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未来日記・黒バス・HQの夢小説です。

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二次創作
短編集②【リクエスト停止】

#8

拝啓、私を裏切った過去のあなたへ





創作元:HQ

キャラ:宮侑



---------------
※タイムトラベルパロ









『はぁ........あったかいわ.......』





「........」











未来の○○さんが来た。抱きつかれた。


ただ言えるのはこれだけ。

せめて言えるのは、○○さんが後ろから抱きついてることだけ。










『んー、やっぱ"侑"はええなぁ.......』






「......あの、一つだけ変なこと言うてええですか」











なに?ええけど、と俺に抱きついたまま返答する○○さん

その温い暖かさに、懐かしさを感じて、少し思い出す。

















《侑くんは、待てができひんのか》
《ふはっ........あかんわ、笑ろてまう』
《前からの方が、侑くんの顔が、よぉ見えるからなぁ》
《.......侑くんって、ほんまに私のこと好き?》
《悪戯も、ほどほどにしときや。"侑くん"》
















《双子の見分け方?そんなん、侑くんじゃない方が治くんで、侑くんの方が侑くんやろ》


























「俺、侑ちゃいます」
















『........え、』














俺の背中から、少しの温もりが消える。だけど、どこか背中は湿ったままだった。

いや、嘘やろ、?と、自信がなさそうに聞いてくる○○さんに、違和感が確信に変わった。










「はい、嘘です」






『そ、か.........』












でも、と食い気味に口を開く

一つ分かったことがありますわ、と少し冷たい声になる

その声にか、将又、嫌な予感がしたのか、背中に力が入れられる


















「未来では別れてるんでしょ。俺たち」

















眉を歪ませながら、溢れる気持ちを制限する

嘘やと思いたかったし、嘘やって言って欲しかった。やけど、○○さんから漏れる、息を吸う音にいやでも分かってまう。


「.......っなん、で......!」と、取り乱す様子を見せた○○さんに、冷静を偽って説明する









「やって○○さん、俺が"治やないか"疑ったやん」








最初の、嫌な違和感はこれやった。

予想と違う回答に、○○さんが、どういうこと......と、困惑する

やって今の○○さんなら、と寂しげに笑う



















《侑くんを基準に見分けとるからなぁ.........。まぁ、侑くんか侑くんじゃないか見分ける、"自信"はあるなぁ》


























「自信を持って、俺が"侑"や言えるから」




















また、○○さんから息を吸う音が漏れる

何か、嫌なことを思い出させてしまったんやろか。やけど、これで終わりやない


それに、と言葉を続ける









「○○さんさ、前からしかハグせんやろ」






『........たまたま後ろやったんや』









俺がそう言うと、○○さんが、苦し紛れの言い訳を返してきた

それに俺は、憶測を伝えた。









「きっと、前からハグしたら、"思い出して泣いてまう"思たんやろ?」









○○さんの肩が揺れる気配がした。

図星なんやなって、反応で分かってまう俺は重症や

なんでっ........分かるんっ.....!と、寂しく、悲しく俺に問う

くるりと、体の向きを変える。


俺はその問いに、柔らかく笑顔で答えた
















「○○さんが、好きやから」















○○さんの瞳に、"侑くん"が映った

そのあと、○○さんが力が抜けたように、床にへたり込む


そして、○○さんが苦しく言った一言の意味を、俺は信じたくなかった。











『__________、』











(好きじゃなかったくせに、)









作者メッセージ

唐突に年上の彼氏っていいな、って思った渡会でした。
いや、でも生意気年下彼氏で「え〜〇〇さんーーーーっすかぁ?」って言われるのも良い........。それに、彼氏に敬語&さん付けされたい願望。

2025/04/20 18:39

渡会天乃♣︎💐 ID:≫ 6ybA8nH1Vyj8g
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