散文詩つめ
幸せな夢を見た。そうならないことは分かっているけど。君は私と一緒に住んでいるんだ。あるマンションの一室で、テレビの前のソファーに座って。君は楽しそうに笑っているし、私も同じ顔を君に見せているはずだ。雨の予報がテレビで流れて、出かける予定を無くした私たちは重力にまかせてソファーに倒れ込む。一緒に手を繋いで眠るんだ。
君と眠ったはずなのに、起きた私は一人だけだった。私と少しの間暮らした君は一人、雨の降る夢のソファーで寝ている。私の指の形が眠る君の手にまだ残っている。
君と眠ったはずなのに、起きた私は一人だけだった。私と少しの間暮らした君は一人、雨の降る夢のソファーで寝ている。私の指の形が眠る君の手にまだ残っている。