♪プンプンと私♪
スターティン‼
バチンッ。
頬が熱くなり、叩かれた感触が頬に根付いて染みついていく。
「はしたないよその言葉遣い。直せる?」
「…あ、ごめんっ、ポリ……」
そのたび、バチンッと頬を叩かれていく。
傷跡が頬に付き、昨日の晩は威勢のいいこと言った癖に、母親はほのかを虐待していたというのか。
「急にどうしたのまりちゃんん。どうして私の指示に従ってくれないの?ねえ、私のこと嫌い?」
「マ、ママ…、ごめっ、ごめんなさいっ、……ポリ…」
バチンバチンバチンッ。
「ほのちゃん、ほのちゃん。分かるよねえ?」
ちょろりと目に涙を滲ませたほのか。
痛々しい頬の傷跡が残り、熱々しい感触が皮膚を伝っている。
「………もうしない…」
「ほのちゃん変わっちゃったね。前はあんなにいい子で、ママのお話聞いてくれたのに……」
「マ、ママ……、じゃあ直す。前のほのかになるっ……」
「違う、違う違う違う違う!何もかも違うのっ!」
そして、テレビのリモコンを手に握りしめ、母親は怒鳴り散らす。
「あの人は気付きもしなくても、私にはわかるっ!こんな子はほのちゃんじゃない、あんたなんか…!」
そして、プンプンの眼前にリモコンを振り翳す。
「ママっ、やめっ……、………マ、ママ……」
そして、母親はへなへなと床に崩れ落ち、俯いてプンプンに言った。
「お願いします、ほのかを返してください。どこの誰だか存じませんが、ほのかはお腹を痛めて産んだ、大切な娘なんです……。ごめんねほのちゃん、いいママじゃ無かったよね。でも大好きだから……お願い。帰ってきて……」
……ほのかちゃんは涼架ちゃんに酷いことをする。
でも……
リビングに並べられたたくさんの写真。
どれもこれも、ほのかが幸せそうに微笑んでいる写真ばかりで、涼架が居なければ〇〇で、涼架を殺せば日常を取り戻せると思っていたのだろう。
「…ほのかちゃんのママとパパ、ほのかちゃんじゃなくてごめんなさい、ほのかちゃん、殺して……ごめんなさい……」
考えなきゃ。
僕は何をしちゃったのか、どうすれば良かったのか。
だって、だって僕達は、とんでもないことを犯してしまったのだから。
涼架ちゃんみたいに喜ぶ人もいれば、ほのかちゃんのママみたいに悲しむ人もいる。話さなきゃ、涼架ちゃんと……
――――――――ありがとうプンプン、殺してくれて―――――――――――
涼架ちゃんと、もう一度。
「おいおい、見てこれ。」
「うわ、なになに。」
「これ見ろよ、何、これ…子供……?
立入禁止内の森で、思い出ボックスに詰められたほのかの死体が見つかってしまったのであった―――――――――……
バチンッ。
頬が熱くなり、叩かれた感触が頬に根付いて染みついていく。
「はしたないよその言葉遣い。直せる?」
「…あ、ごめんっ、ポリ……」
そのたび、バチンッと頬を叩かれていく。
傷跡が頬に付き、昨日の晩は威勢のいいこと言った癖に、母親はほのかを虐待していたというのか。
「急にどうしたのまりちゃんん。どうして私の指示に従ってくれないの?ねえ、私のこと嫌い?」
「マ、ママ…、ごめっ、ごめんなさいっ、……ポリ…」
バチンバチンバチンッ。
「ほのちゃん、ほのちゃん。分かるよねえ?」
ちょろりと目に涙を滲ませたほのか。
痛々しい頬の傷跡が残り、熱々しい感触が皮膚を伝っている。
「………もうしない…」
「ほのちゃん変わっちゃったね。前はあんなにいい子で、ママのお話聞いてくれたのに……」
「マ、ママ……、じゃあ直す。前のほのかになるっ……」
「違う、違う違う違う違う!何もかも違うのっ!」
そして、テレビのリモコンを手に握りしめ、母親は怒鳴り散らす。
「あの人は気付きもしなくても、私にはわかるっ!こんな子はほのちゃんじゃない、あんたなんか…!」
そして、プンプンの眼前にリモコンを振り翳す。
「ママっ、やめっ……、………マ、ママ……」
そして、母親はへなへなと床に崩れ落ち、俯いてプンプンに言った。
「お願いします、ほのかを返してください。どこの誰だか存じませんが、ほのかはお腹を痛めて産んだ、大切な娘なんです……。ごめんねほのちゃん、いいママじゃ無かったよね。でも大好きだから……お願い。帰ってきて……」
……ほのかちゃんは涼架ちゃんに酷いことをする。
でも……
リビングに並べられたたくさんの写真。
どれもこれも、ほのかが幸せそうに微笑んでいる写真ばかりで、涼架が居なければ〇〇で、涼架を殺せば日常を取り戻せると思っていたのだろう。
「…ほのかちゃんのママとパパ、ほのかちゃんじゃなくてごめんなさい、ほのかちゃん、殺して……ごめんなさい……」
考えなきゃ。
僕は何をしちゃったのか、どうすれば良かったのか。
だって、だって僕達は、とんでもないことを犯してしまったのだから。
涼架ちゃんみたいに喜ぶ人もいれば、ほのかちゃんのママみたいに悲しむ人もいる。話さなきゃ、涼架ちゃんと……
――――――――ありがとうプンプン、殺してくれて―――――――――――
涼架ちゃんと、もう一度。
「おいおい、見てこれ。」
「うわ、なになに。」
「これ見ろよ、何、これ…子供……?
立入禁止内の森で、思い出ボックスに詰められたほのかの死体が見つかってしまったのであった―――――――――……