二次創作
短編集②【リクエスト停止】
創作元:名探偵コナン
キャラ:降谷零
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「っ.....ダメなのか、やはり」
『.....何回も言ってるでしょ』
私にあの人を忘れろなんて無理なの、と私の腕を掴んで懇願してくる美形に言う
[斜体][明朝体]生まれてはじめてと[/明朝体][/斜体]
もう、これで何回目?.....いい加減諦めて頂戴。ときっぱり冷たく放ち、うっとおしく絡みつく腕を振り払う
「......俺はあいつの代わりにはなれないのか、」
『っ........』
バッ、と顔を上げて透き通った哀しい瞳と視線がぶつかる
彼は、はっ、とした顔で如何にも、しまった、と言いたげな焦った顔でこちらを見る
.......何言ってるか自分でわかってんの?あんたが、1番近くにいた、1番あの人のこと分かってるあんたが、なんでそんなこと言えんのよ
怒りがふつふつと腹の底から湧いてくる。
それを見兼ねた目の前の男は焦って口を出す
「っ、違うんだッ今のは......!!」
焦った顔をしながら私に弁解をしてくる目の前の男をきっ、と睨む
あの人の1番近くにいたくせに、あの人に1番心を許してもらってたくせに、熟、あんたとあの人じゃ比べる余地もない
こんなところで喧嘩してもあの人が悲しむだけ。さっさとこんなクズの傍から離れたい、そんな想いを込めながら踵を返す
ぱしっ、と腕を掴まれ反射的に後ろを向く
........ああ、ムカつく
「......っ、すまない、さっきの発言は.....」
まだ弁解を続けようと、うっとおしく絡みつくその視線と腕を振り払う
《うん、○○ちゃんは笑ってる顔が1番かわいいね》
《ははっ、冗談。似合ってるよ》
《.......!、ありがとう》
《もう、女の子なんだから身体は大切にしなさい》
《......ごめんね。○○ちゃんの気持ちには応えられない》
《......安心して?また○○ちゃんを笑顔にさせるために絶対帰ってくるからさ》
[斜体][明朝体]最初で最後の[/明朝体][/斜体]
........あんたが1番近くで見てたんでしょ、なら、なんで.....っ
男の胸ぐらを掴んで叫ぶ
『っ、ふっざけないで......!!!あの人の代わりが居ないことくらい.......あんたが1番分かってんでしょ!!!』
目の前の男は顔を歪ませて、そのまま俯いた
もう、ほんとムカつく.........なんで、助けてくれなかったの........なんでッ、!
自分の情けない涙が頬を伝う
[斜体][明朝体]一世一代が[/明朝体][/斜体]
私は彼の服を掴んだまま、ずるずるとみっともなくその場に膝をついた
ねえ、私を笑顔にしてくれるんじゃなかったの
『、ヒロくん........ッ』
[斜体][明朝体]君でした[/明朝体][/斜体]
(ヒロくんの嘘つき)
(こんな時君ならどうした?なんて問いかけるには全てが遅すぎた)