♪プンプンと私♪
前回の続きからです。ぜひぜひ読んでくださいね!どうぞ!
――――――――…そうだ、どうして忘れてたんだろう。
「ねえ、そこに誰かいるの?何…?」
「僕はポリポリ星人!みんなをハッピーにしちゃうポリ!まずは教えて欲しいポリ、えーっと、君の名前は……?」
「……ほのか、神宮寺ほのか。」
そして、その後、ほのかはプンプンにハンバーガーを差し上げた。
その後、プンプンは地球に降り立った事情や、ほのかに様々な詳細を訊ね、その後に言った。
「僕はポリポリ星人!よかったら地球語で、僕にハッピーなお名前を付けて欲しいポリ!」
「…ふーん、じゃあゴミクソって呼ぶわ。」
舞台は2022年、日本・都道府県の一番上部である北海道。
元々、プンプンは涼架と出逢っていなかった。
涼架と出逢わず、2022年に地球に降り立ち、ほのかと出逢ったルートが元々存在していたのだった。
ほのかはこの頃高校一年生に進学し、クリスティーナ女子学園に通っていたのだが―――――――……
ほのかの現在のコンプレックスは、頬に付いた傷。
母親にガラスで切り付けられた時にできたこの傷は、のちに酷い劣悪な反応を受けることになる。
「……ほら、あの人……」
「見てあの顔の傷。まるでヤクザですわ……」
「でもちょっとカッコいいかも……」
プンプンは、頭にお花ピンを装着していることで周囲から姿を悟られることは無い。
「あのねえゴミクソ、家では大人しくしててよね。」
「ほのかちゃん!ご飯のお礼をしたいポリ!まずはこれ!お花ピン!これで姿を消すことができて……」
「やるわけないじゃん。」
「ほのかちゃん!これはパタパタつばさ!これで鳥さんごっこを……」
「やるわけないじゃん。」
「ほのかちゃん!これは土星ウサギの声が出るボールペッ…ンッ…」
ほのかは、プンプンを蹴飛ばして、ため息を吐いて自宅へ戻る。
「ちょっと……家では大人しくしててよね。」
そして、ガチャッとリビングの扉を開けると、母が俯いて机に酒を置いて蹲っていた。
「…ママ……」
「ほのちゃん、昆布茶を……」
「あっ昆布茶?分かった今つぐね、薬もう飲んだ?悪夢は副作用なんだって。えーっと、昆布茶昆布…茶……」
冷蔵庫を見たが、昆布茶は空になっていた。
「ごめんなかっ……」
「だから‼どうしてなくなる前に……楽天でまとめて注文しないの?ママにはこんな安酒がお似合いかな。ねえ、ママには紅茶キノコの綺麗なアルコールが必要なの。ほのちゃんもそう思うよねえ⁉」
「ご、ごめん、ちがっ……ママ!」
「家のことも自分でできなくなって、そんなんだから男が寄り付かないの!ねえ私のせいだっていうの……あなたも、私の母乳が少なかったから!」
賑やかだっポリね!
その後、ほのかは頬にできた傷をカリカリと齧り、プンプンに言った。
「…こ、この傷…ち、小さい頃にママを怒らせてできた傷なの……。だ、だか、だかっだからっ……」
~翌日~
「私、幸せなお母さんになりたい。幸せな子供を産んで、幸せな人と結婚して。だから……」
「なぁんだ、ママの真似っこしてたんだっポリね!」
「…は?おいゴミクソ、お前何を……」
「ほのかちゃんがいっつも僕を強く触るのは、ママの真似っこをしてたからなんだっポリよね!ほのかちゃんも、きっといいお母さんになれるポリ!」
それを聞いて、ほのかは虚し気に俯き込む。
「よしっ、まずはパパを探そうだっポリ!」
「…は?」
「ほのかちゃんが幸せなママになる為に、僕もお手伝いするポリ!」
プンプンはお花ピンを装着しているから、姿が悟られることは無い。
「よーし、じゃあ僕についてくるポリ!まずはパパを……!」
すると、「神宮寺さん?」という問いかけがほのかの耳に届く。
「…あ、え……っと…」
目の前に立っていたのは南大翔だった。
その日、家に帰宅すると、リビングの席について、ほのかは母親に告げた。
「…夏頃小学生ぶりに偶然会って、そしたらなんか…付き合うことになって。」
「あらあら、そうなのほのちゃん!なぁんだ、早く言ってくれればよかったのに!」
「うん、だからみんなでお食事とか……」
「いいじゃない!楽しみ!パパもコロナで仕事ダメダメみたいだから、四人でお食事会とかできるといいわね!」
そして、母親はにこりと微笑んで言った。
「あのクリニックの息子さんでしょう?将来が楽しみね。」
「…あー、その話は、あんまり聞かない方向で……」
大翔は、「クリニックを継ぐのは兄だから……」と言っていて、心底その話を聞かれるとどちらにとっても不都合だろう。
取り返しのつかないほのかちゃんと僕の物語が始まったのは、ここからだったっポリ。
――――――――…そうだ、どうして忘れてたんだろう。
「ねえ、そこに誰かいるの?何…?」
「僕はポリポリ星人!みんなをハッピーにしちゃうポリ!まずは教えて欲しいポリ、えーっと、君の名前は……?」
「……ほのか、神宮寺ほのか。」
そして、その後、ほのかはプンプンにハンバーガーを差し上げた。
その後、プンプンは地球に降り立った事情や、ほのかに様々な詳細を訊ね、その後に言った。
「僕はポリポリ星人!よかったら地球語で、僕にハッピーなお名前を付けて欲しいポリ!」
「…ふーん、じゃあゴミクソって呼ぶわ。」
舞台は2022年、日本・都道府県の一番上部である北海道。
元々、プンプンは涼架と出逢っていなかった。
涼架と出逢わず、2022年に地球に降り立ち、ほのかと出逢ったルートが元々存在していたのだった。
ほのかはこの頃高校一年生に進学し、クリスティーナ女子学園に通っていたのだが―――――――……
ほのかの現在のコンプレックスは、頬に付いた傷。
母親にガラスで切り付けられた時にできたこの傷は、のちに酷い劣悪な反応を受けることになる。
「……ほら、あの人……」
「見てあの顔の傷。まるでヤクザですわ……」
「でもちょっとカッコいいかも……」
プンプンは、頭にお花ピンを装着していることで周囲から姿を悟られることは無い。
「あのねえゴミクソ、家では大人しくしててよね。」
「ほのかちゃん!ご飯のお礼をしたいポリ!まずはこれ!お花ピン!これで姿を消すことができて……」
「やるわけないじゃん。」
「ほのかちゃん!これはパタパタつばさ!これで鳥さんごっこを……」
「やるわけないじゃん。」
「ほのかちゃん!これは土星ウサギの声が出るボールペッ…ンッ…」
ほのかは、プンプンを蹴飛ばして、ため息を吐いて自宅へ戻る。
「ちょっと……家では大人しくしててよね。」
そして、ガチャッとリビングの扉を開けると、母が俯いて机に酒を置いて蹲っていた。
「…ママ……」
「ほのちゃん、昆布茶を……」
「あっ昆布茶?分かった今つぐね、薬もう飲んだ?悪夢は副作用なんだって。えーっと、昆布茶昆布…茶……」
冷蔵庫を見たが、昆布茶は空になっていた。
「ごめんなかっ……」
「だから‼どうしてなくなる前に……楽天でまとめて注文しないの?ママにはこんな安酒がお似合いかな。ねえ、ママには紅茶キノコの綺麗なアルコールが必要なの。ほのちゃんもそう思うよねえ⁉」
「ご、ごめん、ちがっ……ママ!」
「家のことも自分でできなくなって、そんなんだから男が寄り付かないの!ねえ私のせいだっていうの……あなたも、私の母乳が少なかったから!」
賑やかだっポリね!
その後、ほのかは頬にできた傷をカリカリと齧り、プンプンに言った。
「…こ、この傷…ち、小さい頃にママを怒らせてできた傷なの……。だ、だか、だかっだからっ……」
~翌日~
「私、幸せなお母さんになりたい。幸せな子供を産んで、幸せな人と結婚して。だから……」
「なぁんだ、ママの真似っこしてたんだっポリね!」
「…は?おいゴミクソ、お前何を……」
「ほのかちゃんがいっつも僕を強く触るのは、ママの真似っこをしてたからなんだっポリよね!ほのかちゃんも、きっといいお母さんになれるポリ!」
それを聞いて、ほのかは虚し気に俯き込む。
「よしっ、まずはパパを探そうだっポリ!」
「…は?」
「ほのかちゃんが幸せなママになる為に、僕もお手伝いするポリ!」
プンプンはお花ピンを装着しているから、姿が悟られることは無い。
「よーし、じゃあ僕についてくるポリ!まずはパパを……!」
すると、「神宮寺さん?」という問いかけがほのかの耳に届く。
「…あ、え……っと…」
目の前に立っていたのは南大翔だった。
その日、家に帰宅すると、リビングの席について、ほのかは母親に告げた。
「…夏頃小学生ぶりに偶然会って、そしたらなんか…付き合うことになって。」
「あらあら、そうなのほのちゃん!なぁんだ、早く言ってくれればよかったのに!」
「うん、だからみんなでお食事とか……」
「いいじゃない!楽しみ!パパもコロナで仕事ダメダメみたいだから、四人でお食事会とかできるといいわね!」
そして、母親はにこりと微笑んで言った。
「あのクリニックの息子さんでしょう?将来が楽しみね。」
「…あー、その話は、あんまり聞かない方向で……」
大翔は、「クリニックを継ぐのは兄だから……」と言っていて、心底その話を聞かれるとどちらにとっても不都合だろう。
取り返しのつかないほのかちゃんと僕の物語が始まったのは、ここからだったっポリ。