巡り、口ずさむ。
〜長年住んだ森を去り、地図を頼りに町を目指している〜
無事に森を出ることができた
そこまでは良かった。でも、今はそうじゃない。
何もない草原にはでたものの、町どころか何もない。
地図も役にはたたない。わからない
町に行くという計画ではあったが、何もない草原を歩くというのも悪くない
「このまま進もうか」
草原を歩きながら行き当たりばったりで、町を見つけることにした。
そうしてしばらくすると、細い道があり、馬車が通っていた。
ちょうどいい、町がどこにあるかたずねよう
「すみません!お尋ねしてもよろしいでしょうか?」
今更だが、妖精意外と話すのは生まれてからはじめてだ。
我ながらよくぞやったと思う。
話しかけたのは狼男の商人のようだった。
「町に行きたいのですが、どこにありますか?」
「あぁ?町にいきて……ぇ…………。」
ん?なんだ?急にかたまって
「どうかされましたか?」
「…あ!いやぁ。ずいぶん綺麗な顔をしていると思って。
………それにその耳……!!」
耳?あぁ他の種族より尖っているから
「ん?エルフですから。」
「いやいやいや!エルフなんて遠い昔に絶滅しただろ!!
でも、その神秘的な見た目に耳………」
「そんなことより、町にいきたいのですが…?」
「…………あぁ。…町?それなら、俺の馬車に乗るといい。
俺は商人だ。これから町に商売をしにいく。」
商人ならいろいろ知っていることが多いだろう。
最初に会ったのが親切な方で良かった。
「ありがとうございます。」
ー…ー…ー…ー…
荷物ののっている荷台に乗せてもらったが、壮大な草原で気持ちがいいな。
だが、馬車に乗っている間、少しお話でも聞きたいな…
「あの…これから向かう町はどんな町なんですか?」
「ん?知らねえのか?これから行くとこは、【ルタネ】という町だ。そうだな...。あぁ!魚がうまい!あとはでっかい
教会がある。…そんなもんだろ。それにしても、お前綺麗な顔してるのに、変わった話し方するんだな。思ったより穏やかな話し方だ。」
…それはさておき、
だいぶざっくりだけど、そうか…魚に教会か…
行ってみようか。
あ、そういえば…
「そういえばですけど、私…お金持ってないですよ?」
「はあ?!?金を持っていないのに町に行こうとしてたのか?何しにいくんだよ!?」
確かに正論だ。
「…特には決めてませんでした。でも、道で歌を歌って、
ある程度は稼げるかなと…」
「歌うのか…じゃあその背中のは楽器か?」
「はい…」
「…それなら、馬車代をまけるかわりに何か歌ってくれよ」
「!…逆にいいんですか?」
「金もってねえんだろ?」
そうだが、ずいぶん親切な方だな…
「私の歌でよければよろこんで。」
〜弦に指をおく。…
静かな草の音に、馬車の音がガタガタとなっている。
〜息を吸う。
[明朝体]穏やかな風が私を包み込み
草木の揺れる音色がする
冬の眠る優しい音
あなたが瞳を開く時
その瞳には何がうつる
青空の香気がただよい消える
毎日を愛しく感じて[/明朝体]
「………はっ、息をするのを忘れたよ。綺麗な透き通る声してんな。柄にもなく泣きそうになったぜ」
「そう言ってくれてうれしいです…!」
咄嗟に出てきた曲を歌ったけど、今の景色とあっているね
…ー…ー…ー
「あんちゃん!ついたぞ!」
無事に森を出ることができた
そこまでは良かった。でも、今はそうじゃない。
何もない草原にはでたものの、町どころか何もない。
地図も役にはたたない。わからない
町に行くという計画ではあったが、何もない草原を歩くというのも悪くない
「このまま進もうか」
草原を歩きながら行き当たりばったりで、町を見つけることにした。
そうしてしばらくすると、細い道があり、馬車が通っていた。
ちょうどいい、町がどこにあるかたずねよう
「すみません!お尋ねしてもよろしいでしょうか?」
今更だが、妖精意外と話すのは生まれてからはじめてだ。
我ながらよくぞやったと思う。
話しかけたのは狼男の商人のようだった。
「町に行きたいのですが、どこにありますか?」
「あぁ?町にいきて……ぇ…………。」
ん?なんだ?急にかたまって
「どうかされましたか?」
「…あ!いやぁ。ずいぶん綺麗な顔をしていると思って。
………それにその耳……!!」
耳?あぁ他の種族より尖っているから
「ん?エルフですから。」
「いやいやいや!エルフなんて遠い昔に絶滅しただろ!!
でも、その神秘的な見た目に耳………」
「そんなことより、町にいきたいのですが…?」
「…………あぁ。…町?それなら、俺の馬車に乗るといい。
俺は商人だ。これから町に商売をしにいく。」
商人ならいろいろ知っていることが多いだろう。
最初に会ったのが親切な方で良かった。
「ありがとうございます。」
ー…ー…ー…ー…
荷物ののっている荷台に乗せてもらったが、壮大な草原で気持ちがいいな。
だが、馬車に乗っている間、少しお話でも聞きたいな…
「あの…これから向かう町はどんな町なんですか?」
「ん?知らねえのか?これから行くとこは、【ルタネ】という町だ。そうだな...。あぁ!魚がうまい!あとはでっかい
教会がある。…そんなもんだろ。それにしても、お前綺麗な顔してるのに、変わった話し方するんだな。思ったより穏やかな話し方だ。」
…それはさておき、
だいぶざっくりだけど、そうか…魚に教会か…
行ってみようか。
あ、そういえば…
「そういえばですけど、私…お金持ってないですよ?」
「はあ?!?金を持っていないのに町に行こうとしてたのか?何しにいくんだよ!?」
確かに正論だ。
「…特には決めてませんでした。でも、道で歌を歌って、
ある程度は稼げるかなと…」
「歌うのか…じゃあその背中のは楽器か?」
「はい…」
「…それなら、馬車代をまけるかわりに何か歌ってくれよ」
「!…逆にいいんですか?」
「金もってねえんだろ?」
そうだが、ずいぶん親切な方だな…
「私の歌でよければよろこんで。」
〜弦に指をおく。…
静かな草の音に、馬車の音がガタガタとなっている。
〜息を吸う。
[明朝体]穏やかな風が私を包み込み
草木の揺れる音色がする
冬の眠る優しい音
あなたが瞳を開く時
その瞳には何がうつる
青空の香気がただよい消える
毎日を愛しく感じて[/明朝体]
「………はっ、息をするのを忘れたよ。綺麗な透き通る声してんな。柄にもなく泣きそうになったぜ」
「そう言ってくれてうれしいです…!」
咄嗟に出てきた曲を歌ったけど、今の景色とあっているね
…ー…ー…ー
「あんちゃん!ついたぞ!」