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ある男

#2

何かが

とりああず、今日の仕事も何も無く無事に終わった。深夜のコンビニは色んな人間が来る。外国人、酔っ払い、ただ本を立ち読み来る人、言えばキリがない。
だから何もなく終わると言う事は本当に楽である。幸いにも危ない目にあった事がないのでそれだけはラッキーだ。10月も半ばになると朝の6時は肌寒い。
賞味時間の切れたサンドイッチを2個ほど貰い、男は自転車で家に向かう。
これも変らない時間の流れだ。
高校を卒業して大学にも専門学校にも行かず、隣市の食品会社に就職した。
工場勤務だがやる事が見つからない男にとっては、とりあえず働いて1人暮らしをする事が1番と決めていた。両親は特にうるさい訳ではないが、自分は1人息子のせいか心配性な所が多々ある。お互いの為だと思い1人でやってみようと家を出る事にした。10年働いて班長になれた。高卒の自分はずっと平でいいと思っていたから本当に嬉しかった。単純な作業だがやりがいも出てきた。
それから4年がたち男は32歳の時転機がきた。食品会社にはあってはならない事がおきた。日付の間違いだ。何人者がその都度必ず確認する事になっているのだが、班長の男はその日会議で現場には出ていなかった。しかし、管理が出来てないという事で男は上からすべてお前のせいだのような事を言われ、居場所も無くなり、そんなに大きな工場ではないので社員が知らない訳がない。
地元誌の新聞にも大きく報じられた。そして男は会社を辞めた。14年近く働いた会社を辞めた。それから、実家に戻り、1年は何もせず過ごした。付き合っていた彼女には仕事を辞める事で口論となり別れた。彼女の気持ちも分からなくはないが、どうしても続けて行ける自信がなかった。
何もかも無くなりパソコンの前でほとんどの時間を過ごした。
1年ひきこもりのような生活をして心機一転コンビニバイトを始めた。
とにかく、今はこれでいい。そう自分に言い聞かせ2つのバイトをする事にした。
家に着くと父と母は朝食を食べていた。男はコーヒーを持って自分の部屋でサンドイッチを食べた。パソコンの電源を入れていつものサイトに行ってみた。
出会いのサイトだ。変な気持ちは無くただメールでのやり取りがしたかった。
もし、機会があれば会ってもいいが基本メールだけでいいと思っている。
上から順番に見ているとペンネームが「ある女」と・・面白いな・
40歳、旦那とは死別、子供2人、住まいは関東。
プロフィールより、男はペンネームが気になった。
そして男は「ある男」というペンネームでメル友になりたいとメッセージを送った。返信が来るかも分からないので自分の事は35歳アルバイト、パソコンでのやり取りOK。未婚。こんな奴じゃ返事なんて来ないよな。
そしてシャワーを浴びて缶ビールを1本飲み眠りについた。

2025/02/18 09:40

みいな ID:≫ 8iJZ1zvRMDJtc
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