これが4人のルームシェア
前田「また面白そうな映画あったら見に行こう!」
陽条「、、、次見に行くときは恋人としてじゃだめかな?」
前田「んっ?」
これはこく…はく?
陽条「好きってこと…です」
前田「え?え?」
陽条「好きってこと!…だよ///」
私は陽条くんに告白されたようだ
前田「…っえ」
彼は優しい、中学生で付き合ったときも中学生らしからぬ誠実さだった
話も合うときは合う、それもいい
好きだ
前田「…陽条くん」
長い沈黙の末、名前を呼ぶ
陽条「…はい」
前田「ありがとうね、…でもごめんなさい」
陽条「…っ…」
でも、それは人としてだと思う
中学生のときは恋愛として好きだったけど、それがもう一度戻ってくるとは限らない
私の場合は一度終わった関係を戻すというのは反対な方だ
前田「陽条くんのこと、好き。でもそれは人としててなんだ」
陽条「…うん。前田さん」
前田「はい」
陽条「中学生のときも今も前田さんのこと好きになってよかったわ」
前田「…ありがとう。私も中学生のとき陽条くんのこと好きになれてよかったな」
陽条くんがコクっと頷く
前田「…また映画とか、俳優さんの話とかしても良いよね?」
陽条「うん。良いにきまってる」
前田「ありがとう!」
その後解散した
私達は友人という関係を続ける
それで良いんだよ
倉近「[大文字]はぁ?!あんたそれけっこーひどいよ!![/大文字]」
前田「ふぇ?!」
夜ご飯のときにこそっと倉近ゆずに話した
そしたらコイツ大声でキレだした
倉近「振られた方は友達でいるので辛いでしょ!!」
前田「いやっ、良い感じに終われた気がすんだけど!!」
でも確かに、倉近さんが言っている意味もわかる
雪世「陽条どんまーい」
前田&倉近「雪世黙れ」
雪世「えぇ~?」
倉近「とにかくそんな曖昧な関係大丈夫なの?」
前田「曖昧じゃない!これからも俳優とかの話しようって…!」
ぎんじ「その曖昧さも傷つけちゃうかも…なぁ?」
前田「うーい…」
さっさとごちそうさまして、部屋ににげこむ
そしたら雪世が私の部屋にノックした
ガチャッ!!!
前田「なにー!」
雪世「わっキレんなし…」
前田「用ないならかーえーれー」
雪世「ここオレんちでもあるんだけどー」
前田「確かにそうだねーでもーこの部屋は私の部屋だよー?」
雪世「そうですねーー!!」
といって勢いよく人の部屋に侵入してきた
前田「入んなエロオヤジ!!」
雪世「誰がオヤジだ、あんたと同い年だよ!!」
前田「んでなに!!」
雪世「陽条」
前田「陽条くんがー?なに?」
雪世「フッたんだって?」
前田「フッた?まぁフッたっちゃっフッたね。でも、ありがとうってしたし友達として続けてくもん」
雪世「うわー陽条可哀想だわー、わぁ~」
前田「お前もかよー…もういいわっ!」
ベッドに潜る
雪世「だって、自分は好きなのに相手は自分のこと好きじゃないんだよ。報われないよね」
前田「[小文字]…そんなん[/小文字]…[大文字]分かってるよ!![/大文字]…自分がされても辛いと思うよでも、関係を終わらせるのはやなんだよ。ただの甘えかもしんないけど」
雪世「あぁ、甘えだよ。ひでぇよ」
雪世が布団をひっぺがす
前田「[小文字]まぶしっ[/小文字]」
雪世「オレもそうだもん」
前田「は?」
ギュッ
雪世からハグをされた
前田「やめい、触んな。ハグ魔なのやだわ」
雪世「オレも辛いんですけど」
前田「辛いって言えるうちは辛くない」
雪世「オレも好きなんですけど前田さん」
前田「私はイヤなんですけど雪世くん」
雪世が顔を見つめてくる
これは来る!
雪世は私の口に自分の口を近づける
雪世「…[大文字]ん゙゛ー!!![/大文字]」
それを私が静止した
前田「流れに任せてキスしようとしてんじゃねよ!!このクソ野郎!!」
ベチッ
雪世「いってぇ!!」
前田「マジで出てけ!!このルームシェアからも!!」
雪世「それはマジ無理!住む場所ないよ!!」
前田「知らん!!」
とりあえず部屋から追い出した
前田「はぁー…」
陽条くんとの関係なー
どうしよう
でもやっぱ陽条くんも辛いよな
白黒つけたほうがいいんだよな
前田「[大文字]あぁーー![/大文字]むずかしいよ!!」