二次創作
いろいろある短編集
「…ちゃん、兄ちゃん!」
いつも通りの、パピルスの声に起こされる朝…オレはゆっくりと目を開けた。眩しい日差しが目に刺さる…訳もなく、いつも通りの地下での朝を迎えた。
「…おはよう、パピルス」
「おはよう兄ちゃん!今日もお寝ボーンさんだな!」
「今日はやけに上機嫌だな、兄弟」
「まぁね!」
そう言ってニッと笑うリアルスター。この眩しさはきっと、太陽とは比べようにならないほどの明るさなのだろう。
「何かあったのか?」
何気ない質問。…それが、オレを現実に引き戻した。
「うん!なんかね、今日は絶対ニンゲンが来る気がするんだ!」
「ニン…ゲン…」
一気に眠気が覚めた。それと同時に、寝ぼけて忘れていた記憶、いや…[漢字]忘れていたかった記憶[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・・・[/ふりがな]が一気に蘇る。そうか、オレは…
「…どうしたの兄ちゃん?」
心配そうにオレの顔を覗き込むパピルス。あぁ、大丈夫。オレがすぐに楽にしてやるから…
「…うっ」
そこで"目が覚めた"。どうやらさっきまでの出来事は夢だったようだ。
「あ、起きた?」
話しかけてきたソイツは、パピルスではない。コイツの名前は…
「…"キラー"」
「そ〜だよ?この可愛いボクの顔、わかる??"マーダー"」
「あぁ?パピルスのほうが可愛いだろ」
そう、オレの名はマーダー。ニンゲンを止めるために弟まで殺した、最低な野郎だ…
「ひどいなぁ〜!まぁパピルスが可愛いのは認めるけどさ!!…ねぇ、ヒドい顔してるけど大丈夫?」
普段ケンカばかりしているコイツから心配されるなんて、よっぽどヒドい顔をしているのだろう。
「…ちょっと疲れただけだ」
「また何日も寝なかったの?」
「…寝たく、ない」
さっきみたいに、悪夢を見るから…まださっきのほうがマシだが。目の前でパピルスをニンゲンに殺される夢を見たこともあったしな。
「…うっ」
思い出したら気持ち悪くなってきた。目の前がグラグラと揺れる。頭が割れそうなほど痛い。
「ちょっと大丈夫?!大人しく寝てな、ボクが隣にいてあげるから」
「……わかった」
ゆっくりと横になり、目を閉じる。隣に感じる気配は、自然とオレを落ち着かせた。そ の ま ま 意 識 は 闇 の 中 へ …
[水平線]
すやすやと寝息をたてて眠るマーダー。その寝顔は穏やかだった。
「は〜良かったぁ!このまま死んじゃったらどうしようかと思った」
ボクはマーダーが起きないように、そっと呟いた。
「…まったく、可愛い寝顔だなぁもう///」
じっとマーダーの寝顔を見ながらポツリと独り言を漏らす。その独り言が[漢字]BOSS[/漢字][ふりがな]ナイトメア[/ふりがな]に聞かれ、からかわれることになったのはまた別のお話…
[右寄せ]―fin―[/右寄せ]
いつも通りの、パピルスの声に起こされる朝…オレはゆっくりと目を開けた。眩しい日差しが目に刺さる…訳もなく、いつも通りの地下での朝を迎えた。
「…おはよう、パピルス」
「おはよう兄ちゃん!今日もお寝ボーンさんだな!」
「今日はやけに上機嫌だな、兄弟」
「まぁね!」
そう言ってニッと笑うリアルスター。この眩しさはきっと、太陽とは比べようにならないほどの明るさなのだろう。
「何かあったのか?」
何気ない質問。…それが、オレを現実に引き戻した。
「うん!なんかね、今日は絶対ニンゲンが来る気がするんだ!」
「ニン…ゲン…」
一気に眠気が覚めた。それと同時に、寝ぼけて忘れていた記憶、いや…[漢字]忘れていたかった記憶[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・・・[/ふりがな]が一気に蘇る。そうか、オレは…
「…どうしたの兄ちゃん?」
心配そうにオレの顔を覗き込むパピルス。あぁ、大丈夫。オレがすぐに楽にしてやるから…
「…うっ」
そこで"目が覚めた"。どうやらさっきまでの出来事は夢だったようだ。
「あ、起きた?」
話しかけてきたソイツは、パピルスではない。コイツの名前は…
「…"キラー"」
「そ〜だよ?この可愛いボクの顔、わかる??"マーダー"」
「あぁ?パピルスのほうが可愛いだろ」
そう、オレの名はマーダー。ニンゲンを止めるために弟まで殺した、最低な野郎だ…
「ひどいなぁ〜!まぁパピルスが可愛いのは認めるけどさ!!…ねぇ、ヒドい顔してるけど大丈夫?」
普段ケンカばかりしているコイツから心配されるなんて、よっぽどヒドい顔をしているのだろう。
「…ちょっと疲れただけだ」
「また何日も寝なかったの?」
「…寝たく、ない」
さっきみたいに、悪夢を見るから…まださっきのほうがマシだが。目の前でパピルスをニンゲンに殺される夢を見たこともあったしな。
「…うっ」
思い出したら気持ち悪くなってきた。目の前がグラグラと揺れる。頭が割れそうなほど痛い。
「ちょっと大丈夫?!大人しく寝てな、ボクが隣にいてあげるから」
「……わかった」
ゆっくりと横になり、目を閉じる。隣に感じる気配は、自然とオレを落ち着かせた。そ の ま ま 意 識 は 闇 の 中 へ …
[水平線]
すやすやと寝息をたてて眠るマーダー。その寝顔は穏やかだった。
「は〜良かったぁ!このまま死んじゃったらどうしようかと思った」
ボクはマーダーが起きないように、そっと呟いた。
「…まったく、可愛い寝顔だなぁもう///」
じっとマーダーの寝顔を見ながらポツリと独り言を漏らす。その独り言が[漢字]BOSS[/漢字][ふりがな]ナイトメア[/ふりがな]に聞かれ、からかわれることになったのはまた別のお話…
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