kgm　お酒で

『んー、、なんか酔えない』

「アラサー二人で飲み会だと花もないですしねぇ、、」

『んだとコノヤロ』

「ははっ、キレるの早すぎでしょう！？」

いい感じの夜に、いい感じのお酒

『、、そのワイン美味しそう、一口くれ』

「えー、、もう俺のグラスにしか入ってるので最後なんですけど、」

「買ってきますか」

腰を上げようとするのを抑えて

コクッ

『んー、、あま、』

「ちょ！？！？、、、あー、、もう」

『、うまいね、これ』

「当たり前ですよ」

夜はまだ明けないまま

ーー
knmc　ペットボトル

練習終わり、鞄の中を探ると、、

『え、、やば、練習試合終わりなのに水分忘れた』

「馬鹿じゃん」

『あー、、どうしよ、校舎のドア開けてもらって給水器行くのもな、、、』

「、、、ん」

不思議に差し出されるペットボトル

『え、なに、こわ、』

「失礼だな」

「水、これで良ければ」

水滴がぽたりと地面に落ちた

『冷たいの助かる、ありがと』

まだ夏は終わらない

ーー

fw　おやつ

『お、美味しそうなおやつ食べてんじゃん』

「そ、ドーナツ、後輩にもらったんやで」

椅子に座ってスマホを見ながら美味しそうなドーナツを食べてる

『じー、、、』

じっと見つめてみる

「はは、どしたん？食べたいんやろ」

『一口、、ください』

「えぇで」

ほら、と口に差し出されるドーナツ

『、なんか申し訳ないからちょっとだけちぎっていただくわ』

「へー？食べてくれんの？」

「俺あーんまで提供してんのに」

『、、、』

そういうの言われるとちぎれなくなる

『、、いただきます』

かぶりつくと、口に広がる甘さ

『うっっま、、、ありがと湊』

「どーいたしまして」

頭を撫でる手は止まってくれない