♪プンプンと私♪
前回の続きからです!それではスターティン‼
すると、前からガサッと物音が鳴り響く。
「……あ、大翔くん……」
「心配になって、ついてきちゃったんだけど……その…なに⁉」
先程、勢い余ってお花ピンが外れてしまったプンプンの透明化効果は途切れ、大翔にも姿が見えるようになってしまった。
「大翔くん。」
「うわ喋った、気持ち悪っ……、…え?」
横に横たわっているほのかの死体を見て、大翔の顔はどんどん青褪めていく。
「プンプンの魔法で、ほのかちゃんが死んだの。」
「…えっ。」
「ポリポリ!僕はポリポリ村からやってきたポリポリ星人!この地球に降り立ってきてて……」
「なんだっけ、ポリポリ村の道具がすごいんだよね。」
「ポリ!」
大翔は、慌てふためき、満足そうにニコリと微笑む二人に言った。
「……いやおかしいだろ。」
「何が?」
「意味が解らないんだけど。なんで殺すんだよ……ほかにもっとあるだろ…!」
すると、涼架がムスッと俯き込む。
あっ、涼架ちゃん何だか虚しそうだっポリね!
「大翔くん!何だか怖いっポリよ?もっとハッピーに……」
「お前…人が死んでるんだぞ?何だよその喋り方…ふざけてるのか?少し黙ってろよ。」
そして、大翔は涼架に事件の事情を訊ねる。
「…でもほのかちゃんはプンプンの魔法で死んじゃったんだから、仕方なくない?」
「魔法なんかじゃ…、…ま、魔法だろうが何だろうが、殺人は殺人だよ。如月さんは、少年院に入ることになると思う。」
「え…、……それじゃ、キャッピ―に会いに行けない……」
それでも、涼架は現実を諦めようとしなかった。
「…でもね、でもね大翔くん。私には誰も味方が居ないし、頼れる大人なんて一人もいない。パパもママも毎日ネグレクトだからさ……でも、私わかったの。」
そして、涼架は大翔の手を取って言った。
「私には大翔くんしかいないの!助けて!」
涼架がそう言った直後、大翔は顔を真っ赤にしてテレテレになってしまう。
「…僕なら、できる……」
片想いは無駄ではなかったんだ、とほっと胸をなでおろした大翔は、死体隠蔽を手伝うことにし、涼架が望む計画をすべて受け入れてしまう。
待っててね、ママ……僕は、あなたみたいに、たくさんの人の命を受け継ぐ、お医者さんに……!
「ムムム、少年院ってなんだっポリ…?」
「おい、猫!これは?」
大翔が、手にボックスを握り締めながらそう言った。
「…あ、それは思い出ボックス!丈夫で、ボックスに入れた時の状態のまま何かを管理することが可能だっポリ!それに、ボタンでボックスの大きさを調整できるから、何を保管しても最適だっポリよー!」
「じゃ、とりあえず、これで神宮寺を埋める。神宮寺を殴った凶器は猫が体内に隠しておけよ?」
「わかったっポリ!」
とんでもない計画に関わってしまった大翔くんの行方は⁉
すると、前からガサッと物音が鳴り響く。
「……あ、大翔くん……」
「心配になって、ついてきちゃったんだけど……その…なに⁉」
先程、勢い余ってお花ピンが外れてしまったプンプンの透明化効果は途切れ、大翔にも姿が見えるようになってしまった。
「大翔くん。」
「うわ喋った、気持ち悪っ……、…え?」
横に横たわっているほのかの死体を見て、大翔の顔はどんどん青褪めていく。
「プンプンの魔法で、ほのかちゃんが死んだの。」
「…えっ。」
「ポリポリ!僕はポリポリ村からやってきたポリポリ星人!この地球に降り立ってきてて……」
「なんだっけ、ポリポリ村の道具がすごいんだよね。」
「ポリ!」
大翔は、慌てふためき、満足そうにニコリと微笑む二人に言った。
「……いやおかしいだろ。」
「何が?」
「意味が解らないんだけど。なんで殺すんだよ……ほかにもっとあるだろ…!」
すると、涼架がムスッと俯き込む。
あっ、涼架ちゃん何だか虚しそうだっポリね!
「大翔くん!何だか怖いっポリよ?もっとハッピーに……」
「お前…人が死んでるんだぞ?何だよその喋り方…ふざけてるのか?少し黙ってろよ。」
そして、大翔は涼架に事件の事情を訊ねる。
「…でもほのかちゃんはプンプンの魔法で死んじゃったんだから、仕方なくない?」
「魔法なんかじゃ…、…ま、魔法だろうが何だろうが、殺人は殺人だよ。如月さんは、少年院に入ることになると思う。」
「え…、……それじゃ、キャッピ―に会いに行けない……」
それでも、涼架は現実を諦めようとしなかった。
「…でもね、でもね大翔くん。私には誰も味方が居ないし、頼れる大人なんて一人もいない。パパもママも毎日ネグレクトだからさ……でも、私わかったの。」
そして、涼架は大翔の手を取って言った。
「私には大翔くんしかいないの!助けて!」
涼架がそう言った直後、大翔は顔を真っ赤にしてテレテレになってしまう。
「…僕なら、できる……」
片想いは無駄ではなかったんだ、とほっと胸をなでおろした大翔は、死体隠蔽を手伝うことにし、涼架が望む計画をすべて受け入れてしまう。
待っててね、ママ……僕は、あなたみたいに、たくさんの人の命を受け継ぐ、お医者さんに……!
「ムムム、少年院ってなんだっポリ…?」
「おい、猫!これは?」
大翔が、手にボックスを握り締めながらそう言った。
「…あ、それは思い出ボックス!丈夫で、ボックスに入れた時の状態のまま何かを管理することが可能だっポリ!それに、ボタンでボックスの大きさを調整できるから、何を保管しても最適だっポリよー!」
「じゃ、とりあえず、これで神宮寺を埋める。神宮寺を殴った凶器は猫が体内に隠しておけよ?」
「わかったっポリ!」
とんでもない計画に関わってしまった大翔くんの行方は⁉