アナタの運命を変えるため
[太字]ぐわぅんッ[/太字]
頭がぐらぐら、というかぐわぐわする。
まるで万華鏡の中身みたいなそんな目の前
気持ち悪い、車酔いみたいなそんな感じ
目の前がまっくらになった
[大文字]キーンコーンカーンコーン[/大文字]
未來「[小文字]化故[/小文字]、、、、、、、」
大きく昼休みを告げる鐘が鳴り響く。
周りが一気に騒がしくなり学校に活気が宿る。
未來「、、、、、[小文字]さっきのは夢[/小文字]、、、?」
頭がぐるぐると混乱し始める。
さっきのは夢だ。きっと、きっとそうなんだ。
絶対、あんなのありえないしッ。
そう思っていたりすると後ろから肩を叩かれた。
未來「ん?」
化故「未來、おはよ!」
「今日も一緒に食べよ?」
化故は手を自分の後ろに回して
私の目の前に優しく自然に立っていた。
未來「、、、、、う、うん!」
「行こっか!」
化故「?、、うん、行こ!」
化故は少し不思議そうに首を傾げ、
けどすぐに私の横に並んで歩き始めた。
[水平線]
−屋上−
[太字]ギィッ[/太字]
屋上のボロい扉を軋ませながら開ける。
やっぱり同じような景色空気感、まぁ偶然だ。
私たちはいつもの扉付近の段差に腰掛ける。
日当たりもいいし暑すぎず寒すぎずだ。
自分の弁当を質素な保冷バックから取り出して開ける。
まぁタッパーにおにぎりとか詰めただけなんだけど。
パッと横を見ると、化故はニコニコしながら横に座っていた。
その手には弁当らしきものはなかった。
未來「化故、お弁当は、、?」
「(夢と一緒の出来事だな、、、、偶然だ、偶然)」
化故「えっと、、、今日は家に忘れちゃって。」
未來「へぇ、、、、、そうなんだ。」
「んじゃ、美味しくないかもだけど、コレ」
自分の分を少量蓋に置き、
残った半分を化故に予備の箸と共に渡す。
化故「え、、、、、いいの?」
未來「別に、、、大丈夫だよ。」
「その後が心配だし」
化故は少し驚いた表情をしてから、少し笑みを浮かべて
ありがとうと言い、ゆっくり食べ始めた。
それを横目に見ながら自分も食べ始める。
あれ、なんか見たことある光景。
だが偶然だと自分に言い聞かせ、自分も食べ進める。
ー食後ー
化故はご馳走様でしたと言った後、
こちらを向いて笑みを浮かべて言った。
化故「美味しかったよ、ありがと!」
未來「全然大丈夫!」
「別に、自分が勝手にやったことだからさ」
化故「、、、、、あのさ。」
未來「、、、ん?」
あ、夢とおんなじルートの進み方。
もしかしたら、いや夢なんだ、ただ、偶然こうなっただけ。
化故「私がもし居なくなったら、未來は、どうする?」
未來「え、、、。悲しいよ?」
「けどなんで、、、(あれ、なんか)」
化故「、、、、そうだよね。変なこと聞いてごめん」
「単刀直入に言うべきだった」
化故は心持たないフェンスの方へ歩き、少し止まって
またフェンスへ歩き出して、フェンスの目の前に止まった。
その化故の後を少し早歩きでついていった。
化故「もし、私が今ここで死んじゃったら、」
「未來はどう思う?」
未來「え、いや、えっと、、、その、、、、」
化故「ほんとに」
化故はフェンスに手をかけて言った。
化故「そう思ってくれるの?」
化故は悲しげに瞳を揺らした。
私はなぜか言葉が出なかった。
化故「、、、、ごめん」
化故は寂しげに瞳を揺らしてフェンスに足をかけた。
そして化故は重心を外にかけ、体を揺らした。
未來「待って待って待ってッ!」
私は死に物狂いで走った。
けど、化故は何かをぼそっと呟いて身を消した。
[太字]グシャっ[/太字]
液体が飛び散る音と、重たいものが地面に叩きつけられる音。
吐き気がした。さっき食べたものが這い上がってくるように。
未來「ッ、、‼︎」
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だッ‼︎」
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッ!」
「夢じゃなかったのかよッッッッッ!!」
また私はここで意識が途絶えた。
頭がぐらぐら、というかぐわぐわする。
まるで万華鏡の中身みたいなそんな目の前
気持ち悪い、車酔いみたいなそんな感じ
目の前がまっくらになった
[大文字]キーンコーンカーンコーン[/大文字]
未來「[小文字]化故[/小文字]、、、、、、、」
大きく昼休みを告げる鐘が鳴り響く。
周りが一気に騒がしくなり学校に活気が宿る。
未來「、、、、、[小文字]さっきのは夢[/小文字]、、、?」
頭がぐるぐると混乱し始める。
さっきのは夢だ。きっと、きっとそうなんだ。
絶対、あんなのありえないしッ。
そう思っていたりすると後ろから肩を叩かれた。
未來「ん?」
化故「未來、おはよ!」
「今日も一緒に食べよ?」
化故は手を自分の後ろに回して
私の目の前に優しく自然に立っていた。
未來「、、、、、う、うん!」
「行こっか!」
化故「?、、うん、行こ!」
化故は少し不思議そうに首を傾げ、
けどすぐに私の横に並んで歩き始めた。
[水平線]
−屋上−
[太字]ギィッ[/太字]
屋上のボロい扉を軋ませながら開ける。
やっぱり同じような景色空気感、まぁ偶然だ。
私たちはいつもの扉付近の段差に腰掛ける。
日当たりもいいし暑すぎず寒すぎずだ。
自分の弁当を質素な保冷バックから取り出して開ける。
まぁタッパーにおにぎりとか詰めただけなんだけど。
パッと横を見ると、化故はニコニコしながら横に座っていた。
その手には弁当らしきものはなかった。
未來「化故、お弁当は、、?」
「(夢と一緒の出来事だな、、、、偶然だ、偶然)」
化故「えっと、、、今日は家に忘れちゃって。」
未來「へぇ、、、、、そうなんだ。」
「んじゃ、美味しくないかもだけど、コレ」
自分の分を少量蓋に置き、
残った半分を化故に予備の箸と共に渡す。
化故「え、、、、、いいの?」
未來「別に、、、大丈夫だよ。」
「その後が心配だし」
化故は少し驚いた表情をしてから、少し笑みを浮かべて
ありがとうと言い、ゆっくり食べ始めた。
それを横目に見ながら自分も食べ始める。
あれ、なんか見たことある光景。
だが偶然だと自分に言い聞かせ、自分も食べ進める。
ー食後ー
化故はご馳走様でしたと言った後、
こちらを向いて笑みを浮かべて言った。
化故「美味しかったよ、ありがと!」
未來「全然大丈夫!」
「別に、自分が勝手にやったことだからさ」
化故「、、、、、あのさ。」
未來「、、、ん?」
あ、夢とおんなじルートの進み方。
もしかしたら、いや夢なんだ、ただ、偶然こうなっただけ。
化故「私がもし居なくなったら、未來は、どうする?」
未來「え、、、。悲しいよ?」
「けどなんで、、、(あれ、なんか)」
化故「、、、、そうだよね。変なこと聞いてごめん」
「単刀直入に言うべきだった」
化故は心持たないフェンスの方へ歩き、少し止まって
またフェンスへ歩き出して、フェンスの目の前に止まった。
その化故の後を少し早歩きでついていった。
化故「もし、私が今ここで死んじゃったら、」
「未來はどう思う?」
未來「え、いや、えっと、、、その、、、、」
化故「ほんとに」
化故はフェンスに手をかけて言った。
化故「そう思ってくれるの?」
化故は悲しげに瞳を揺らした。
私はなぜか言葉が出なかった。
化故「、、、、ごめん」
化故は寂しげに瞳を揺らしてフェンスに足をかけた。
そして化故は重心を外にかけ、体を揺らした。
未來「待って待って待ってッ!」
私は死に物狂いで走った。
けど、化故は何かをぼそっと呟いて身を消した。
[太字]グシャっ[/太字]
液体が飛び散る音と、重たいものが地面に叩きつけられる音。
吐き気がした。さっき食べたものが這い上がってくるように。
未來「ッ、、‼︎」
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だッ‼︎」
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッ!」
「夢じゃなかったのかよッッッッッ!!」
また私はここで意識が途絶えた。