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未来日記・黒バス・HQ・hrak・WTの夢小説です。

※「読み切り小説」です。
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二次創作
短編集②【リクエスト可】

#14

私は分からないのだ



創作元:HQ

キャラ:黒尾鉄朗



-------
※マフィアパロ


[太字]私は分からないのだ[/太字]













人はどうして、そこまで「生きること」に執着するのだろうか

かちゃ.....と冷たく重たいものが私の頭に触れる






「生きなさい」「生きていろ」「死ぬな」「死なないで」


どうしてそこまでも「死」を拒む?

私には分からないのだ。生きている価値というものを、死んではいけない理由というものを。




「生きているのが偉いよ」「生きててくれてありがとう」「死んだらダメだよ」「死んじゃったら負けだよ」


どうしてそこまでも「生きていること」を過大評価する?

私は分からない。生きているのが「偉い」というのが。だって、そうだったら死んでしまった人は「偉くない」ことになってしまうだろう?




「生きていてもいいんだよ」「生まれてきてくれてありがとう」「その命を、捨ててあげないで」「命を大切にしろ」


生きていることを否定するのは「悪」なのに、どうして皆、死ぬことを否定するのは「善」と呼ぶのだろう

私には到底理解できない。どうして、死ぬことをそこまで否定しなければいけないのか。生きていることを肯定しなければいけないのか。



生きるも死ぬも、他人の勝手だろう?それをどうして、他人が口出しをする?

どうしてそこまで、「苦しい世界」に留めておこうとする?

どうしてそこまで、無責任なことができる?


私には到底分からない。







カチャリ、と音がする。私は体の力を抜いて、リラックスして死を待つ。


引き金に手を掛け、指の力を入れる。

その時、一つの銃声音が響いた












[明朝体]パァンっ![/明朝体]













『...........』















手が、軽い






引き金を引く直前、引くはずだったものがなくなった

私はゆっくりと前に進んで、落とされた銃を拾いに行く。


私が進み出した瞬間、またひとつ銃声音が鳴った。









「............」









銃声は後ろから音がした。きっと上にでも撃ったのだろう

私は、動きを少し止めたがまた歩き出した。


あと一歩、あと一歩で銃が手に入る。
私が、銃に手を伸ばした瞬間、パシッと音がした










「......少しくらい、こっち見てくれてもいいんじゃないですかね」





『.........だれ』










私が振り返ると、黒色の髪を逆立させた男が立っていた

腕を、掴まれている。私は、掴まれている反対の腕を銃へと伸ばす


だが、それも阻止された。黒色の男によって。

私は少し力を入れ、腕を振り払おうとする。だが、男女の力の差は明確。そんな簡単に攻略させてくれるわけはなかった

そんな私を見た男が、溜息をつき、口を開く











「はぁ.........どうしてそこまで"死に固執"するかなぁ」







『.......は?』











この男はなんと言った?

私が?死に"固執"している?この、私が?
体が硬直する。

頭を回せ、私が?死に?固執?.......そんな、


私は口が開かなくなった。


そうだ、そうかも、しれない。

私は自分が「生きていることも死んでいることも同じ」だと、思い続けてきていた。だけど、それは間違いだった




私は「生を否定し、死を肯定」していただけだった。




あぁどうして、こんな単純なことに気づかなかったんだろう。

自分の「死」に対する気持ちが大きすぎて、周りが見えていなかったことに気づき、自分を情けなく思う


.........どうしようか。
私がこう悩む理由は、私が驚いた理由が、「死ぬも生きるも一緒だから、いっそ死んでみてはどうだろうか」という理由だった。

それが、私は本来の目的を見失ってしまった。



私は本当に「死にたい」のか?「死ねる」のか?「どんな理由で死ねばいい」のか?




私が「死ぬ理由」が無くなってしまった。




全身の力が抜けて、本当に「死に固執」していたんだなと分からされた。

そこを、男が腕に力を入れ、私を支えた









「ずいぶん悩んでたけど.......答えは出せた?」





『........分からない、』









死にたい理由が、見つからない



でも、「死にたい」と思っているということは、私は死にたい理由を"すでに持っている"はずなのだ

どうせ、それに気づいていないだけ。私は自分で解決して、正解を探した




「.....だからさ、」と男が喋る。その声は怒っていて、どこか腕に力も入っているような気がする











「君の頭には"生きる"って選択肢はないわけ?」











目を見開いた。


私の頭に一瞬、"生きる"という選択肢が追加されるが、すぐに追い払う








『.......でも、私は死にたいから』








私は「死にたい」と思っているのだ。その思考を邪魔されてたまるか

..........でも、なんで死にたいって思うんだろう、


そんな疑問が出てきた時、頭の中を読んだように男が質問してくる










「なんで、君は死にたいと思うの?」





『っ、それは.......』









答えを出せずに、口を噤む。私の心が揺れる

その隙に気づいたのか、目の前の男が「死にたい理由を探してるならさ」と口を開く


ぱっと腕を解放され、男と向き合いながら目を合わす













「俺と生きて、その理由探してみない?」













手を伸ばしながら、優しく笑顔で言う男



とんっ、と棚にハマった音がした

揺れていた心にとどめを刺され、私は腕を伸ばす

これが、"正解"なのかは「私にはわからない」けど、彼の笑顔を見て、そんなことどうでもいいか、と思った



あれだけ固かった意思が、ものの数分によって1人の男に崩された。

その事実に私は自嘲しながら、彼の手を取った










(死なせてくださいね)
(さぁ、それは○○ちゃん次第じゃない?)









作者メッセージ

最近朝早くに学校行ってます。いっつもクラス1番で、誰もいないので朝は自由です。朝早くに学校行くことは好きですが、早起きは嫌いです。
日曜部活です。明日は休みなので「凪あす」最後まで見ます。がんばる

余談
黒尾さん、最後夢主ちゃんの名前呼んでましたね。

追記
「凪あす」全部見終わりました。狭山が好きです。美海ちゃんが報われなさすぎてつらい。どうかあの男の子と結ばれてください。

2025/05/16 20:48

渡会天乃♣︎💐 ID:≫ 6ybA8nH1Vyj8g
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