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#12

陽条くんの中学生の時


         支援級体験初日

自覚アリのコミュ障な俺はそれはもうガチガチだった

支援級の先生に案内された席に座ってそこでずっと固まっていた

他のみんなも緊張しているのか、俺に話しかけには来なかった。

自分から話しかけに行くことはできない

そしたら、

前田「こんにちはっ!前田ですっ」

と目が覚めるような大きな声で話しかけられた。

ここにきて、俺に初めて話しかけに来てくれた人だった

陽条「…あ、よ、陽条…です」

俺は少し戸惑い気味に返事をする

前田「好きな教科はっ?」

陽条「え?あ、んーー…体育」

前田「おぉ〜体育好きなの?今日1時間目体育だから、良かったじゃん」

陽条「うん」

前田「えーっと、あっ、音楽祭出るの?」

この時期は音楽祭が近かった。でも俺は

陽条「あー俺音楽祭出ない」

前田「そっかぁ〜、あ、もう朝読書だ。バイバイ」

陽条「あ、バイバイ」
といって自分の席に戻ってしまった

いじめられてたので、音楽祭の練習に一度も参加していない。
出ない、出れない。

それより…なんなんだ?この…

心臓がバクバクしているのは…?

その答えにはすぐ気づいた

俺は前田さんに惚れてしまったのだ

俺はその後支援級に転入することが決まった

それからも前田さんは俺の理想?期待?を裏切らない人だった

その時はまだ前田さんは1年生だったのに、人をまとめる力、集める力を持っていた。
世話好きで、優しくて、頭がいい人かと思ったらアホで、口が悪くて、そんなとこにも、この支援級で過ごしていくうちにどんどん俺は惚れていってしまった


俺は前田さんを無意識に目で追ってしまう


それと同時に前田さんは俺のことなんか見てないんだなぁって思うこともあった

前田さんは、人をほっとけない

大雨の日、支援級にいる子が傘を持ってきていなかった

前田さんは、その子を自分の傘に入れてあげたのだ

付き合っても、自分の気持ちを伝えてもいないくせに俺はそれを聞いて、嫉妬してしまった


でも一つ学年が上がり、中3の秋

体育のアルティメットという競技の試合をすることになった

色々あり、試合中に勢いよく走って、止まれなくなった前田さんが俺に突っ込み、俺が前田を下敷きにするという事故が発生した

その事件はヒグマ事件と呼ばれている

そのことで俺が前田さんのことを好きだと知っていた雪世は
雪世「嫌われちゃうんじゃなーい?」

とかうるさくいってきたので

陽条「あ~好きな人いなくなったわ」
と、適当に言っといた

それがその後、勘違いをうむことになる





片思いをもうやめようかとしていた、中3の冬

前田さんからLINEがきた

『好き』

見間違えか?と自分の目を疑った

5分くらい凝視して、やっとそれがホントだと気づいた

舞い上がった、だが卒業まで約2ヶ月

なので一旦

『卒業までなら、俺こと好きでいてくれて大丈夫だから』

できるだけ平然を装った文章を送った

その日の夜、寝れるはずも無く、ずっと考えてた

その朝、やっと答えを出した

卒業まで、残り少ないが付き合いたい

それをLINEで送った

前田さんからの返信は

前田『え?本気?』

いや、本気以外何があるんだ。それも送る

前田『ちょっと考えてくる』

そしたら俺の同学年の女子からLINEがきた

『れんちゃんと付き合うの?陽条くんってヒグマ事件があって、れんちゃんのこともう好きじゃなかったんじゃないの?』

え?と思った。俺は前田さんのことが今までずっと好きだったのに?

陽条「あっ」

あれだ雪世にいったやつか、「もう好きな人いなくなったわ〜」だ

あいつ口軽すぎだろ、それも言ったんか

俺は前田さんのことが好きだとその女の子に送った

その後も色々勘違いがたくさんなのと俺の文章力がないことで、前田さんがパニックになったので、直接はなすことになった。


学校


陽条「俺は、付き合ってもいいけど」

素直になれない、上から目線で言ってしまう

前田さんは悩んだように

前田「うーーーん」

唸る

結局付き合うのが決まったのは日曜日だった




そういう感じで付き合うことになったが、付き合う期間が短すぎた。でも、俺は嬉しかった。

卒業式の次の日に別れた

俺は言わなかったが、未練が…

なわけない!!







でも中学生時代の恋人だぞっ?!

陽条[大文字][大文字]「すぅぅぅぅぅぅぅぅ[小文字]ぅぅぅぅぅぅ…[/小文字]はぁぁぁぁぁぁぁぁ[小文字]ぁぁぁぁぁぁ[/小文字][小文字][小文字]ぁぁぁぁぁぁぁぁ[/小文字][/小文字]」[/大文字][/大文字]

またデカいため息をつく

仕事仲間1「さっきのため息よりでかくね?」

仕事仲間2「コピー能力でも使えるようになったんじゃない?」

仕事仲間3「星のヨージョー?」

陽条「え?なに?」

仕事仲間1「わっ、反応した。」

陽条「ん?」

仕事仲間3「さっきお前一人の世界入って、クソでかため息ついてたぞ」

陽条「マジ?!ごめん…」

仕事仲間2「いや、それは良いんだけど…」

仕事仲間1「なにがあったんだよ?」

陽条「まぁ、なんか」

仕事仲間3「よし、今日飲みいこう」

仕事仲間2「ええー行くけど〜」

ということになり飲みにいって、相談した。

そしたら

仕事仲間1「お前それ、未練たらたらじゃん」

陽条「えぇ~やっぱ?だよねぇ…」

俺は前田さんに未練があるということに気づかされた
































2025/02/15 11:19

かのん ID:≫.5P8cUkC7VcLY
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