星アレルギー side2
#1
side2
あるところに大きな谷に広がる村があった。
その村の空は信じられないほど澄んでいた。
晴れの日は青空が広がり、夜は千光年先の星も見えそうなほどだった。
そんな村に、一人異質な少女がいた。
少女の名はユリ。”星アレルギー”という稀なアレルギーを持っている。
星の光に敏感で、少しでも浴びると蕁麻疹や呼吸困難が引き起こされる。
彼女の発症原因は、村で「 空カラ降リ注グモノ 」と呼ばれるのを見た直後。
彼女がまだ赤ん坊のころ、それは突然降ってきた。
空は青白く染まり、魚群のように彼女たちの頭上を過ぎ去ったもの。
普通は流星群、と呼ばれるモノだ。
ユリは、星座の物語を聞くのが好きだった。
仲のいい親友と、たった一人の母親と、心の内に潜む自分と共に聞いた。
彼女は友達が楽しそうに夜空を眺める様子を羨ましく思った。
ユリは、星空を自由に楽しめる日が憧れだった。
ある日、ユリたちの村に移動古本屋がやってきた。
本が好きな彼女はすぐにその場所に向かい、そこで一冊の本を見つけた。
その本は薬学に関する本で、星の光を和らげる薬草について書かれていた。
ユリは、この薬草を使えば星空を楽しめるかもと期待を膨らませた。
彼女はその薬草を見つけるため、谷を抜けた深い森へ向かった。
大きな池のほとりには鳥たちがさえずりを交わし、
木漏れ日からは開けた谷とは違う緑の匂いがした。
一生懸命ユリはその薬草を探し続けた。
そして、ついにあの本に書かれていた小さな青色の花を見つけた。
彼女は花を摘み、村に戻った。その時の気分は今迄にないほど有頂天だった。
その夜、ユリはその花を使った特別なの飲み物を作り、一口飲んだ。
少しずつ窓から差し込む星の光を感じ始めた。
全て飲み終わるころには、何の異常もなく星を眺めることができるようになった。
ユリの上に広がる光景に息を呑み、夢心地になった。
これで、友達のように星座の冒険ができる。星を思う存分楽しめる。
[中央寄せ]「 まだ見ぬ景色を見つめたい!! 」[/中央寄せ]
彼女の瞳は数多もの星を映し出し、未来に向けて煌かせていた。
その村の空は信じられないほど澄んでいた。
晴れの日は青空が広がり、夜は千光年先の星も見えそうなほどだった。
そんな村に、一人異質な少女がいた。
少女の名はユリ。”星アレルギー”という稀なアレルギーを持っている。
星の光に敏感で、少しでも浴びると蕁麻疹や呼吸困難が引き起こされる。
彼女の発症原因は、村で「 空カラ降リ注グモノ 」と呼ばれるのを見た直後。
彼女がまだ赤ん坊のころ、それは突然降ってきた。
空は青白く染まり、魚群のように彼女たちの頭上を過ぎ去ったもの。
普通は流星群、と呼ばれるモノだ。
ユリは、星座の物語を聞くのが好きだった。
仲のいい親友と、たった一人の母親と、心の内に潜む自分と共に聞いた。
彼女は友達が楽しそうに夜空を眺める様子を羨ましく思った。
ユリは、星空を自由に楽しめる日が憧れだった。
ある日、ユリたちの村に移動古本屋がやってきた。
本が好きな彼女はすぐにその場所に向かい、そこで一冊の本を見つけた。
その本は薬学に関する本で、星の光を和らげる薬草について書かれていた。
ユリは、この薬草を使えば星空を楽しめるかもと期待を膨らませた。
彼女はその薬草を見つけるため、谷を抜けた深い森へ向かった。
大きな池のほとりには鳥たちがさえずりを交わし、
木漏れ日からは開けた谷とは違う緑の匂いがした。
一生懸命ユリはその薬草を探し続けた。
そして、ついにあの本に書かれていた小さな青色の花を見つけた。
彼女は花を摘み、村に戻った。その時の気分は今迄にないほど有頂天だった。
その夜、ユリはその花を使った特別なの飲み物を作り、一口飲んだ。
少しずつ窓から差し込む星の光を感じ始めた。
全て飲み終わるころには、何の異常もなく星を眺めることができるようになった。
ユリの上に広がる光景に息を呑み、夢心地になった。
これで、友達のように星座の冒険ができる。星を思う存分楽しめる。
[中央寄せ]「 まだ見ぬ景色を見つめたい!! 」[/中央寄せ]
彼女の瞳は数多もの星を映し出し、未来に向けて煌かせていた。
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