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二次創作
いろいろある短編集

#1

もし、彼がひとりで助けに来ていたら…?(呪鬼2)

 「猿ゥ、今行くで…」
茶色い髪が、夜風に弄ばれる。[漢字]一人の[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]少年―…"ゾム"は、禁忌の世界に足を踏み入れた。
 深夜の学校は薄暗く、生ぬるい夏の空気が闇の中に溶けていた。先の見えない道を、彼は進んでいく。
…鬼になった、先生に会うために。

 「…あった」
彼は"何か"を持ち、零陀神社へと向かう。そこには、あの猿の偶像があった。
神社に供えてあるそれを、取り外す。重たい扉が開いた。
「…ゾム」
そこには、一人の男性が立っていた。返り血を浴びたその姿を見ても、ゾムは驚かない。
「"猿山"先生」
はっきりと彼の名を呼んだ。猿山が静かに、どこか苦しそうに話し始める。
「ゾム…頼む、早く帰ってくれ。今はなんとか抑えられてるが…オレはお前を、殺したくない」
「嫌や、オレは帰らへん」
そう言ってゾムが取り出したのは…鬼を倒すための銃、"鬼ヶ島"。
「ッ!ゾム、お前なにをして…」
ゾムの目は、ゾッとするほど暗かった。猿山の心に、嫌な予感がほとばしる。
「先生、鬼を倒した者が次の鬼になるんやろ?じゃあ…鬼と、鬼を殺したやつが同時に死んだらどうなるんや」
「そ、それは…」
「二人とも、一緒に鬼になるんやろか」
「…わからない」
そう答えながらも、猿山は冷や汗が止まらなかった。
(ゾム、お前…一体何を考えてるんだ?)
「…それとも、二人とも死ぬんやろか」
夢の中にでもいるかのように、ゾムはぼんやりと答える。そして…ゆっくりと銃を構えた。銃口を猿山に向ける。
「?!ゾム、やめ…」
慌てて手を伸ばすが、わずかに遅かった。

[大文字]バンッ!![/大文字]

「がっ…!!」
ドサリと猿山が倒れ込む。段々と意識が薄れていく中、猿山が見たのは…













































…自分の頭に銃を突きつける、ゾムだった。
「先生…これで、どうなってもずっと一緒にいられるよな?」
「ゾ…ム…」
猿山の耳に、一発の銃声が響き渡る。…そこで、彼の意識は途絶えた。

 残ったのは、一つの偶像だけ―…



[右寄せ]―fin―[/右寄せ]

作者メッセージ

メリーバッドエンドが書きたかったんじゃあああ!!

2025/02/03 12:12

第二理科室 ID:≫.pnqNWIKosTsk
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