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未来日記・黒バス・HQ・hrak・WT・h×h・juju・名探偵コナン・終わりのセラフの夢小説です。

※「読み切り小説」です。
※死ネタ・血表現を含む小説も出てきます。

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二次創作
短編集②【リクエスト停止】

#37

敵同士


創作元:終わりのセラフ

キャラ:???



---------------










《ぼく、から..........○○ちゃん、への..........さいごの、おまじな、い》









私は多分、一生あの[漢字]呪い[/漢字][ふりがな]おまじない[/ふりがな]を解くことはできないんだと思う

車に揺られて、唇を噛む

目を伏せたら、あの時の光景がハッキリと浮かび上がってくる。私は1度たりとも、あの瞬間を忘れたことなんかない。


フェリド、バートリー.........あの男さえ.......あの男は、っ

無意識に指に力が入る









「○○」






『........っ、ゆう、..........ごめん』









とん、私の力の籠った指に手が重なり、力が抜ける

手を重ねた張本人は、力強い意思を前に向けていた

.......優も、辛いんだよ。優も憎いはずなのに......冷静になれ、わたし


ふーっ、と一息をついて優の方に顔を向ける









『みかの、仇を打とう。2人ならきっと、出来るから』








「あぁ。......絶対、死ぬんじゃねぇぞ」






『.....優もね』









絶対なんて絶対ない。そんなことは分かっているんだけど、やっぱり.......優には、優だけには、死んで欲しくないから。........私の、かぞくだから、


あれ.......、と誰かが声を漏らす。

みんなその声に反応して前を見る








「っ、あれは」








吸血鬼だ。運転している君月が車を止めようとブレーキに手を掛ける

赤の髪........1人......そして、あの服........、

はっ、として君月の手を止める









『止めたらダメ!!!そのまま轢いて!!





貴族よ!!!』









みんなその声に反応して一斉に車を降りる

止まることないまま進んだくるまは赤髪の吸血鬼にぶつかる........前に、どかん、と爆発する


剣に手を掛ける。強い.......!









「この、っ!!」







「剣よ、私の血を吸いなさい」









与一が放った弓矢は軽く弾かれ、与一に向かって斬撃が繰り出される

シノアと三葉が動いたのを見て、走り出す準備をする

シノアと三葉が与一の前に立ち、防ぐ。......格が違う、1級武装の貴族、油断なんかしたら.......








「みなさん!単独で動かないで!!相手は1級武装の吸血鬼です!これまでの吸血鬼とは」








シノアの背後に赤色が映る

油断は、大敵









『、......』







「ははっ、」









シノアの前に立ちはだかって、剣を弾く。

赤髪が後ろに下がったのを見て、距離をとる

皆、先よりも警戒心が増して、緊張感が走る









「へぇ..........人間にしてはやるね。.........いや、君は確か、」







『シノア』






「.....っはい」









この場ではシノアが指揮者だ。きっとシノアは、考えられる。大方私は前衛、一体一では無理だ。けど、皆となら、

シノアが口を開こうとする、瞬間









「......、くそ、っ」









一気に状況が変わった。

また、貴族だ。紫色の髪をした女と、金の髪をした女が降りてきて、赤髪の吸血鬼の後ろにつく

皆、構えを取る。優が口を開く









「どうする。撤退か?」





「.....逃げられるなら、そうしたいです。ですが......このレベルが3人もいては、無理でしょう」








「だから闘います。鬼が暴走する、ギリギリの全力で」









シノアの顔に紋章が浮かび上がる

そうだそこまでしなきゃこいつらは.........いや、それでも









「死者は出る。だが、それが戦場だ。お前らもそれをわかってて来たんだろ」







「なるほど、そういう展開か。だが1人も殺させねぇぞ。その為に俺は力を手に入れたんだ。.......なぁ、阿朱羅丸!」








『力を貸して、[漢字]悪奴弥守[/漢字][ふりがな]アヌビス[/ふりがな]』









皆それぞれに構えを取って、緊張感を走らせる









「クローリーさまぁ、こんなところで何やってるんですか?」






「前線で第七位始祖様がお呼びです」











「ん?フェリドくんが私を?......それは行かないとまずいねぇ。ここもちょっと面白くなってきたんだけど.....」











『、っ.......[小文字]フェリド、バートリー、![/小文字]』









聞こえてきた名を頭の中で噛み締めながら剣を強く握る。予想はしていた。あいつも、ここに来ている

名を聞いただけで全身が煮えたぎるような感情に駆られる









「まっ、それは次の機会でいいや。今回は見逃してあげるけど.........次は君と、○○ちゃんの血を吸わせて貰うからね」








「あぁ!?」






『.........名前で呼ぶな』









剣をしまって、私と優に視線を向けてそう言う吸血鬼に、顔を歪める

名前、教えて無いはずだ。漏れてる、情報が。はたまた私の情報だけ..........








「つれないなぁ。」








ぽん、と背中を叩かれる

私はすぐさま反応して後ろを振り返る









「じゃあね。可愛い家畜くん達。........そして、○○ちゃん」








『っ........!』









最後の抵抗で剣を振り上げる

それすらも避けて去る赤髪の貴族。

剣の先には赤くつーっ、と鉄の匂いが伝っていた









「、っ........や、やった、........たすかっ、た」






「、っ........あの野郎、余裕顔でバカにしやがって.......!」







「騒ぐな。奴らの気が変わる前に移動するぞ。新宿部隊と合流だ」









三葉が的確に指示を出す。やっぱり、こういう時に1番冷静なのは三葉だ。

優が少しはっ、としてから私に駆け寄ってくる









「、お前!あの吸血鬼と知り合いか!?なんで名前知られてた!!」







『........わかんない。情報が漏れてるのか.......それとも、私だけの情報がリークされてるのか。』










可能性が高いのは、後者。そう告げると、皆が息を飲む。私だけの情報がリークされている。つまり、私が狙われている、という事だ

優が信じられない、とでも言いたげに私の肩を掴む









「っ、うそだろ!おまえ、っ........狙われてんじゃねぇか!」






「○○さん貴方.........なんで、○○さんが」









『........そう、決まったわけじゃないから。落ち着いて。今優先なのは?.......新宿部隊と合流しよう』









私の一言で皆、重い足取りを1歩、動かした。

そうだよ、私ごときの情報で乱されてちゃダメ。......私の情報が回っているのはきっと...........認めたくないけど、あいつの.......っ、お気に入りだから、

くそが、1人でに心の中でそう吐いて新宿に向かう









-----------------------------------------------









「あはぁ〜、これは見られてますね」






「見られてる?」









電柱に立つ吸血鬼2人、銀髪と金髪が話をする

金髪は不機嫌そうに眉を顰めて、銀髪は愉快そうに笑って








「それよりどうです?久しぶりの東京は。いい思い出はないかもしれませんが、実際に帰ってくると感慨深いこともあるんじゃないです?」








「おまけに.......百夜の優ちゃんと、愛しの○○ちゃんに会えるとしたら、尚更」










金髪は下で吸血鬼が血を吸っているのを見て、唇を噛み締める

その様子に気づいた銀髪は揶揄うように









「君は血を吸わなくていいんですか?ミカくん」







「.........」









ミカくん、そう呼ばれた金髪は苦しそうに、辛そうに眉を顰める









「戦時中の今飲まないと、僕らの街では直接人間の血を飲めませんよ」







「......はっ、お前は法を守らず、僕の血を飲んでたじゃないか。フェリド・バートリー」









貶すように、鼻で笑って金髪は銀髪を冷たく睨む

それを聞いた、フェリドと呼ばれた男はあっはは、と笑って








「人聞きの悪いこと言わないでくださいよ、ミカくん。君の方から"飲んで"と言ってきたんでしょう?で......僕の屋敷から地図や銃を盗んでた..........違いましたっけ」









銀髪は確信を突くように、余裕そうに笑みを浮かべながら言う








「........お前の薄汚い掌の上で踊らされているとも知らずにな」









「僕はお前の道楽で、家族を皆殺しにされた。」








「あらら.........吸血鬼になった今でも、まだそんな古いこと怒っているんです、か」









金髪が銀髪を睨み上げる。冷たく、2人の視線が重なり合う

銀髪はその目線を向けられてもまだ余裕そうに笑い、目を逸らそうとしなかった

金髪は自分から目線を外して、電柱から降りる









「.........いや、僕が怒りを感じるのは、家族を守るだけの力がなかった自分にだけだ」








「んふふ、相変わらず自罰的ですね。で、最後に残った家族..........百夜の優ちゃんと、愛しの○○ちゃんだけは守るぅー...........ですかぁ、」









しみじみと、金髪の真似をしてそんな事を言う銀髪

金髪は話を聞こうとせず、歩き出す

銀髪はその感情に浸るように、感動するように言う









「愛だなぁ、あっははは........あぁでもねミカくん。人間の血は吸っとかなきゃダメですよ?血が欠乏した吸血鬼がどうなっちゃうか.........君も知ってるでしょ?」









そんな言葉を聞いて、顔を顰めながらも、金髪は歩いていく



金髪が腰から、血のストックのようなものを出して飲む










「.......クルルの血が、10日分.....10日以内に、優ちゃんと○○ちゃんを見つけないと」








「...........○○ちゃん、待っててね。僕も........また会えるって信じてるから」










--------------------------------------------










『ごめんね、遅くなっちゃって』









与一と三葉の前に出て剣を一振する

間に合った。息切れしている後ろの2人に向き合って、大丈夫だった?と聞く

優が最後の1人を斬って、私達は少し肩の力を抜く









「敵の部隊はどこだ!」







「......もういねぇよ。」





「今優くんが倒したのが最後だよ!」






『あはは、優ナイス。ここは終わりだよ』









気が抜けていない優に、皆で気づかせると、ぽかんとした顔で辺りを見渡す優。

ぱっ、と顔明るくして、笑顔で感心したように口を開く優








「なんだよお前ら!すげーじゃねぇか!」






「お前とは腕が違うんだよ。......で、こんなとこで何してんだ」







「何って........お前らが絶体絶命の大ピンチって聞いたから、助けに来てやったんだろ!」






「頼んでねぇよ。つーか、任務は防衛地点での合流だった筈だ。お前が言ったんだぞ」






「けど.........」









少しツンツンしている君月に、どうして素直にお礼が言えないかなぁ、と2人の会話を聞く









「けど、なんだよ。俺らがこんな所で殺されると思ってたのかよ」









「ちっとは、俺らのこと信用しろよ」









少しムカついた、でも悲しそうな顔で君月が言う

ちゃんと、君月も私達のこと好きなんだ。だから、信用してほしかったんだろう。でも優が助けに来たのは、信用を上まわる心配だから。


もう、家族を無くしたくないから









「..........悪かったよ、ごめん。」







「分かったんなら、二度とこんな真似すんじゃねぇぞ。.......行くぜ」









「........でも、もし明日も同じ状況になれば俺は来るからな」






『.......うん。私も行くかな』








「っ、はぁ?てめぇら話聞いてたか」









平然とそう言う私たちに、君月が歩き出した足を止めて、振り返ってそう言う









「お前達を信用してない訳じゃない。......だけど、俺は来る。明日も、明後日も、これからもずっとだ」






『どうしても、心配はしちゃうからさ』









「はぁ........忘れてたよ。お前らが筋金入りのバカだってこと」









呆れたように、溜息をつきながら君月は言う

それに便乗して皆が言葉を発する









「何をどんだけ言っても無駄だぞ、君月。コイツらのバカは治らない」







「いや。言えば言うだけ、さらにバカになるだけだ」








『えぇ......そこまで、』
「.........お前らなぁ、」






「まぁまぁ........笑」









皆が私と優をバカ、バカと貶して笑いが起きる

空気が、和んだ。

眩しい光が上がってきて、シノアが口を開く









「さて、皆さん。雨も上がったことですし、そろそろ行きますか」







「あぁ」







「5人揃ったしねっ!」







「優さん?」











「.........よし、行くぞ。吸血鬼どもを皆殺しにしてやる!」











優のその言葉を後に、みんなの足が動き始めた

.........待ってて、ミカ。私頑張ってくるから、ミカの仇を打つために







-----------------------------------










「っ.......まずい、!グレン中佐が!!」









走っている私達の目に映ったのは、尻餅をついて、金髪に剣を向けられている、絶体絶命の場面のグレン中佐

グレンさんは、死なせない、死んだらいけない........あの人は、まだ死んだらいけない人だから、!

金髪、その髪を目にして何処か似ているミカを思い出して、顔を顰める。吸血鬼なんかと......ミカを一緒にするな、









「全員直ぐに薬を飲んでください!」









シノアの指示に皆従って、薬を口に運ぶ

私も2錠を手に取り、1つは口に、もう1つはポケットに入れる









「行くぞ!」







「おう!!」









優の言葉をはじめに、走るスピードを速める

金髪が剣を上げる









「終わりだ、人間。」







「.......、くそ、っ」









「グレン!!!!」
『グレンさん!!』










「......っかは、」










剣が、グレンさんを通過する

心臓の奥が、一瞬にして冷える

あの人は、あの人は........失ってはいけない、!


優が群を抜いて怒りを露わにして走り出す










「っ、てんめぇっ........!グレンに.........何してんだぁっ!!!」









「また新手の人間か..........うっとおし......ぃ」










金髪が突進してくる優に振り向いて、嫌悪感を隠さずにそう言う

刹那、青の瞳が此方を向く


ドクン、止まっていた記憶が、動き出した。


あの....あの瞳、あの顔.......は、......っ、

剣を吸血鬼に向けて走って止まらない優に叫ぶ














《また、っ........会えるってしんじてるからっ!!!!》
『やめてッ!!!優!!!!!』













「....っゆ、ゆうちゃ、」












『ゆうッ!!!!!』














刺さる

私は足を止めて、その場に崩れる

剣を刺された吸血鬼、剣を刺した優。その2人の瞳がぶつかる


.......そんな、なんで、ミカは.......あの時、














《ぼく、から..........結衣ちゃん、への..........さいごの、おまじな、い》







『み、.....か、』











死んだはずでしょ









(こんな形で再開するなんて、神様は何処まで私達に試練を与えるんだろう)
(愛しの君と再会できた頃にはもう、関係は変わっていた)







作者メッセージ

低クオ適当です。続き出します

2026/07/29 13:19

渡会天乃♣︎💐 ID:≫ 041JsGYGfUrmU
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