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とあるおはなし

#2

テンプレ転生

 目が覚めたら草原だった。

 青い空。風。遠くに山。
うん、よく見るやつ

「……あー、これ異世界?」

 声が出た。たぶん俺の声。
自分の名前は覚えてない。

 頭の中に声が響く。

『転生おめでとうございます』

「雑に来たな」

『経緯とかは省略します』


「一番いるところだろそこ」

 とりあえずステータスを念じてみる。

 出た。

【名前】***
【職業】?
【スキル】なし
【所持金】0

「ほぼ空欄じゃねえか」

『自由度が高い仕様です』

 言い方良くしただけな。

 遠くからスライムっぽい何かが跳ねてくる。
 本当にぽいだけのやつ。

「武器は?」

 持ってない。

「魔法は?」

 今の所使えない。

 スライム(仮)が体当たりしてくる。

 痛い。地味に痛い。

「これ倒すの無理では?」

 その瞬間、ステータスの【スキル】欄が光る。

【気合】

「なんだそれ」

 とりあえず拳を振ってみる。

 なぜか爆発が起きた。

 スライム(仮)消滅。

「強くない?」

『まぁ勇者ですから。』

 すっげーメタい事言うな、天の声。

 遠くの山の向こうに城が見える。
 多分、魔王とかもいるんじゃ?

「俺が呼ばれた目的は?」

『.....世界救う?』

 いや、決まってないのかよ。

 とりあえず歩き続ける。
 理由なんかはない。
 何をすれば良いかわからないから進むだけだ。

 空を見上げる。

「せめて名前くらいくれよ」

 少し間があって、表示が変わる。

【名前】主人公

「ずっと雑だなこの異世界....」

 風が吹く。
 多分、物語は動き出す。



 ―― 世界についての説明は、最後までなかったことだけ伝えておく。

作者メッセージ

とりあえず2話だけ

思い出したらまた書きます

2026/02/18 12:25

あるてま ID:≫ 3.c6F0OZEntrI
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