二次創作
短編集②【リクエスト停止】
創作元:未来日記
キャラ:秋瀬或
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『秋瀬くん、ごめんね。私が0thなの』
「.......なんとなく分かってたさ」
あの時、寄り添っていれていたら
『あははっ、秋瀬くんかわいー!』
「あまり、"かわいい"は嬉しくないんだけどね」
あの時、もっと笑わせてあげていたら
『由乃ちゃんっ.......あり、がとう』
「そんなに、堅くならなくて良いんだよ」
あの時、異変に気付けていたら
『.......私はいつも、失敗してばっかだよ』
「僕が成功にしてみせるさ」
あの時、無神経な言葉を掛けなければ
『2ndが、偽者か........』
「あまり、驚かないんだね」
あの時、深く考えていれば
『我妻由乃に、トドメを刺さなくていいの?』
「雪輝くんを目覚めさせるには、必要なんだ」
あの時、殺意の籠った瞳をしっかりと見ていれば
『っ、我妻由乃が........現着した.....!!』
「.....早いね」
あの時、焦っている君を質問していれば
『.......いつも、秋瀬くんが[漢字]接吻[/漢字][ふりがな]キス[/ふりがな]する相手は、雪輝くんだね』
あの時、言葉を聞き逃さないでいたら
『秋瀬くん、また貴方は私を選んでくれない』
あの時、大切なものに気づけていたら
『我妻由乃!!私は貴方を絶対に殺すっ.....!!どんな手を使ってでも!!』
あの時、何故我妻由乃にそれほどの強い憎しみを持っていたかに、気づけていれば
『我妻由乃、天野雪輝。私の日記は"マイナス日記"!!タイムループを行い、秋瀬或が助かるまで、日記は記載されないし、タイムリープは終わらない!!!』
あの時、初めて聞く君の日記の真相に辿り着けていたら
『秋瀬或が助かるまで、私はタイムリープを続ける。私こそが、絶対的な神だったの!!』
あの時、君の気持ちに気づいてあげていれば
『"またね"。1st、2nd.......
秋瀬或くん』
あの時、彼女を救っていれば
ズズズ…と椅子に座りながら、オレンジジュースを啜る彼女に、ふとこう思う
『?或くん?どうしたの?』
「いや.........どこか、懐かしいと感じてね」
きっと半年後、新しい未来を知らぬ間に、また彼女は変えるのだろう。
だけど、それさえもあらぬ形で覆すことになるのは、また未来のお話。
(全ての後悔や慈しみを忘れてしまうほどに、君を見つめていたい)