#参加募集!# 妖狐の姫
遙瑀は恐る恐る振り返る。
そこに佇んでいたのは…金髪の女の子と、紫の髪の少女だった。
(さっきの影はなんなんだよ…!?)
遙瑀は変な幽霊とかではない事に安心し、でも影のことを思いだしすぐに凍りついた。
二人は、今遙瑀が来ている制服と似たような…というか同じものを着ている。
先ほどは少し形が違うように見えたが…気のせいか。
(うん、気のせいだよな。てかこんな美女学校にいたっけ)
二人の国宝級の顔なら、一発で記憶に残りそうなものだが。
首を傾げる遙瑀の前で、二人の少女は話し続ける。
「ねえお姉ちゃん、私たちがスイコ様のとこに持ってく方がいい?」
「うーん、今日は視察だしなあ。持って帰れとは言われてないよねー」
紫のハーフアップをなびかせて、恐らく妹の方が頷く。
「でも、持って帰るのが最終目的でしょ?」
「確かにー」
なにを持って帰るつもりなのか。
遙瑀は怖くなった。
二人の少女の、[漢字]人間でない[/漢字][ふりがな]・・・・・[/ふりがな]瞳に見つめられる。
紫の瞳と、黄色の瞳。
どこか怪しい光を放つ、美しい瞳。
不意に、遙瑀は鞄に入ったままの、昨日の青年に渡された紙を思い出した。
無意識のうちに拳代の不思議な紋様が描かれた紙を取り出す。
(何かあったら、ってこういうことじゃないのかな)
手の中に握った紙を破ろうとすると、二人はざわめいた。
「ねえお姉ちゃん、あれ…!」
「先に・・・の手が回ってたか…仕方ない、行くよ」
二人の姉妹は、髪を揺るがして去っていった。
「何なんだよ、あいつら…?」
遙瑀は首を傾げることしかできなかった。
「ただいま」
「おかえりー」
家に帰ってから、自分の身に起きたことを整理する。
(あいつらマジで何者なんだ?この紙見たら諦めてったよなあ)
この紙に何か秘密があるのだろうか。
机の上に置いた紙を凝視する。
(ていうかあの二人、この紙見えないとこにいたはずなのに)
どこかがもやもやする。
この気分を晴らすために、顔を洗いに行こうと遙瑀は椅子から立ち上がった。
「………え?」
鏡で自分の顔を見た遙瑀は目を見開いた。
自分の瞳が。
「紅い…?」
(ど、ど、どうなってんだよ?)
叔母も気づかなかった瞳の変色?ありえない!
遙瑀はしばらく自分の顔を見つめていた。
[水平線]
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃいはるちゃん」
新学期あけてまもない頃のように心配そうに見守る叔母。
(いや。もう10月だからな!?)
内心ツッコミを入れながら遙瑀は路地へ入る。
最近、この路地でおかしなことが起こることが多い。
(この路地通んのやめよっかなーあ)
そんなことを考えながら着替える。
いつも通り翠羅に追いかけられながら学校に着く。
クラスがざわざわしていて、視線が窓際の席に向いていた。
「ねえ、遙瑀の席らへん、なんかざわざわしてね?」
翠羅がひそひそ声で問いかけてくる。
「俺も思った…」
え。ちょ。おい!?
遙瑀は人混みを掻き分けてからあんぐりと口を開けた。
そこにいたのは…
「お姉ちゃん、なんかみんなに見つめられてない?」
「狐亥が可愛すぎるからよ」
金髪のツインテールが即答する。
紫のハーフツイン… 狐亥が不安そうに周りを見渡す。
「狐菜お姉ちゃーん…」
国宝級美女が二人、遥瑀の前の席に座っていた。
そこに佇んでいたのは…金髪の女の子と、紫の髪の少女だった。
(さっきの影はなんなんだよ…!?)
遙瑀は変な幽霊とかではない事に安心し、でも影のことを思いだしすぐに凍りついた。
二人は、今遙瑀が来ている制服と似たような…というか同じものを着ている。
先ほどは少し形が違うように見えたが…気のせいか。
(うん、気のせいだよな。てかこんな美女学校にいたっけ)
二人の国宝級の顔なら、一発で記憶に残りそうなものだが。
首を傾げる遙瑀の前で、二人の少女は話し続ける。
「ねえお姉ちゃん、私たちがスイコ様のとこに持ってく方がいい?」
「うーん、今日は視察だしなあ。持って帰れとは言われてないよねー」
紫のハーフアップをなびかせて、恐らく妹の方が頷く。
「でも、持って帰るのが最終目的でしょ?」
「確かにー」
なにを持って帰るつもりなのか。
遙瑀は怖くなった。
二人の少女の、[漢字]人間でない[/漢字][ふりがな]・・・・・[/ふりがな]瞳に見つめられる。
紫の瞳と、黄色の瞳。
どこか怪しい光を放つ、美しい瞳。
不意に、遙瑀は鞄に入ったままの、昨日の青年に渡された紙を思い出した。
無意識のうちに拳代の不思議な紋様が描かれた紙を取り出す。
(何かあったら、ってこういうことじゃないのかな)
手の中に握った紙を破ろうとすると、二人はざわめいた。
「ねえお姉ちゃん、あれ…!」
「先に・・・の手が回ってたか…仕方ない、行くよ」
二人の姉妹は、髪を揺るがして去っていった。
「何なんだよ、あいつら…?」
遙瑀は首を傾げることしかできなかった。
「ただいま」
「おかえりー」
家に帰ってから、自分の身に起きたことを整理する。
(あいつらマジで何者なんだ?この紙見たら諦めてったよなあ)
この紙に何か秘密があるのだろうか。
机の上に置いた紙を凝視する。
(ていうかあの二人、この紙見えないとこにいたはずなのに)
どこかがもやもやする。
この気分を晴らすために、顔を洗いに行こうと遙瑀は椅子から立ち上がった。
「………え?」
鏡で自分の顔を見た遙瑀は目を見開いた。
自分の瞳が。
「紅い…?」
(ど、ど、どうなってんだよ?)
叔母も気づかなかった瞳の変色?ありえない!
遙瑀はしばらく自分の顔を見つめていた。
[水平線]
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃいはるちゃん」
新学期あけてまもない頃のように心配そうに見守る叔母。
(いや。もう10月だからな!?)
内心ツッコミを入れながら遙瑀は路地へ入る。
最近、この路地でおかしなことが起こることが多い。
(この路地通んのやめよっかなーあ)
そんなことを考えながら着替える。
いつも通り翠羅に追いかけられながら学校に着く。
クラスがざわざわしていて、視線が窓際の席に向いていた。
「ねえ、遙瑀の席らへん、なんかざわざわしてね?」
翠羅がひそひそ声で問いかけてくる。
「俺も思った…」
え。ちょ。おい!?
遙瑀は人混みを掻き分けてからあんぐりと口を開けた。
そこにいたのは…
「お姉ちゃん、なんかみんなに見つめられてない?」
「狐亥が可愛すぎるからよ」
金髪のツインテールが即答する。
紫のハーフツイン… 狐亥が不安そうに周りを見渡す。
「狐菜お姉ちゃーん…」
国宝級美女が二人、遥瑀の前の席に座っていた。