もういい。死んでやろう。
もう高クイも出てぶっちゃけ死んでいいかな。
駿貴に見つかったら困るから、時期を身計らないと…
…あ、明日駿貴部活長い日だ。
じゃあ明日、ひっそり死のう。


駿貴「はあ、は、はあ、はぁっ」
あ、走り込みしてる…
大変そう…
頑張ってるな…
偉い…
人気者だよな…
なんで、俺なんかと仲良くしてくれるんだろう…？
もういいや、もうすぐその疑念を抱える時間も終わるから。
駿貴にも申し訳ないし…。


いざ屋上来たけどさ…。
すっごいや。
全くもって恐怖を感じない…。
むしろ楽しみな自分がいる。
ちょっと想定外だけど、これで心残りなく死ねるね。


落ちる。
意外に加速度すごいな。
痛いな。
でもいいや。
失血で死ぬだろ。
駿貴「正資！！！」
なんで？走り込みは…？
駿貴「…っなんでこんなことしたんだよ！」
正資「だいじょうぶだよ」
死ぬ気だったけどね。ここは、安心させ…。
いや、あまりにも無責任だ。
あ…視界が暗くなってく。
死ぬね。やった。あ、でも
正資「ごめん…、僕も分も生きてよ。」
駿貴「…っ！嫌だ！俺は正資と一緒に死ぬ！待ってろ！！」
正資「お前は死ぬな。」
駿貴「なんでだよ！」
正資「僕が死んだからにはクラスメイトは明るく接してくれるようになってるぞ」
駿貴「…正資、俺は……」
あ、死ぬ…。