♪プンプンと私♪
前回の続きからです!では、どうぞ!
涼架はピクリとも動かず、プンプンが和気藹々と話し掛けても、返事をしてくれないのである。
死んだ?死んだ?死んだ?
なんで死んだ……⁉
意味が解らず、プンプンはただ必死に足掻くことしかできない。
原因がわからなくても、死んだことは変えられない。
如何なる英知の道具であっても、死者を蘇させることはできないのだ。
――――でも。
先程、ポリポリカメラで涼架と写真を撮影した。
ポリポリカメラには、『タイムカメラ機能』という機能がある。
これは、その写真を撮った瞬間に戻ることができるという内容のシステム。
保存できる写真は一枚だけだが、その写真をカメラに読み込ませると、その写真を撮った瞬間に遡ることが可能だ。
自分で自分の命を絶つことを、『自殺』というらしい。
何故君が自殺をしてしまったのかはわからない。
けれど、今度こそ君に、笑ってもらえるように―――――!
そして、写真をカメラに読み込ませ、プンプンは写真を撮った時間軸に巻き戻された。
「………プンプン?どうしたの急に……カメラ持って固まっちゃって。」
巻き戻され、目の前には涼架がプンプンを伺ってそう言っていた。
「…あ、ごめんっポリ!できたっポリね写真が……!」
罰の悪さを誤魔化すようにして、プンプンはそう言った。
…涼架ちゃん、本当によかったっポリ。
あの時写真を撮っていなければ、涼架ちゃんは一生死んだままだったんだっポリから……。
「どうしたの?」
「な、なんでもないポリ。」
まずは原因を突き止めて、涼架ちゃんが死んじゃうのを阻止しないといけないっポリね!
え~っと、まずはあそこに行って事情を確かめるっポリ!
「…僕を今日から、涼架ちゃんの通ってる『学校』に連れてって欲しいっポリー!」
~翌日~
「ほのかちゃんに言われた通り、下敷きバリバリに折っといたよー!」
「あは―、あいつ学校行ったらどんな顔してんだろーね!」
「今週でもう三枚目だもんね!」
「あいつお小遣いなくなったかなあ?」
「…いや、生活程後の金で買えるでしょ♥」
ここが……学校!
プンプンは、姿を透明にすることのできる『お花ピン』という道具で姿を隠して学校に登校していた。
涼架の机には、大量の落書きが書き込まれている。
『死ね』がど真ん中に大きく書かれていて、宛ら相当劣悪な環境によく耐えれたと思う……。
すると、隣からほのかが声をかけてきた。
「あは―、おはよう寄生虫!」
…クラスメイトのほのかちゃん?たまに見かけたことがあるっポリ。
『寄生虫』ってなんだっポリ?
「お~いそこの税金泥棒!福祉を圧迫して恥ずかしくないの?」
それでも、涼架はほのかの問いに答えようとしない。
「………質問に答えてよー。」
そして、ほのかは涼架の頬をバチッと叩く。
‼…涼架ちゃん、とっても痛そうだっポリ!
「痛っ……」
「どうしたんだっポリ?」
トイレの個室で、涼架は蹲っている。
それに心配したプンプンは、彼女の事情を聞くことにしたのである。
「ほのかちゃんと喧嘩してるんだっポリか?仲直りの秘訣は、ちゃんとお話しすることだっポリよ!お話がハッピーを生むんだっポリ!」
「……プンプンは、ほのかちゃんと話したことがないから、そんなことが言えるんだね……」
涼架の目には涙が滲み、悔し気な表情を浮かべている。
もしかして……物凄い大喧嘩だったんだっポリか……?
「なら、僕が代わりに行くっポリ!」
「…え?」
「見てっポリ!これはポリポリ村に伝わる道具の一つ・変身パレット!涼架ちゃんの体の一部を取り込んで、スイッチを押すと……!」
すると、プンプンの姿が涼架へと変貌を遂げる。
「相手の姿に変身できるんだっポリ!」
「わ~……」
「涼架ちゃんはトイレで待ってて!僕がお話してくるっポリから!」
次回!涼架の代わりにほのかと話し、仲直り?することにしたプンプンの行方は―――――…⁉
涼架はピクリとも動かず、プンプンが和気藹々と話し掛けても、返事をしてくれないのである。
死んだ?死んだ?死んだ?
なんで死んだ……⁉
意味が解らず、プンプンはただ必死に足掻くことしかできない。
原因がわからなくても、死んだことは変えられない。
如何なる英知の道具であっても、死者を蘇させることはできないのだ。
――――でも。
先程、ポリポリカメラで涼架と写真を撮影した。
ポリポリカメラには、『タイムカメラ機能』という機能がある。
これは、その写真を撮った瞬間に戻ることができるという内容のシステム。
保存できる写真は一枚だけだが、その写真をカメラに読み込ませると、その写真を撮った瞬間に遡ることが可能だ。
自分で自分の命を絶つことを、『自殺』というらしい。
何故君が自殺をしてしまったのかはわからない。
けれど、今度こそ君に、笑ってもらえるように―――――!
そして、写真をカメラに読み込ませ、プンプンは写真を撮った時間軸に巻き戻された。
「………プンプン?どうしたの急に……カメラ持って固まっちゃって。」
巻き戻され、目の前には涼架がプンプンを伺ってそう言っていた。
「…あ、ごめんっポリ!できたっポリね写真が……!」
罰の悪さを誤魔化すようにして、プンプンはそう言った。
…涼架ちゃん、本当によかったっポリ。
あの時写真を撮っていなければ、涼架ちゃんは一生死んだままだったんだっポリから……。
「どうしたの?」
「な、なんでもないポリ。」
まずは原因を突き止めて、涼架ちゃんが死んじゃうのを阻止しないといけないっポリね!
え~っと、まずはあそこに行って事情を確かめるっポリ!
「…僕を今日から、涼架ちゃんの通ってる『学校』に連れてって欲しいっポリー!」
~翌日~
「ほのかちゃんに言われた通り、下敷きバリバリに折っといたよー!」
「あは―、あいつ学校行ったらどんな顔してんだろーね!」
「今週でもう三枚目だもんね!」
「あいつお小遣いなくなったかなあ?」
「…いや、生活程後の金で買えるでしょ♥」
ここが……学校!
プンプンは、姿を透明にすることのできる『お花ピン』という道具で姿を隠して学校に登校していた。
涼架の机には、大量の落書きが書き込まれている。
『死ね』がど真ん中に大きく書かれていて、宛ら相当劣悪な環境によく耐えれたと思う……。
すると、隣からほのかが声をかけてきた。
「あは―、おはよう寄生虫!」
…クラスメイトのほのかちゃん?たまに見かけたことがあるっポリ。
『寄生虫』ってなんだっポリ?
「お~いそこの税金泥棒!福祉を圧迫して恥ずかしくないの?」
それでも、涼架はほのかの問いに答えようとしない。
「………質問に答えてよー。」
そして、ほのかは涼架の頬をバチッと叩く。
‼…涼架ちゃん、とっても痛そうだっポリ!
「痛っ……」
「どうしたんだっポリ?」
トイレの個室で、涼架は蹲っている。
それに心配したプンプンは、彼女の事情を聞くことにしたのである。
「ほのかちゃんと喧嘩してるんだっポリか?仲直りの秘訣は、ちゃんとお話しすることだっポリよ!お話がハッピーを生むんだっポリ!」
「……プンプンは、ほのかちゃんと話したことがないから、そんなことが言えるんだね……」
涼架の目には涙が滲み、悔し気な表情を浮かべている。
もしかして……物凄い大喧嘩だったんだっポリか……?
「なら、僕が代わりに行くっポリ!」
「…え?」
「見てっポリ!これはポリポリ村に伝わる道具の一つ・変身パレット!涼架ちゃんの体の一部を取り込んで、スイッチを押すと……!」
すると、プンプンの姿が涼架へと変貌を遂げる。
「相手の姿に変身できるんだっポリ!」
「わ~……」
「涼架ちゃんはトイレで待ってて!僕がお話してくるっポリから!」
次回!涼架の代わりにほのかと話し、仲直り?することにしたプンプンの行方は―――――…⁉