ツギハギ短編物語
目が覚めたら草原だった。
青い空。風。遠くに山。
うん、よく見るやつ
「……あー、これ異世界?」
声が出た。たぶん俺の声。
自分の名前は覚えてない。
頭の中に声が響く。
『転生おめでとうございます』
「雑に来たな」
『経緯とかは省略します』
「一番いるところだろそこ」
とりあえずステータスを念じてみる。
出た。
【名前】***
【職業】?
【スキル】なし
【所持金】0
「ほぼ空欄じゃねえか」
『自由度が高い仕様です』
言い方。
遠くからスライムっぽい何かが跳ねてくる。
正式な名前とかは知らない。
「武器は?」
ない。
「魔法は?」
使えないらしい。
スライム(仮)が体当たりしてくる。
痛い。地味に痛い。
「これ無理では?」
その瞬間、ステータスの【スキル】欄が光る。
【気合】
「なんだそれ」
なんとなく拳を振る。
なぜか爆発が起きた。
スライム(仮)、消滅。
「強くない?」
『細かい設定は後で考えます』
考える気ないだろ。
遠くの山の向こうに城が見える。
たぶん魔王とかもいる気がする。
「俺が呼ばれた目的は?」
『.....いずれ決めます』
ふわっとしすぎだろ。
それでも足は前に出る。
理由はない。始まったから進むだけだ。
空を見上げる。
「せめて名前くらいくれよ」
少し間があって、表示が変わる。
【名前】主人公
「もっと雑になった!」
風が吹く。
多分、物語は動き出す。
―― 世界についての説明は、最後までなかった。
青い空。風。遠くに山。
うん、よく見るやつ
「……あー、これ異世界?」
声が出た。たぶん俺の声。
自分の名前は覚えてない。
頭の中に声が響く。
『転生おめでとうございます』
「雑に来たな」
『経緯とかは省略します』
「一番いるところだろそこ」
とりあえずステータスを念じてみる。
出た。
【名前】***
【職業】?
【スキル】なし
【所持金】0
「ほぼ空欄じゃねえか」
『自由度が高い仕様です』
言い方。
遠くからスライムっぽい何かが跳ねてくる。
正式な名前とかは知らない。
「武器は?」
ない。
「魔法は?」
使えないらしい。
スライム(仮)が体当たりしてくる。
痛い。地味に痛い。
「これ無理では?」
その瞬間、ステータスの【スキル】欄が光る。
【気合】
「なんだそれ」
なんとなく拳を振る。
なぜか爆発が起きた。
スライム(仮)、消滅。
「強くない?」
『細かい設定は後で考えます』
考える気ないだろ。
遠くの山の向こうに城が見える。
たぶん魔王とかもいる気がする。
「俺が呼ばれた目的は?」
『.....いずれ決めます』
ふわっとしすぎだろ。
それでも足は前に出る。
理由はない。始まったから進むだけだ。
空を見上げる。
「せめて名前くらいくれよ」
少し間があって、表示が変わる。
【名前】主人公
「もっと雑になった!」
風が吹く。
多分、物語は動き出す。
―― 世界についての説明は、最後までなかった。