アナタの運命を変えるため
#1
[大文字]キーンコーンカーンコーン[/大文字]
大きく昼休憩の始まりを告げるチャイムが鳴る。
ガヤガヤと人の声が大きくなっていく。
その中で1人大きく静かにあくびをし、目を覚ます。
私の名前は『[漢字]信刻 未來[/漢字][ふりがな]しんこく みらい[/ふりがな]』
多分至って普通なただの高校生だ。
ぱっと時計に目をやると12時半ちょっとすぎ。
今日も授業中に寝落ちして昼まで寝ていたようだ。
まぁいいかと事を済まし、弁当を手に持つ。
すると後ろから肩を叩かれ、声をかけられた。
未來「あ、化故。おはよ〜。」
化故「おはよ、」
「今日も一緒に食べよ?」
優しい声で挨拶をするのは、
私の親友の『[漢字]壮刻 化故[/漢字][ふりがな]さかとき かこ[/ふりがな]』だ。
毎日一緒に遊んだりしているような仲だ。
未來「OK、いつもの場所でいい?」
化故「うん。」
私達はいつもの場所、屋上へと向かった。
[水平線]
-屋上-
[太字]ギィッ[/太字]
屋上のボロい扉を軋ませながら開ける。
そのうち壊れそうだが、まぁ大丈夫だろう。
本当は屋上は立ち入ってはダメな学校の立入禁止区域。
噂では昔何かがあったからだとか。
けど先生は教えてくれない。
まぁ興味がないから別にどうでもいい。
私たちはいつもの扉付近の段差に腰掛ける。
日当たりもいいしちょうどいい場所だ。
弁当を小さな保冷バックから取り出して開ける。
自分で作ってるからタッパーなんだけど。
パッと横を見ると、化故は弁当を持っていなかった。
未來「化故、弁当は?」
化故「えっと、、、今日は家に忘れちゃって。」
未來「ふーん、、、、、。んじゃ」
「美味しくないかもだけど、コレ」
自分の分をタッパーの蓋に移して、
残った自分の弁当の半分を化故に渡す。
化故は少し驚いた表情をしてから、少し笑みを浮かべて
ありがとうと言い、ゆっくり食べ始めた。
それを横目に見ながら自分も食べ始める。
-食後-
ご馳走様でしたと言った後、
化故はこちらを向いて笑みを浮かべて言った。
化故「美味しかったよ、ありがと!」
未來「全然大丈夫だから」
「お礼なんていらないよ」
化故「、、、、、あのさ。」
化故はさっきの表情とは反対に、
少し落ち着き沈んだような表情で言った。
未來「どした?」
化故「、、、、あのさ。」
「私がもし居なくなったら、未來はどうする?」
未來「え、、、。そりゃぁ、悲しむよ」
「けど何で?」
化故「、、、、そうだよね。変なこと聞いてごめん」
「単刀直入に言うべきだった」
化故は心持たないフェンスの方へ歩き、少し止まって
またフェンスへ歩き出して、フェンスの目の前に止まった。
その化故の後を少しついていった。
化故「もし、私が今ここで死んじゃったら、」
「未來はどう思う?」
未來「え、いや、悲しいよ、すごく悲しい」
化故「ほんとに」
化故はフェンスに手をかけて言った。
化故「そう思ってくれるの?」
化故はなきそうな瞳で言った。
私はなぜか言葉が出なかった。
化故「、、、、やっぱり。感じてみないと分かんないものか」
化故は寂しげに瞳を揺らしてフェンスに足をかけ、言った。
「今までありがとう」と。
未來「待って待って待ってッ!」
私は死に物狂いで走った。
けど、
化故「ごめんね」
[太字]グシャァッ[/太字]
[太字]届かなかった[/太字]
未來「ッ、、‼︎」
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だッ‼︎」
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッ!」
私はそのまま意識を失った。
大きく昼休憩の始まりを告げるチャイムが鳴る。
ガヤガヤと人の声が大きくなっていく。
その中で1人大きく静かにあくびをし、目を覚ます。
私の名前は『[漢字]信刻 未來[/漢字][ふりがな]しんこく みらい[/ふりがな]』
多分至って普通なただの高校生だ。
ぱっと時計に目をやると12時半ちょっとすぎ。
今日も授業中に寝落ちして昼まで寝ていたようだ。
まぁいいかと事を済まし、弁当を手に持つ。
すると後ろから肩を叩かれ、声をかけられた。
未來「あ、化故。おはよ〜。」
化故「おはよ、」
「今日も一緒に食べよ?」
優しい声で挨拶をするのは、
私の親友の『[漢字]壮刻 化故[/漢字][ふりがな]さかとき かこ[/ふりがな]』だ。
毎日一緒に遊んだりしているような仲だ。
未來「OK、いつもの場所でいい?」
化故「うん。」
私達はいつもの場所、屋上へと向かった。
[水平線]
-屋上-
[太字]ギィッ[/太字]
屋上のボロい扉を軋ませながら開ける。
そのうち壊れそうだが、まぁ大丈夫だろう。
本当は屋上は立ち入ってはダメな学校の立入禁止区域。
噂では昔何かがあったからだとか。
けど先生は教えてくれない。
まぁ興味がないから別にどうでもいい。
私たちはいつもの扉付近の段差に腰掛ける。
日当たりもいいしちょうどいい場所だ。
弁当を小さな保冷バックから取り出して開ける。
自分で作ってるからタッパーなんだけど。
パッと横を見ると、化故は弁当を持っていなかった。
未來「化故、弁当は?」
化故「えっと、、、今日は家に忘れちゃって。」
未來「ふーん、、、、、。んじゃ」
「美味しくないかもだけど、コレ」
自分の分をタッパーの蓋に移して、
残った自分の弁当の半分を化故に渡す。
化故は少し驚いた表情をしてから、少し笑みを浮かべて
ありがとうと言い、ゆっくり食べ始めた。
それを横目に見ながら自分も食べ始める。
-食後-
ご馳走様でしたと言った後、
化故はこちらを向いて笑みを浮かべて言った。
化故「美味しかったよ、ありがと!」
未來「全然大丈夫だから」
「お礼なんていらないよ」
化故「、、、、、あのさ。」
化故はさっきの表情とは反対に、
少し落ち着き沈んだような表情で言った。
未來「どした?」
化故「、、、、あのさ。」
「私がもし居なくなったら、未來はどうする?」
未來「え、、、。そりゃぁ、悲しむよ」
「けど何で?」
化故「、、、、そうだよね。変なこと聞いてごめん」
「単刀直入に言うべきだった」
化故は心持たないフェンスの方へ歩き、少し止まって
またフェンスへ歩き出して、フェンスの目の前に止まった。
その化故の後を少しついていった。
化故「もし、私が今ここで死んじゃったら、」
「未來はどう思う?」
未來「え、いや、悲しいよ、すごく悲しい」
化故「ほんとに」
化故はフェンスに手をかけて言った。
化故「そう思ってくれるの?」
化故はなきそうな瞳で言った。
私はなぜか言葉が出なかった。
化故「、、、、やっぱり。感じてみないと分かんないものか」
化故は寂しげに瞳を揺らしてフェンスに足をかけ、言った。
「今までありがとう」と。
未來「待って待って待ってッ!」
私は死に物狂いで走った。
けど、
化故「ごめんね」
[太字]グシャァッ[/太字]
[太字]届かなかった[/太字]
未來「ッ、、‼︎」
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だッ‼︎」
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッ!」
私はそのまま意識を失った。
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