♪プンプンと私♪
スタートでええええス!
そして、故郷ポリポリ村に帰ったプンプンは、『プンプンママ』と呼ばれる生みの親にこう言った。
「……だからママ、小学生の時に戻って……『如月涼架』を殺すポリ!」
「…分かりました、それがあなたの願いというなら……あなたの全ての記憶を消して、生まれたままのハッピー状態に戻しましょう。」
ママは悍ましい事実を開口する。
「えっ……?」
「あなたは一人でここに来た、それに、過去に戻って人を殺すことは許されない……だからこそ生まれ変わるのです、すべての記憶を忘れて。」
それって……そんなの……!
「そんなの駄目だっポリ―――――――…‼」
そして、プンプンはママをバチッと叩く。
「いたっ…、何をするのです!」
「ママのわからずやっポリ!僕は行くんだっポリ…!」
「でももうあなたの記憶は…!プンプン…!」
そして、プンプンは大ハッピー時計の施設の中に入り、シュンッとテレポートして過去に遡ってしまった。
「『殺す』…って何なの……、どうしてそんなに強く触るの……?ちゃんとお話しして教えてっポリ……」
既に星から消えたプンプンを見て、ママはジンジンと広がる痛みに耐えて蹲っていた。
大丈夫だっポリほのかちゃん、僕があの時に戻って、『如月涼架』を殺すポリ。
大丈夫、だって僕は君に笑って欲しくて―――――……
――――…あれ。
僕はいったい誰に、笑って欲しいんだっけ―――――――……
どうして忘れてたんだろう。
あの時、僕はほのかちゃんを殺してしまった。
すべてが台無しだ。
それに、如月涼架を殺さなきゃ。
目覚めると、涼架に殴られたトンネルで目を覚ました。
プンプンは、トンネルからあの公園へと向かっていく。
殺さなきゃ殺さなきゃ、如月涼架は悪だ。
あれっでも、ほのかちゃんは?
涼架ちゃんに酷いことをした涼架ちゃんは――――……
それに……僕は?
ほのかちゃんを殺した僕は―――――――――……
『お腹すいてるの?
ふーん…… 給食の苺いる?
どうせ食べきれないし……』
…あの時、僕に苺をくれた、『如月涼架』ちゃんは……
「おい、こんなところで何やってんだよこの猫。」
プンプンが振り返ると、目の前には大翔が立っていた。
大翔は、むぅと顔をしかめて立ち尽くしている。
そして、プンプンは自分の過去や事情について説明すると、心底大翔は少しだけ驚いていた。
「だから、ほのかちゃんをハッピーにする為に地球に降り立ったのに……」
「なに言ってんのか分かんねーよ!」
「だから、僕は大翔くんもハッピーにしたいポリ!だって……」
「行けないよ。」
大翔の言葉に、プンプンは呆然とする。
「行けないんだ、僕は……僕はもう、如月さんには会えない。」
「ポリッ…?」
「お前と会うのもこれで最後だ。クリニックのママ、ショックで寝込んじゃってさ。パパが帰ってきてくれてるけど、どうなんだろう……僕のせいだ。僕がクリニックを台無しにしたんだから……」
「ポリ……、……なんでそんなこと言うんだっポリか…?駄目だっポリ僕は大翔くんに行かないで欲しいっポリ……楽しくなかったんだっポリか…?」
「楽しかったよ……」
「…なら……、僕はなんで、今でも涼架ちゃんに笑って欲しいんだっポリか……?痛いことするし、怖いし逆らえないし……だって……」
「そりゃそうだろ。」
困った顔をして、大翔はプンプンに言った。
「そりゃいいとこも悪いとこもあるだろ。人にはよ……そんなこともわからないのかこの猫!」
「ポリッ……」
「…これ、お前の大事なものなんだろ、返す。」
大翔は、そう言ってポリポリカメラをプンプンに返した。
カメラの血や指紋は綺麗に拭き取られていて、大翔が掃除してくれたのだろう。
「ポリ……」
「……ポリポリ村にはさ、時間巻き戻せる系の道具あんだろ。もしそれで過去に戻れるんだったら、そこにいた俺に言ってやれよ?」
「ポリ……?」
「『兄貴と喧嘩でもしてみろ』って。…バイバイ、プンプン……」
そして、大翔は初めてプンプンのことを『プンプン』と呼び、大きく手を振り、目に涙をたくさん滲ませて遠ざかって行った。
……バイバイ、大翔くん。
ここで終わりです!大翔くんバイバイ!さようなら!
そして、故郷ポリポリ村に帰ったプンプンは、『プンプンママ』と呼ばれる生みの親にこう言った。
「……だからママ、小学生の時に戻って……『如月涼架』を殺すポリ!」
「…分かりました、それがあなたの願いというなら……あなたの全ての記憶を消して、生まれたままのハッピー状態に戻しましょう。」
ママは悍ましい事実を開口する。
「えっ……?」
「あなたは一人でここに来た、それに、過去に戻って人を殺すことは許されない……だからこそ生まれ変わるのです、すべての記憶を忘れて。」
それって……そんなの……!
「そんなの駄目だっポリ―――――――…‼」
そして、プンプンはママをバチッと叩く。
「いたっ…、何をするのです!」
「ママのわからずやっポリ!僕は行くんだっポリ…!」
「でももうあなたの記憶は…!プンプン…!」
そして、プンプンは大ハッピー時計の施設の中に入り、シュンッとテレポートして過去に遡ってしまった。
「『殺す』…って何なの……、どうしてそんなに強く触るの……?ちゃんとお話しして教えてっポリ……」
既に星から消えたプンプンを見て、ママはジンジンと広がる痛みに耐えて蹲っていた。
大丈夫だっポリほのかちゃん、僕があの時に戻って、『如月涼架』を殺すポリ。
大丈夫、だって僕は君に笑って欲しくて―――――……
――――…あれ。
僕はいったい誰に、笑って欲しいんだっけ―――――――……
どうして忘れてたんだろう。
あの時、僕はほのかちゃんを殺してしまった。
すべてが台無しだ。
それに、如月涼架を殺さなきゃ。
目覚めると、涼架に殴られたトンネルで目を覚ました。
プンプンは、トンネルからあの公園へと向かっていく。
殺さなきゃ殺さなきゃ、如月涼架は悪だ。
あれっでも、ほのかちゃんは?
涼架ちゃんに酷いことをした涼架ちゃんは――――……
それに……僕は?
ほのかちゃんを殺した僕は―――――――――……
『お腹すいてるの?
ふーん…… 給食の苺いる?
どうせ食べきれないし……』
…あの時、僕に苺をくれた、『如月涼架』ちゃんは……
「おい、こんなところで何やってんだよこの猫。」
プンプンが振り返ると、目の前には大翔が立っていた。
大翔は、むぅと顔をしかめて立ち尽くしている。
そして、プンプンは自分の過去や事情について説明すると、心底大翔は少しだけ驚いていた。
「だから、ほのかちゃんをハッピーにする為に地球に降り立ったのに……」
「なに言ってんのか分かんねーよ!」
「だから、僕は大翔くんもハッピーにしたいポリ!だって……」
「行けないよ。」
大翔の言葉に、プンプンは呆然とする。
「行けないんだ、僕は……僕はもう、如月さんには会えない。」
「ポリッ…?」
「お前と会うのもこれで最後だ。クリニックのママ、ショックで寝込んじゃってさ。パパが帰ってきてくれてるけど、どうなんだろう……僕のせいだ。僕がクリニックを台無しにしたんだから……」
「ポリ……、……なんでそんなこと言うんだっポリか…?駄目だっポリ僕は大翔くんに行かないで欲しいっポリ……楽しくなかったんだっポリか…?」
「楽しかったよ……」
「…なら……、僕はなんで、今でも涼架ちゃんに笑って欲しいんだっポリか……?痛いことするし、怖いし逆らえないし……だって……」
「そりゃそうだろ。」
困った顔をして、大翔はプンプンに言った。
「そりゃいいとこも悪いとこもあるだろ。人にはよ……そんなこともわからないのかこの猫!」
「ポリッ……」
「…これ、お前の大事なものなんだろ、返す。」
大翔は、そう言ってポリポリカメラをプンプンに返した。
カメラの血や指紋は綺麗に拭き取られていて、大翔が掃除してくれたのだろう。
「ポリ……」
「……ポリポリ村にはさ、時間巻き戻せる系の道具あんだろ。もしそれで過去に戻れるんだったら、そこにいた俺に言ってやれよ?」
「ポリ……?」
「『兄貴と喧嘩でもしてみろ』って。…バイバイ、プンプン……」
そして、大翔は初めてプンプンのことを『プンプン』と呼び、大きく手を振り、目に涙をたくさん滲ませて遠ざかって行った。
……バイバイ、大翔くん。
ここで終わりです!大翔くんバイバイ!さようなら!