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また、どこかで

#9


 おそるおそる畳に座ると、男は俺をじっと見た。
な、なんだか居心地悪いな…。

「…に似てる」
「え?」
「ああ、いや、なんでもない。少し、話をさせてくれ」

 「俺の名前は優月隆二。ここ、優月家の主人だ。優月家は誇り高き名家なわけなんだが、妻は他界し、バカ息子は優月を名乗りながらも家を出た。まったく、ろくでもない話だ。
 俺には、バカ息子ともう1人、次男がいた。いいやつだった。あんなに小さかったのに急に背が伸びて、大人になってしまった。そいつは、妻を庇って死んだ。妻はそれで病んで、死んだ。一ヶ月前のことだ。
 お前は、次男に似ている。次男の名前は葉月だ。長男は家を出てしまったから、俺が死んだら、ここを狙っている奴らに取られてしまう。どうか、次男のふりをして、狙われないようにしてくれないか?」

は!?
ちょっと意味がわからないんだけど。
俺が、次男のフリをするってこと!?

「お前の名は?」
「お、大森新之助…」
「新之助、約束する。お前の学費は全て負担するし、食事は3食必ず出す。生活費も、そうだな、一月10万でどうだ?その他、車とかの免除をとるなら金も出す。全て俺が受け持つ。次男として、ここに、住んでくれないか?」

そんな…。
そんな、いい話あるかよ?
このオッサン(失礼)、隆二さんの息子をするだけで、毎月10万?
最高じゃん…。

2025/05/22 18:48

あちゃぱ ID:≫ 2.0XvDvCgJqrM
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