二次創作
短編集②【リクエスト停止】
創作元:名探偵コナン
キャラ:諸伏景光
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「っえ、もしかして..........○○ちゃん?」
突然前から自分の名前を呟く声が聞こえた。
あまり聞き覚えのない声だったから、少し不信感をもって顔をあげる
『......はい、なんです..........って、.....え』
「覚えてる、かな?」
そう言って少し不安そうに首を傾げた目の前の男性
少し雰囲気は変わったものの、あまり変わらない面影がある
間違いないこの人、
『景光くん!?』
「よかった......覚えててくれたんだ」
えええ、こんな偶然あるの
彼、諸伏景光くんは私の中学の時の同級生。彼とはまあ、一般的に親しいと言える仲であった。
もう会えないと思っていたけどまさか、[漢字]警察学校[/漢字][ふりがな]こんな所[/ふりがな]で会うとは......
ガタッ、と前の席の椅子が音を鳴らす。スムーズに流されるよう、私の前に座った景光くん。
『大分、久しぶりだよね?中学の、あー.......打ち上げ以来?』
「うん合ってるよ。久しぶりだね」
まさか○○ちゃんも警察官を目指してるなんて思わなかったよ、と優しい目でこちらを見つめて言う
私もびっくり、とブルーの瞳を見つめ返して言う
その瞳を見て、やっぱり景光くんは景光くんなんだなあ、と実感する
ちょっとあの頃の感覚を取り戻そうかな、と悪い企みをしながら口を開く
『それにしても随分雰囲気変わって、大人っぽくなったね』
「○○ちゃんはもっと綺麗になったね」
『っは、』
驚きのあまり声が出る。
私の知ってる景光くんじゃ、ない。彼なら私が言ったあの言葉でいつも、顔を赤くさせてからかわないで、とでも言うのに
余裕そうに私に微笑む彼に、不覚にもドキッ、としてしまった
なになになに、え意味わかんないって.....!!どういうこと、!!私の知ってる弟らしくてかわいい景光くんはどこに行ったの!!?
顔は平然を装っているが心の中では、もうそれは大パニックを起こしていた
『........っ、そういう景光くんも、凄くカッコよくなったね、!!』
生憎様、私はやられっぱなしで終わるような女じゃない
少し声は上擦ったものの、私が1番盛れてるであろう角度、顔で笑って彼に言う
彼は不意を突かれたように少し驚いて目を見開いた
どうだ。これは自信作の1発KOレベルの技。さすがに景光でもこれを受けたら.........
「......はは、そうかな?ありがとう。○○ちゃんのお陰かも」
『っ.......、』
くそ、コイツ誰だよもう
あの頃とはまるで立場が逆転したように、余裕そうに目の前で笑うこの男を少し睨む
なんで、!私がこいつにペース崩されなきゃいけないの!おかしいでしょ!
心の中で目の前の男に訴える
まるでそれに気づいたかのように彼が口を開く
「オレはもう、あの頃とは違うよ」
熱が籠った目でこちらを真剣に見つめてくる
っ........あぁ、認めたくないけど、こいつすこぶるタイプだ。ドンピシャど真ん中
だから、こんなに鼓動が早くなる、どうせそう
こんなやつの言葉で私がドキマギするわけない......!!
あぁ、でも......と再度口を開く彼
「あの頃と変わらないことは、........○○ちゃんのことが好きってことかな?」
『っは、!!?』
また余裕そうに口角を上げて此方を見つめながら彼は言う
は、いやこいつ今なんて........わたしのことがすき、?........いやいや、確かに薄々学生時代は好きなんだろうなとは思ってはいたけど、!!
え、は、今も!?こいつ正気!?あれから何年経ってると思って........
やばい、体の熱が上昇していく
こんな、こんな弟みたいに思ってた奴に振り回されたくないのに.......!
彼はまるで愛おしい者を見るかのような目で此方に視線を送ってくる。
そんな視線に居た堪れなくなり、机を移動しようと立ち上がって1歩踏み出す
パシっ、と乾いた音がなり景光くんに引き留められる
「これから、覚悟してね」
『〜〜〜〜っ......!クソひろみつがっ、!!!』
呑み込まれそうなほどの甘いブルーの瞳に不覚にも、ドキッとしてしまったのは、絶対勘違いだ
なのに、中々冷めてくれないこの熱は一体なんなんだよ
(もう弟だなんて言わせないから)
(絶対やり返すっ.....!!!)