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未来日記・黒バス・HQ・hrak・WT・h×h・juju・名探偵コナン・終わりのセラフの夢小説です。

※「読み切り小説」です。
※死ネタ・血表現を含む小説も出てきます。

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二次創作
短編集②【リクエスト停止】

#36

最期の告白





創作元:終わりのセラフ

キャラ:???




--------------










私は、この日を1度たりとも忘れたことがない。
























「みんな!こっちだよ!」









ミカが道の方へと指を指して、少し小声でそう言う。

.........私たち、やっと出れるんだ...この、この牢獄から

皆、少し駆け足で前へと進む









「......○○、やっとだな」





『......うん。早く.........この地獄から抜け出さないとね』





「○○ちゃん.......早くこんなとこから出よう、!」









2人に手を繋がれながら、扉へと皆で足を駆ける

........こんなに、あっさりしてるもんなのかな。少なくとも......私が見てきたあいつら........いや彼奴は.....

心の奥で不信感を覚えて、足が一瞬止まる


......ほんとに、外に出れるの?こんなに、呆気なく?.......嘘だ。こんなにあっさりと出れるなら、逃走者は今まででも何百人と出てきたはず。なのに.......

皆が私の足取りが遅くなったのに気づいて、どうしたの?とでも言いたげに、私を見つめる








『少なくともアイツは.......フェリド・バートリーは.......』








そう呟いてから、はっ、と顔を見上げる

っ......さいあくだ、最悪だ、最悪だ。なんで、なんでこんなことに、










『っ.........みんな引き返して、っ!!!』









なんで、












「やぁ、待ってたよ。哀れな子羊君達.......僕の○○ちゃん」











なんでこんな単純なことに気が付かなかった、.....!?

さらり.......長い白髪を揺らしながら、コツコツ、と歩いて出てきた吸血鬼。........フェリド・バートリー


私は唇を噛み締めて、みんなの前にさっ、と立つ。

なんで、なんでこんな........あいつの、アイツの1番近くにいたはずだったのに、なんでこんなことに気が付かなかった、!?

皆が顔の色を無くして、絶望の表情を浮かべる










「そう........その顔。希望が突然消え去る人間の顔。だからこの遊びは辞められないんだよねぇ」







『っ..........クズが、』






「えぇー。悲しいなぁ.........愛しの○○ちゃんにそんなこと言われて僕泣いちゃいそう」







「あそび、..........」









ミカがそう声を漏らして、はっ、としたように持っていた地図に急いで目を向ける

風が吹いて、地図が飛ぶ。瞬間、目にも見えない速度で亜子がフェリドの腕の中に奪われる









「あぁ、もう死んじゃった」









ばたり、その場に倒れる亜子。

亜子、あこ、しんだ、フェリドに、なんで、......


目の奥が熱くなる。視界が滲みながらも、残りの[漢字]子供[/漢字][ふりがな]かぞく[/ふりがな]達の腕を引っ張る









『、っ.....にげるよ!!!』






「っ......くっそぉぉぉぉ!!!!」









バン、優がフェリドに向かって銃を放つ。

皆、亜子の姿を見て体が動いていない。腕を引っ張っても、引き摺るようにしか動けない









「あれ、それ僕の銃じゃない?地図だけじゃなくて、銃もとったんだ。いいねぇ君達。まだ抵抗できる元気があるんだ」








『っみんな、........おねがい、うごいて、!』








「じゃあ、もう1つ希望をあげよう。実はその地図、本物なんだ。その道を真っ直ぐ走れば元の世界に戻れる。外に出られたら、僕は簡単には追えない」








『っ、はやく.....ねぇ、みんな、!』








「その希望と絶望の狭間で、君達はどんな声で鳴くのかな......?」









『っ、ねぇみんな、!!!!』









私の声は、届かない。皆動けない。私だけが冷静なんだ。はやく、この化け物から、はやく、じゃないと、

優が振り向いて焦った形相で言う









「逃げろッ!!!走れ、っ!!!」






『っ、はやく、!』









バン、優が上に向かって銃を打つ。皆、その音を聞いて、出口に向かって走り出す。ただ1人、ミカを除いて

私は止まったミカの腕を掴んで








『ミカっ、!ねぇ、!!』






「言っただろう」








『はやくしないと、!!!』









私達の間を、白が通り過ぎる

後ろから、血飛沫が飛ぶ。その残酷さを理解するのに、時間は要らなかった。皆が倒れていく。

地面を蹴って、走り出す









「っやめろ、!!!やめてくれッ!!!!」






「....っ、茜ぇっ!!!」









茜の前に立つ、化け物。走る。この足が使える限りの全力で。壊れてもいいから、おねがい、今だけ、今だけあの場所に行かせて、まにあわせて、

手を伸ばす








「僕は君達の絶望した顔が見たいんだ」








化け物の手が横を切る。瞬間、赤に染まる周り

私の手は空を切って、赤く染った。

その場に膝をつく。疲労だろうか、悲しみだろうか、絶望だろうか









「......忘れないで優ちゃん、○○ちゃん。僕らは






______家族だ」









この広い空間に、ミカの幼い声が響く

ミカがぱっ、と優の手から銃を取り上げる

私の肩に手が置かれる









「○○ちゃん..........君は本当に愛されているねぇ。でも.........家族ごっこなんて辞めて、僕のところに__











「その汚い手で○○ちゃんに触るなッ!!!!!」










あっは、ミカエラくん.......君の血は美味しかったなぁ.....」









ミカがこっちに向かって走る

フェリド・バートリーが私から手を離して噛み締めるように腕を組む

そして深く、小さく告げるように









『やめてッ!!!!!』
「ご馳走様」









「ぅあ"ッ......!」









ミカの身体の中心にフェリド・バートリーの腕が刺さる

ミカが銃をフェリドに向かって構える








「う"ッ....!!」








腕が、飛ぶ。








「ゆ、ちゃ、.........」








「ッ.......」





『み、か』












「[打消し]死ね[/打消し]」












バァン、フェリドの頭に打たれたのは優が放った弾だった

フェリドが横に倒れる。同時に、離されたミカも床に倒れる

私は震える腕で、床を蹲うようにミカの元へ走り出す









『っ、ミカ、!!!!』





「っぁ........は、.......ぅ、」






「ミカぁ、!!!」









ミカを支えるように、抱え込んだ。

腕が、ふるえる。ミカが、冷たい、体温が下がっていくような気がする。みか、ミカまで失ったらわたし、


過呼吸になって、焦点が合っていないミカが口を開く








「い、っ.......て、○○、ちゃ........ゆ、ちゃ、ん......はっ......」








「ッいくんだよ!!おまえも!いっしょに!!!」






『みか、っ!みかぁ、っ!!!おねがい、!』





「いやだ、っいやだ、!!!」









優がミカを引きづるようにして出口まで運ぼうとする








「そんなのっ、いやだ!!」






『みかがいないとっ.......』








「おれの、っ家族、!!やっと.....!手にいれたのにぃ、!」






「っ.........くっ、!」








ミカが優を突き飛ばす









「いけよ早く!!ばかぁッ、!!!」








泣きながら、辛そうに掠れた声でミカが叫んだ

あれ程、強い瞳はなかった。ミカのはじめて見た。最初で最後の本気のお願い。


優は堪えるように、辛そうに、ミカを見てから目をぎゅっと閉じて、踵を返して走った









「○○ちゃん、!!!っぁっ、.....はやく、!はや、っく、!!にげて、、、!」







『いやッ........!!!!ミカを置いて逃げるくらいなら、死んだ方がマシよ!!!!』







「ッはやく!!!!!」





『嫌ッ!!!!嫌っ、いや.......いやよ............みかぁ、なんで、』








ミカを抱えてミカの胸で泣く。

私は、ここから動けなかった。いや、動かなかった。ミカを置いていくくらいなら、私も死ぬわ。家族を置いてなんか、行けない


ミカが力を失くしたように、少し意志を固めたように、口を開く









「ごめ、ん、....○○、ちゃん.........ぼく、っぅ、........○○ちゃん、のことっ.........かぞくとして、みれな、かった.........」







『っ、ぇ.........』









「ぼく、っ..........○○ちゃんのこと、っ.....がは、っ...........ひとり、のっ、おんなのこ.......、とし、て......みてっ、る.......すき、すきだよ...........○○ちゃ、ん」








『っ、ぇ........なん、で.......な、んで..........』








「いうのが、おそかった........みたい、.........あの、ね.........っぅぁ、.......」









言葉を発する度にミカが苦しそうに嗚咽する

もう限界なんだ、なのに、なのにこんなに喋って、お願いだから、

神様、おねがい、みかを、ミカだけでも、おねがいだから









『しゃべらなくて、いいから!!!おねがいっ、』







「さいご、のおねがい............」








『いやッ........!!さいごなんていわないで、っ!!!』










「○○ちゃん...........ぼくの、こと........わすれないで、......なんじゅ、うねん.....っ、たって、も.........○○ちゃんの、ことっ........いちばん、この世、で........すき、........あい、して、る、...........」








『ッ...........おねがい......っ、さいごなんて、やめてよ、』









力無さげにミカが私の頬に手を添える

ゆっくりと、力はもう無いはずなのに、ミカが起き上がる


ちゅ、唇に柔らかいものが当たる。









「ぼく、から..........○○ちゃん、への..........さいごの、おまじな、い」








『な、で........なんで、......み、か』









「これ、で........ぼくのこと、っ.......わすれられ、ない.....よ」







『こん、なのっ..........』








「も、っ........おわり、だよ......はや、くしない........と」









ミカが最後の力、と言わんばかりに、ゆっくり私を突き放す

コツコツ、微かに後ろで足音が聞こえる


ミカが少し焦ったように、口を開いて









「、っ.........!、○○ちゃ、ん.........はやく、!!ぼく、の........おねがいは、.......これだ、けだ、から」







『......み、か』








「っ........はやく、ッ!!!」









『ッ.........』










私は勢いのまま後ろに走り出す。あんなの、あんな........ミカのはじめてのお願いなんか、無視できるわけ、ないでしょ.......っ、


私は振り向かずに走ったまま、今ある全力で言葉を叫ぶ









『ッ..........わたしも、!!だいすき!!!!!また、っ........会えるってしんじてるからっ!!!!』









最後に、微かにミカの優しい笑い声が聞こえたところで、私は光に照らされた

駆け寄ってくる黒の髪と、その眩しい光に照らされながら、その場に力を無くしたように座り込んだ









(神様、なんて世界は残酷なんですか)
(僕から君への、最後の[漢字]呪い[/漢字][ふりがな]おまじない[/ふりがな])





作者メッセージ

低クオ。続き出します
今終わりのセラフ再熱中。フェリドとルクが好きかなやっぱり

2026/07/26 02:41

渡会天乃♣︎💐 ID:≫ 041JsGYGfUrmU
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