二次創作
rfmo短編集つめつめ。
[水平線]
「しゃ、ちょう?」
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収録終わり、日は沈みかけていて薄暗い中、
ろふまおの4人で少し買い物をしていた。
いつも通り他愛ない世間話でもしながら。
そんなゆったりとした空気感をガラッと変えた一声の悲鳴。
女性の甲高い悲鳴が夕方の街に響いた。
叫び声のしたほうを見ると、1人の人物が刃渡り17㎝ほどあるように見える刃物を振り回し、
女性の左肩をその刃物で浅い傷をつけた。
「噓、でしょ、?」
そう甲斐田君が呟いたあと
その人物こちらに向かって走り出してきた。
「逃げ、ないと、」
だが恐怖で足がすくみ、まともに動くことができない。
さらにましてや過呼吸でまともに肺に酸素を送ることすらできていなかった。
うまく息ができないことで頭も回らず、
『あぁ。ころされるんだ。』
僕はそう思った。
すると彼らの声が聞こえた、
「「もちさんッ!」」
[太字]「剣持さんッ!!!」[/太字]
その声に目を見開くと、目の前に社長がいた。
だけど彼の高そうなスーツは段々と赤色に染まっていった。
[明朝体]「しゃ、ちょう?」[/明朝体]
[斜体][下線]僕は理解を拒んだ。[/斜体][/下線]
真っ赤に染まった刃物が何者かの手から滑り落ちカランッと音を立てて地面に落ちた。
その後の誰かの走りさる音。
その直後彼も大きな音を立てて地面に崩れた。
地面も赤く染まっていく。
理解できなかった。僕の呼吸はさらに早くなり、視界も狭くなっていく。
[明朝体][小文字][下線]「しゃ、ちょう、おいてッかない、で。」[/明朝体][/小文字][/下線]
僕はその場に座り込み、意識を手放した。