♪プンプンと私♪
スタートです!
~翌日~
「え~、じゃあね、さっき先生も話した通り、昨日、みんなのお友達の、神宮寺ほのかちゃんが亡くなりました。」
思い出ボックスに入れた為、本当の死亡日はバレていない。
大丈夫、大丈夫……
戸惑いながら、大翔はそう自分に言い聞かせていた。
「。・゚・(ノД`)・゚・。」
「。゚(゚´Д`゚)゚。」
「ほのかちゃん…そんな…っ……」
「ほのかちゃん…」
「マジ⁉」
「犯人ぶっ殺したい…!死ねよその犯人!」
「え~わかる範囲で構わないから、今から叔父さん達に、お話聞かせてもらえないかな。」
昨日の放課後、三人が公園で遊んでいた頃のこと。
スマホでニュースを確認していた大翔が発見したニュース記事。
『亡くなったのは、鍵里小学校に通う神宮寺ほのかちゃんで、頭に強く殴られた跡があることから、警察は殺人児意見として捜査を進めています。』
「今すぐ変身を解け!神宮寺の死体が見つかってる、猫!早く元の姿に戻れ‼」
「わ、分かった、っポリ…」
その後、警察はクラスメイト達に次々とお話を聞いて回っていく。
「そういえばさー、最近のほのかちゃんおかしかったよね。」
「おかしかった?どんなところが?」
「え~っと……、なんか急にモタモタしだして、急にあいつに優しくなったから……あいつに弱味でも握られたのかな。」
「あいつ?あいつって誰?」
「あいつだよあいつ…、如月さん!」
その後、涼架は大翔に事情を伝えていく。
「昨日さー、警察の人?が私の家に来てね。分からないことは答えなかった。」
「うんうん、それでいい!」
「行けるよね?東京。大翔くんが言ったんだよね、夏休みなら、行けるって。」
「うん……」
大丈夫大丈夫、完璧にこなそう。
僕ならきっとできる、だって僕なら――――――――――……
その日の晩、夜遅くまで計画を練っていた大翔。
大翔には、南晴人という兄が居る。
地頭、性格・成績のよさ、全部晴人が持っていって台無しにした。
大翔が晴人に劣っているというわけでもなかったが、やはり弟である大翔は、晴人の実力を上回ることはできない。
「お~い、大翔―。こんな遅くまで勉強してんの?明日テストなん?」
「は、晴人っ……」
「そういえばさー、あの事件大丈夫か?」
晴人が、大翔にそう訊ねる。
「同じクラスの子だったんだろ?お気の毒にな。なあ、たまに公園とかで見かけたことある子なんだけど、その子ってもしかして、お前の……」
「っご、ごめん!僕、ちょっと、トイレ……」
気味が悪くなった大翔は、自宅のトイレへと駆け込む。
「おー、行ってら。」
大翔の背中を見つめ、意味深に首を傾げ、晴人は自室に帰って行った。
大翔の実家は、『みなみクリニック』と崇められるクリニックだ。
クリニックを受け継がねばならないというプレッシャーは相当なもので、クリニックを受け継ぐのは現在晴人となっている。
客の命を預かる仕事で失敗は許されない、と母親に教わり、以降不安が心から抜けない大翔の心情は、揺れ動いていく。
ここで終わりです!ありがとうございました!
~翌日~
「え~、じゃあね、さっき先生も話した通り、昨日、みんなのお友達の、神宮寺ほのかちゃんが亡くなりました。」
思い出ボックスに入れた為、本当の死亡日はバレていない。
大丈夫、大丈夫……
戸惑いながら、大翔はそう自分に言い聞かせていた。
「。・゚・(ノД`)・゚・。」
「。゚(゚´Д`゚)゚。」
「ほのかちゃん…そんな…っ……」
「ほのかちゃん…」
「マジ⁉」
「犯人ぶっ殺したい…!死ねよその犯人!」
「え~わかる範囲で構わないから、今から叔父さん達に、お話聞かせてもらえないかな。」
昨日の放課後、三人が公園で遊んでいた頃のこと。
スマホでニュースを確認していた大翔が発見したニュース記事。
『亡くなったのは、鍵里小学校に通う神宮寺ほのかちゃんで、頭に強く殴られた跡があることから、警察は殺人児意見として捜査を進めています。』
「今すぐ変身を解け!神宮寺の死体が見つかってる、猫!早く元の姿に戻れ‼」
「わ、分かった、っポリ…」
その後、警察はクラスメイト達に次々とお話を聞いて回っていく。
「そういえばさー、最近のほのかちゃんおかしかったよね。」
「おかしかった?どんなところが?」
「え~っと……、なんか急にモタモタしだして、急にあいつに優しくなったから……あいつに弱味でも握られたのかな。」
「あいつ?あいつって誰?」
「あいつだよあいつ…、如月さん!」
その後、涼架は大翔に事情を伝えていく。
「昨日さー、警察の人?が私の家に来てね。分からないことは答えなかった。」
「うんうん、それでいい!」
「行けるよね?東京。大翔くんが言ったんだよね、夏休みなら、行けるって。」
「うん……」
大丈夫大丈夫、完璧にこなそう。
僕ならきっとできる、だって僕なら――――――――――……
その日の晩、夜遅くまで計画を練っていた大翔。
大翔には、南晴人という兄が居る。
地頭、性格・成績のよさ、全部晴人が持っていって台無しにした。
大翔が晴人に劣っているというわけでもなかったが、やはり弟である大翔は、晴人の実力を上回ることはできない。
「お~い、大翔―。こんな遅くまで勉強してんの?明日テストなん?」
「は、晴人っ……」
「そういえばさー、あの事件大丈夫か?」
晴人が、大翔にそう訊ねる。
「同じクラスの子だったんだろ?お気の毒にな。なあ、たまに公園とかで見かけたことある子なんだけど、その子ってもしかして、お前の……」
「っご、ごめん!僕、ちょっと、トイレ……」
気味が悪くなった大翔は、自宅のトイレへと駆け込む。
「おー、行ってら。」
大翔の背中を見つめ、意味深に首を傾げ、晴人は自室に帰って行った。
大翔の実家は、『みなみクリニック』と崇められるクリニックだ。
クリニックを受け継がねばならないというプレッシャーは相当なもので、クリニックを受け継ぐのは現在晴人となっている。
客の命を預かる仕事で失敗は許されない、と母親に教わり、以降不安が心から抜けない大翔の心情は、揺れ動いていく。
ここで終わりです!ありがとうございました!