー

???)それではこれより 新大陸に向け出港する
???)君たちに、導きの青い星が輝かんことを

新大陸に出港する船に乗った霊夢や魔理沙はいつものように…

霊夢 魔理沙)乾杯!!
魔理沙)ごくっごくっ… はぁー久しぶりにビールなんてのんだけどうまいな！
霊夢)とは言え飲みすぎも禁物よ? 今からハンターとして活動するんだしさ
魔理沙)わかってるよそのくらいはさ
と言葉を交わしながら飲んでいたとき…
陽気な推薦組)よっ少し話させてくれよ
霊夢)もちろんよ というか、長かったわね～ここまで来るのも
魔理沙)そうだよなー 故郷を出てこうしてやっていくのも
陽気な推薦組)俺もだよそれは というかアンタたち、緊張してる？
霊夢)どうだろうね…楽しみだったり､怖かったり…
勝気な推薦組)ねえ、もしかしてあなたたち 推薦組じゃない?

霊夢が話しているときに割り込んできた勝気な推薦組

霊夢)ちょっと話に割り込んでこないでよー
勝気な推薦組)ごめんなさいね
魔理沙)まぁ、お前の言う通り私たちは推薦組なんだぜ
陽気な推薦組)へぇー奇遇 俺たちもなんだ なあ 名前を教えてくれよ
霊夢)私は霊夢、こっちの方は魔理沙
陽気な推薦組)なるほど、よろしくな
魔理沙)よし! 私たち推薦組同士、がんばろぜ!乾杯!

その一声で、霊夢と魔理沙はジョッキのビールを飲み干した

陽気な推薦組)古龍ってさ、なんで新大陸に行くんだろうな
魔理沙)何か古龍にしか吸収できないエネルギーでもあるんじゃねぇか?あくまで予想だけど
勝気な推薦組)かなり可能性としては高いわね

そんな話をしながら霊夢は窓から海を眺めていた 気持ちを整えたかったのだろうか

魔理沙)なあ、急に海を眺めてどうしたんだ霊夢
霊夢)いや、違うのよ、さっきまでより波が強く感じて…嫌な予感がするわ
魔理沙)そんなことないだろって言えないのが霊夢なんだよな…

ゴォォォン
その時、轟音と共に、船が大きく揺れ､ゆっくり傾いていく

陽気な推薦組)おおっなんだこれ!
霊夢)やっぱりか…
魔理沙)とにかく船の外に出て状況を確認するぞ!

外へ続く階段をのぼる間にも傾き具合が増していく
そして外へ出た魔理沙たちは…

霊夢)!! 何か見えるわ!なにあれ…
魔理沙)霊夢!何かにつかまれ!
霊夢)わかったわ!
魔理沙)くっ…やっぱ厳しいな

もう船も90°近く傾いている
そして霊夢と魔理沙は

魔理沙)わ!
霊夢)ん!

船から投げ出されたのであった