ある高校の卒業式。私は窓際の自分の席に座り、校庭に咲く桜を眺めていた。すると、仲のいい穂乃果がやってきた。そして、「心乃葉は卒業するの悲しい？」と、きいてきた。私は、「全然」と、答えた。「ふーん。で、竜真くんにはあのこと、ちゃんと言ったの？」と、穂乃果が聞いてきた。そういえば、私は竜真くんのこと好きだけど、まだ、告白してなかったな。
私は校庭に出て、竜真くんを探す。そして、竜真くんを、綺麗だけど、どこか寂しげのある、校庭にポツンと咲く、桜の下に連れて行き、勇気を振り絞る。そして、私はこう言う。「竜真くんのことがずっと好きでした!」すると、「実は、俺も、心乃葉のことが大好きでした。」そして、私は、両思いだったことを知った瞬間、心が嬉しさ、感動で溢れ出した。そして、私は嬉し涙を流し、涙を拭いて、そして、高校を出る直前に、竜真くんに言った。「付き合おう。」それが、高校生活で、一番最後に言った言葉だった。高校生活が終わり、恋愛という、新たな旅へと心乃葉と竜真くんは出発するのであった。