文字サイズ変更

これが4人のルームシェア

#9

キャンプの夜に

夏戸「あれ?陽条くんはどこいったぁ゛ぁ゛??」

倉近「酒くれぇぇぇ」

桐生「酔っ払い」

ぎんじ「お前ら酒臭い。…陽条くんはさっき散歩しに行った」

雪世「そうなの?」






覆われていた手を離された

その人は
陽条「シー…、声でかいって」
陽条だった。

前田「な、なんだ陽条くんか。って今のはそっちのせいだろっっ。あれは明らかに驚かせにきてるしっ」

陽条「…ふはっ」

陽条が吹き出した

前田「なぜ吹き出すっ」 

陽条「いや…くっふっ…めちゃめちゃ…ふふっ…ビビってて…。以外にビビりだよね、前田さんって」

ぷるぷる震えながら笑っている   [小文字]スタスタ[/小文字]

前田「ビビりで悪かったなー…」

陽条「良いんじゃない?人それぞれだし、俺はそういうとこも…可愛いって思うし」

前田「…!陽条くんっ」

前田が陽条の手を引っ張り走った

陽条「えっ?なに?!ちょちょちょっと?!」

そして近くの茂みに屈み、隠れた

陽条「どうしたんだよっ」

[小文字]前田「シーッ!雪世がいる…!」[/小文字]

[小文字]陽条「雪世…?」[/小文字]

茂みの隙間から覗くと雪世がこちらに歩いてくる

[小文字]陽条「ほんとだ…俺らのこと探しに来たのか?」[/小文字]

[小文字]前田「じゃない?なんかあいつ最近私が陽条くんの話すると機嫌悪くなるから」[/小文字]

[小文字]陽条「確かにあいつ機嫌悪くなってたわ」[/小文字]

[小文字]前田「おっ…雪世いなくなったっぽい」[/小文字]

陽条「はぁー…よかったーー…」

茂みから立ち上がった

雪世「バレてますけど、お二人さん」

前田&陽条「ぎゃぁぁぁっっ?!」

ジト目でどう見ても不機嫌な雪世がそこに立っていた

前田「雪世…驚かせんなし…」

雪世「みんなお二人さんのこと待ってますけどー、そろそろ寝るところですけどー?」

陽条「後で戻るから、だから先行って…」雪世「前田さん、行くよ」

前田「は?ちょっ、待てよっ…」

半ば強引に腕を引っ張り、歩き出した












倉近「あっ!よーじょーーくん帰ってきたー」

夏戸「あれ?れんと雪世は?」

陽条「え?あいつら先戻んなかった?」

桐生「戻ってきてない」

陽条「え?」

ぎんじ「神隠しかっ?」

夏戸「なんかクマにでも襲われたんじゃね?」

倉近「なわけないでしょ」

[小文字]陽条「…………あの野郎。」[/小文字]














前田「…待てって…腕…!…痛い!」

雪世「…あっ」

強く掴んでいた前田の腕を離した
長い沈黙があり

前田「…戻るよ」

雪世「陽条と[太字]“二人きりで”[/太字]なにしてたの?」

前田「はい?だから…雪世はなんも関係ないだっ…。…ッッッ?!」

雪世が無理矢理前田の肩を掴みんだ。
そして雪世が前田の唇にかぶりついた

[大文字]前田「ん゛ーーー!!!」[/大文字]

抵抗して突き飛ばそうとするが、その行為は虚しく、両手を掴まれ何もできなくなった。

前田「…っは…やめっ…[大文字]んっぐ?![/大文字]」

苦しくなり、息を吸うため口を微かにあけたら、
口の中に柔らかくて暖かいものが強引にねじ込まれた。
 
[太字]ドカッ[/太字]

雪世「…ヴッッ」

どうにか雪世を蹴り飛ばして走って逃げた 






前田(とりあえずアイツは不同意わいせつ罪で訴えるとして…)

走ってテントの中に戻った

倉近と桐生は寝る準備をしている

倉近「あっ、おかえり…え?どうした?」

前田「ん?なにが?」

桐生「…れんちゃん…泣いてる…」

前田「え?」

色々パニクってて気づかなかったが、頬が濡れていた

倉近「どうしたの?なにがあった?」

前田「あ…いや……ごめん…」

話そうと思ったが、巻き込んではいけない

桐生「お菓子…甘いもの食べて」

桐生がチョコを差し出してきた

前田「すずちゃん…ありがとう…!」

その夜は女子会だった
 





[中央寄せ]次の日[/中央寄せ]



ぎんじ「おはよう、朝飯はサンドイッチだ」

夏戸「あと、コーンスープだ」

朝ごはんを食べ、車に乗って帰るのだが…

[大文字](気まずい…!!!!)[/大文字]




出発前に陽条くんに呼び出された。

陽条「雪世になんか…された?」

前田「え?なんで?」  

陽条「目、赤いよ」

前田「え?マジ?まぁ、特には〜…?」

陽条「何された?」 

いつにもなく真剣な表情で言った 

前田「…ん~~…無理矢理…キ、キス…され……た」

陽条「は?あいつ…マジやってるわ。ほかは?」

前田「いや、でもほかは何もされてないから大丈夫」

陽条「ほんとに?…なら良いんだけど、またなんかされたらに言って。俺が守るし、助けるから」

前田「あ、うん。ありがとう」

陽条「じゃあ、みんなのところ戻ろう」

前田「うん」






2時間ちょい車に乗り、家に近いとこまで行って解散した。

雪世とはあんなことがあり、まだ話せるようには戻れていない。戻れるかもわからない。





















































2025/02/12 20:47

かのん ID:≫.8AwCmbSchQZ6
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 13

この小説はコメントオフに設定されています

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL