二次創作
短編集②【リクエスト停止】
創作元:名探偵コナン
キャラ:降谷零
-----------
※初めての方はP31からお読みください
総代の●●○○だな。そう言われて掴まれた腕に不快感を持つ
だがあくまでも私は、総代の●●○○。ポーカーフェイスは崩すな
にこり笑って少し首を傾げる
『はい、そうですよ。私に何か用がありましたか?』
「........ああ、少しな」
『それならすみません........今急いでるのでまた今度に「鬼塚教官に追われてるんだってな」........ご存知でしたか。そういう事ですので』
腕、離して貰えますか。と拒否権はない、そういう圧を込めながら冷淡に言い放った
その様子を見てはっ、と鼻で笑って腕の力を強めた目の前の男
「こんなのが総代なんて、聞いて笑える」
『............あ?』
「俺なら逃げる以前に、教官が来る前に方を終わらせる。」
「そんなことも出来ず逃げるなんて.........総代が名乗れるのか心配だな」
『..........あ"!?』
なんっでどうもこうも今日はムカつくやつにしか出会わないのだ
掴まれた腕を掴んでいる腕を掴み、引き寄せる
『逃げてるんじゃない戦略的撤退よ!!』
『それに、私に負けた大勢の内の一人に言われたくはないわね!!!』
せめて私に勝ってからにしてちょうだい、このパツキンが!と鼻先が触れるくらいの距離で澄んだ青い目を睨んで言う
目の前の金髪はぐっ、と顔を歪めて唇から血が出そうになるくらいに噛む
そして悔しげに、何処か悲しげにか細く口を開く
「.......俺の名前はパツキンじゃない、降谷だ。それに......数ある内の1人じゃない。俺はお前に次いで2位の成績を収めてる」
『あらそうパツキンくん。でも私に負けてんのは変わりないでしょ』
『私に負けた順ランキングとか興味無いから』
そう少々冷たく言い放つとまた私の腕を掴む腕に力が籠る
痛いんだけど........こいつどんだけ握る気よゴリラ.....!
俺は.........とぼそぼそと何かを話すパツキン
「......お前みたいなやつが総代なんて認めないからな」
『そういう事は私に勝ってから言うことね』
負け犬の遠吠えにしか聞こえないわよ、と少し怒りを込めて言う
そう言うと歪めていた顔をさらに歪めて、良いと思われるご尊顔が台無しになる。
ギリ......と歯軋りの音が聞こえてきて、全くなんなんだこ
いつは。と面倒事にまた巻き込まれたなと自覚する
「お前なんかすぐに負かしてやる」
『出来るものならどーぞ?パツキンくん♡』
「降谷だと言ってるだろ!バカにしてるな!」
『あーそうだっけ?興味無い人の名前とか覚えられないからさ』
名前覚えて欲しけりゃ私の視界の中に入る事ね、とふふ、と煽りながら言う
無理だろうけど!と思う半面、こんなに真正面から挑んできた相手ははじめてだな。なんてことも考える
その様子を見てパツキンくんはこめかみに青筋を立てて
「上等だ。俺に負ける前にもう二度と味わえない1位ライフを満喫してろ」
『卒業式まで気長に過ごしてるわね』
「卒業式は俺が総代だ」
『私が卒業式もするに決まってんでしょ』
謎に食い下がらないこいつを前にして、このパツキンもだけど私もつくづく負けず嫌いなんだろうな、と自重する
するとまだ握られていた腕をぐっと縮められて、鼻先が当たる
少し動いたら唇も当たってしまいそうな勢いだ
その事に気づいて少し離れて距離を取ろうとする。
........だがこの目の前のパツキンに腰を抱かれて阻止された
思わず目を見開いて少し顔に熱が集まる
『、なっ............!』
「........こんなことで照れるなんて意外とお前初心なんだな?」
『はっ、!?......っんな訳ないでしょ!ちょっとびっくりしただけよ!!』
勘違いしないでくれる!?と、目の前でしてやったり、顔をして鼻で笑うパツキンに叫ぶ
それを見てもパツキンはくくっ、と笑って余裕そうな顔を見せる
まるでさっきと立場が逆転したみたいだ
『あんたみたいなやつに照れる訳ないでしょ!勘違いも甚だしいわっ.......!!!』
「.......その割には、随分と腰が引けてるな?」
『っひ...........』
ぐっ、と腰を掴まれ耳元で甘く囁かれる
その瞬間手で耳を抑えて、目の前で余裕そうにどこか楽しげな表情をするパツキンを睨む
か、勘違いしないでちょうだい!2位のくせに!と、睨みながら言うと目の前の男は可笑しそうに笑って、「はいはい」と子供をあやす様に答える
バカにされたようでふつふつと怒りが湧いて来て、反論をしようと口が開く
『〜〜〜〜こんのっ...........!!!あんt
「●●!!!声が聞こえたぞ!!!!ここら辺だなぁ!!?」
うげっ........』
さっさと出てこい!と廊下で叫んでいる鬼塚。
私は廊下に目をやる。逃げなければ、そう思いパツキンの腕を振り払ってこの教室の窓へと手を掛ける
そしたら後ろからなぁ、と声を掛けられる
なにもう逃げたいんだけど........!!
「その顔で外に出る気か?」
『っ〜〜~.........勘違いすんなっ!!!』
これは!この教室が熱いだけであってあんたのせいじゃないから!!外でたら直るわよ!!と叫ぶと、また可笑しそうに笑うパツキン
こいつほんっとムカつく.......!!
そう言うと、
「別に俺は何がとは言ってないがな。まぁそれならいい」
『っ........クソパツキン野郎が.......!!!』
勝ち誇った笑みを浮かべて、腕を組みながら私にそう告げるパツキン
バカにしてんじゃないわよ........私に負けた2位のくせにっ、!!
最後の最後、私も負けず嫌い。その性格が出て、指を指してパツキン野郎に宣告する
『名前と顔覚えたから!!!覚えてなさいよ降谷零!!!!』
「...........ああ、お前も覚えておけ●●○○」
その言葉を最後に窓から飛び降りる
ここの空き教室は1回だから逃げ道も都合がいい。そんなこと考えながら先程までいた教室の壁にもたれかかる
『くそっ..........こんなん一勝一敗だろ.......』
あんな奴のせいで集まった顔の熱に手を当てて俯く
みっともない、つくづくみっともないところを見せた
降谷零.........あいつは絶対に完膚なきまでに叩きのめす.......!!
そう心で負けず嫌いが発動して、先程までのパツキン野郎の余裕そうな顔を思い出して、顔を顰めて宣告した
(私は総代だぞ.......!!)