Night Mere　〜若きビル神父の見た悪夢〜


2009年、最強のエクソシスト、ビル・コールソン神父は悪魔祓いをしている途中、悪魔に負けて40歳の若さで死亡した。彼は、20年前、師匠の神父と悪魔祓いの旅をしていた時の出来事を、弟子のデイブ神父に話した。

1989年、12月20日。クリスマス前のアメリカ、メイン州　ポートランドへ、念願のマイホームを買い、飼い犬と一緒に引っ越してきた、コリンズ一家。しかし、一家はまだ気づいていなかった、この家に潜む悪夢に、、、

次女イザベラは、家を探索している途中に、イザベラは地下室を見つけた。「サイモン一緒に行こう」と言って、弟のサイモンを連れて地下室入った。地下室はとてもほこりがいっぱい付いていて、サイモンは部屋の中にあるものは興味が湧かなかった。『ねぇ、この部屋なにもないよ？もう戻ろう？』だが、イザベラはある物を見つけた。『これは…レコードプレイヤーだわ』

イザベラは早速、自分の部屋へ行き、レコードプレイヤーのほこりを掃除して自分の好きな曲をかけた。レコードプレイヤーを気に入った、イザベラだが、曲のサビが聞こえなくなった。

父親のダンは、手先が器用で困ったらダンに相談するほど手先が器用だが、このレコードプレーヤーは直せなかった。

しかしイザベラは、地下室に付属のレコードを置いていたことを思い出した。そして、そのレコードの曲を聴いた。終始、小さい音で、叫び声のような気味の悪い音が続いた。レコードを外そうとするが、外せない。完璧に壊れたと思った、イザベラはレコードプレイヤーを外のゴミ箱へ捨てた。翌日イザベラに異変が起きた。

異変は家にも起きた。まるで、ポルターガイストのような現象が起きた。母ジュリアは寝ている、イザベラを起こしに行った、「起きなさい」と言ったが起きない、イザベラはぶつぶつと何か言っている。ジュリアは布団を捲った、すると「キャー！」と叫んだ、そこには、飼い犬のオリバーの首がない死体があった。

ベッドのシーツは血まみれになっていて、イザベラは死体を抱きしめ、悪魔のような声でジュリアに言った。
「お前ら全員死ぬ、お前ら全員死ぬ、お前ら全員死ぬ」と繰り返し言った。ジュリアはイザベラに近づいたが、イザベラはジュリアを吹き飛ばした。みんながやって来たところで、イザベラは正気に戻った。

姉のオリビアは、イザベラに飲み物を持って行こうと、冷蔵庫を開けた、そこには飼い犬の首があった。飼い犬の首は突然喋り出した。「アッハッハッハ」と笑い出し、家の窓は全部割れた。異常な事態に、ダンはイザベラを病院へ連れて行った。ジュリアは家の片付けをした。

病院へ行った、ダンとイザベラだが、イザベラは再び取り憑かれた、先生は精神に問題があると言った。すると突然停電が起きた、先生の悲鳴が聞こえた、電気がつくと、先生は鼻血を出していた、イザベラは居なくなってた、先生は殴られたと騒いでいた。

ダンは外へ出てイザベラを探すが、一向に見つからない。車へ戻ったダン。運転をしていると、突然、車の速度が急上昇した、ブレーキを踏むが、止まらない。「なぜ止まらない」そして、ダンはルームミラーを見ると、後ろにはイザベラが座っていた。驚いたダンだったが電信柱にぶつかり、意識不明となった。

ジュリアの元に電話があった、ダンが事故をしたとの電話。すぐに病院へ行く用意をしに行き部屋へ行ったジュリア。そこには、イザベラがいた。「旦那は死んだかもな」と奇妙な笑い声で
するとイザベラは正気に戻った。「ママ、私は何してたの？」と聞いた。ジュリアは何も言わずに「ごめんね」と言ってイザベラを縄で縛った。

病院へ行ったジュリア。ダンは意識はあり、命に別状はなかった。ダンは「俺の知り合いに神父がいる。何かわかるかもしれない」と。
ジュリアは半信半疑で神父に連絡をした。
「娘のイザベラが悪魔に取り憑かれた、かもしれなくて」　マイク神父は「わかりました。私が見に行きましょう」と言った。

マイク神父はイザベラと話をした。
「お前の目的は何だ？」と聞いたが、イザベラは「お前に用はない！」と言って、マイク神父を吹き飛ばし、階段から落ちる。マイク神父は「私では無理だ、知ってるエクソシストがいる。
そいつなら祓えるだろう」と言った。

その神父の名前は、ジョセフ神父。ジュリアはその神父に電話をした。ジョセフ神父は「弟子のビル神父を連れて、祓いに行きます」と言って、コリンズ一家の家へ行った。