加賀美ハヤト　（機密情報をバラす）

『ん〜、美味しい』

ぺろっと口の端に付いたシュークリームのカスタードを舌でとる

ガチャリ

会議室のドアが開く

「、、、●●さん」

『ふふっ笑、なぁに！はやとさんっ！』

笑顔たっぷりで反応する

「、何をしたか、わかっているのですか、、」

『ん？わかってるよ〜？』

[大文字]『加賀美インダストリアルが持ってた新作のおもちゃ

その、情報ネットに撒いただけだけど？』[/大文字]

この場には合わない明るい声が響き渡る

『みーんな！しっかり反応してくれて！！』

『嬉しかったんだよねぇ』

目をとろけさせて、頬に手を当てる

「本当に、、ｯ」

「信じていたのにｯ、、、」

涙をこぼすその彼の姿

『、もともと、あっちの隠れ秘書だからサ♡』

顔を押さえ膝から崩れ落ちていく彼

『じゃあね、加賀美社長』

「っ、、、」

裏切るのには勇気も力も要らない、バレればそれまでの事

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剣持刀也（マフィアパロ）

カチャッ

『手を上げろ、銃を離せ』

「ｯ、、なぜ、」

裏路地で、二人の影が交差する

1人は1人の頭に銃口を当て

1人は震えている

『、ここからはこっちの領地だ』

「どうして、、●●、お前はそっちのマフィアじゃないだろ、」

『残念ながら、今から、そっちのマフィアを抜けるんだよ』

『そもそも俺はもともとお前らのマフィアじゃないっつーの』

『ファミリー？家族？血は繋がっていないけど？』

『[大文字]そんな事、一度も心から思ったことはないよ』[/大文字]

「そんな、」「おい！遅いぞ●●！！ボスがお呼びだ」

『はいはい、待っててよ』

『それじゃあ、いい夜を』

別れの時間など彼らには無かった、冷たい雨だけがそれを知っている

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