イオチュー はちくみッッ!!
〜庵原大学附属中等部、支援学級『8組』C教室〜
前川「どういうことだよ!!!」
爽やかな男、前川が、机を叩く
井上「ほんとだよ」
真面目な女、井上がため息をついている
久保「どうする?」
ロングヘア、久保が髪をくるくるいじっている
大江「…ん〜…。」
マイペース、大江はのんびりと、首を傾げた
坂本「…」
無口な坂本は何も言わない
橋元「先輩たちと仲良くなったほうがいいんじゃね」
大柄な橋元は腕を組む
前川「だれか知ってる人いる?俺はいる」
久保「3人…くらい?」
井上「私もいる」
八木「知らん」
天然な八木がきっぱり告げる
大江「話しかけに行こう」
その一言で、みんなが動き出した
──前川「石井くん!!」
──井上「乙見ちゃん!」
──久保「えっと……」
川瀬「ん?ここのこと教えて?」
声をかけた相手は、長身で穏やかな雰囲気の少年だった
人を殺すなんて、とても思えない
今井「教えることなんて何もないよ。授業受けて、ドッチボールするくらい」
筋肉質な体に似合わず、柔らかい声だ
久保「……“人を殺してもらう”って、本気なのかな」
その呟きに、鷹田が横から割って入る
鷹田「するよ。任務がきたら任務をこなす。簡単だ」
無愛想だが、どうやらムードメーカーらしい。
軽々しく「任務」なんて言葉を使う彼に、大江と坂本は思わず目を丸くした
大江&坂本「え」
…前川「ホントに人殺すの?」
石井「あぁ、殺すよ?うちも殺した。大丈夫、いきなりは殺させない、訓練あるし」
そういう問題なのか?
前川は言葉を失う
前川「…お前変わったな…」
石井「…っ…しょうがなかったんだよ…」
何か、ひっかかるような言い方だった
…乙見「えー?私もそんな知らんよ?ただ人殺すだけ!!」
地毛が茶色の乙見が、大声で笑いながら言う。
井上「はい?」
八木「なにいってんのー?」
正論である
このクラスの人たちはネジがぶっ飛びすぎている
乙見「他の先輩たちとも仲良くなってきなよ!!」
八木&井上(いまちょうどそうしてんだよなー)
そう思っていたら、チャイムが鳴った
それぞれ席に戻る
授業が終わり、休み時間
橋元「全然人殺さないじゃん」
大江「たしかに」
坂本[小文字]「あんま…どぎつくない…」[/小文字]
井上「みんな超笑って過ごしてるし、結構楽しいクラスだし」
久保「なんでこのクラスは人を殺すように…?」
八木「言われてみれば」
1年生全員「…聞くしかない…!!」
坂本[小文字]「誰に聞くの…?」[/小文字]
久保「安全そうな人?」
前川「石井くんは絶対だ。気になるようなこといってたし」
井上「他は?結構話せてたじゃん」
前川「他の人は信用できない」
八木「そゆことー?」
久保「今井くんと鷹田くんは危ないかも」
坂本[小文字]「聞く人は少ないほうが…」[/小文字]
結局――川瀬、乙見、石井の3人に聞くことになった
それは3時間目の後の休み時間
彼らに時間をとってもらうことになった
前川「どういうことだよ!!!」
爽やかな男、前川が、机を叩く
井上「ほんとだよ」
真面目な女、井上がため息をついている
久保「どうする?」
ロングヘア、久保が髪をくるくるいじっている
大江「…ん〜…。」
マイペース、大江はのんびりと、首を傾げた
坂本「…」
無口な坂本は何も言わない
橋元「先輩たちと仲良くなったほうがいいんじゃね」
大柄な橋元は腕を組む
前川「だれか知ってる人いる?俺はいる」
久保「3人…くらい?」
井上「私もいる」
八木「知らん」
天然な八木がきっぱり告げる
大江「話しかけに行こう」
その一言で、みんなが動き出した
──前川「石井くん!!」
──井上「乙見ちゃん!」
──久保「えっと……」
川瀬「ん?ここのこと教えて?」
声をかけた相手は、長身で穏やかな雰囲気の少年だった
人を殺すなんて、とても思えない
今井「教えることなんて何もないよ。授業受けて、ドッチボールするくらい」
筋肉質な体に似合わず、柔らかい声だ
久保「……“人を殺してもらう”って、本気なのかな」
その呟きに、鷹田が横から割って入る
鷹田「するよ。任務がきたら任務をこなす。簡単だ」
無愛想だが、どうやらムードメーカーらしい。
軽々しく「任務」なんて言葉を使う彼に、大江と坂本は思わず目を丸くした
大江&坂本「え」
…前川「ホントに人殺すの?」
石井「あぁ、殺すよ?うちも殺した。大丈夫、いきなりは殺させない、訓練あるし」
そういう問題なのか?
前川は言葉を失う
前川「…お前変わったな…」
石井「…っ…しょうがなかったんだよ…」
何か、ひっかかるような言い方だった
…乙見「えー?私もそんな知らんよ?ただ人殺すだけ!!」
地毛が茶色の乙見が、大声で笑いながら言う。
井上「はい?」
八木「なにいってんのー?」
正論である
このクラスの人たちはネジがぶっ飛びすぎている
乙見「他の先輩たちとも仲良くなってきなよ!!」
八木&井上(いまちょうどそうしてんだよなー)
そう思っていたら、チャイムが鳴った
それぞれ席に戻る
授業が終わり、休み時間
橋元「全然人殺さないじゃん」
大江「たしかに」
坂本[小文字]「あんま…どぎつくない…」[/小文字]
井上「みんな超笑って過ごしてるし、結構楽しいクラスだし」
久保「なんでこのクラスは人を殺すように…?」
八木「言われてみれば」
1年生全員「…聞くしかない…!!」
坂本[小文字]「誰に聞くの…?」[/小文字]
久保「安全そうな人?」
前川「石井くんは絶対だ。気になるようなこといってたし」
井上「他は?結構話せてたじゃん」
前川「他の人は信用できない」
八木「そゆことー?」
久保「今井くんと鷹田くんは危ないかも」
坂本[小文字]「聞く人は少ないほうが…」[/小文字]
結局――川瀬、乙見、石井の3人に聞くことになった
それは3時間目の後の休み時間
彼らに時間をとってもらうことになった