創作元：WT

キャラ：出水公平



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俺には時折、「●●○○」という人間が分からなくなる。

人懐っこい笑み、周りを見て気遣うところ、人の行動を観察する能力........それに、純白な瞳。

あげたらキリがないが、いいところはいっぱいある。


そんな●●○○という人間が、時たま、"怖さ"を感じさせてくるのだ









『束縛はしたいかって？うーん........』









彼女が、考える素振りを見せながら「どこまでが"束縛"なのか分からないけど」と、表情を変えた。










『私のこと独占して、私のために生きてほしい。』










......って思うのは束縛なのかなぁ？と、愛おしそうに遠くを見つめて微かに口角を上げるさまに、思わず鳥肌が立つ

俺の方へと、ゆっくり振り向いた●●に、肩を揺らす。

そんな姿を見て、彼女は眉を下げてこちらと目を合わせる









『なんてねっ！全部冗談』









彼女は笑って、騙されたでしょー？とふざけて言っていたが、俺は上手く返答ができずに、口を噤いだままだった

でも、純白な瞳に現れた、深い闇を魅せられて、俺は心臓が速くなるのが止められなかった。









（なんでもある日の"なんでもない"気づいてね）