- 閲覧前にご確認ください -

 グロイとかは無いと思いますが、原作程度には鬱だと思います…
オリキャラ・ネタバレ注意!

文字サイズ変更

二次創作
【文スト二次/リクエスト可/質問受付中】道化のラプソディア

#10

番外編『風邪を引いた日の看病の日記』

 太宰は、寝台に寝転び、天井を眺めていた。

「……治?起きてるのかしら?」

「起きてるけど……何?キミが……来なくてもいい時間帯だと思うんだけど……?」

 太宰は体を起こし、ルイスを睨みつけるように見た。

 途切れ途切れの言葉からして、言動とは相反し、苦しいのだろう。

「……様子を見に来たの。先ほど来たときには、かなりしんどそうだったのよ。」

「……そう。それだけなら、さっさと……出て行けばいいのに、長居……する心算……?」

「寝れば気にならないと思うわよ。唯、仕事がもうないのよ。」

 太宰は諦めたように溜息を吐き、又、布団を被った。

 太宰は、自殺未遂患者として運び込まれ、二週間ほどたった。

 過度な運動を控えるのと引き換えに、歩行はできるようになっていた。だが、弱った体になにも起きないはずもなく、風邪を引いていた。

 回復すらしてもいない体には、風邪だけでも十分に太宰を苦しめるのだった。

「ゲホッ‼ゴホッ……‼」

 激しく咳込み、掠れた呼吸音を鳴らした。

「‼治、少し待ってて頂戴。すぐに戻って来るわ。」

「……?」

 小走り気味に部屋から出ていき、しばらく経つと、盆の上に、湯気の立つコップを乗せて戻ってきた。

「起き上がれるかしら?」

「……。」

 喉が痛むのか、首だけ動かした。

 ルイスが手伝いながら、太宰の体を起こす。

「……何、其れ?」

「嗚呼、これね。此れは蜂蜜の白湯割りよ。体にいいし、喉によく効くわ。少し熱いから気を付けて頂戴ね。」

 ルイスからコップを受け取り、息を吹きかけて少し冷まし、口に含んだ。

「熱ッ……何?」

「猫舌だなぁ、と思っただけよ。」

 猫のようなジト目で見られ、苦笑いしながら謝った。

 飲み終わるまで待ち、飲み終わると、盆にコップを乗せ、片づけるため部屋を出ようとする。

「……待って。」

「如何かしたのかしら?」

「否……ありがと。」

 驚いたような表情をして少し固まっていたが、年頃の少女らしくはにかんだ。

「どういたしまして、よ!」

作者メッセージ

 短くなってしまった…済みませぬ…。

 今日は本編出せなかった……。明日には‼きっと!恐らく!多分!投稿しているでしょう!

2025/03/06 21:17

鐘平瑠璃(無印の方でも活動中!) ID:≫ 0pTH7rGBD3YKY
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 15

コメント
[0]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL