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この物語の年齢差等は史実に近い形で書いておりますが、物事を行なった年齢は異なっております。あくまで、学院生活の中で行なったこととして書かせていただいておりますので、そこのところはご了承ください。

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幼小中高大一貫!!! 戦国学院

#9

美濃区で事件

「ねえ、信長様」
「なんだよ?濃」
くっついて歩く濃。頬をほんのりと赤らめている。学院最強の女傑とは到底思えない。
「あの…同居してもいい?」
ブッ!!! ゴホゴホッ!
いきなりすぎて吹き出してしまった。
「どうしたんだよ! いきなり」
「あのね…兄が、父さまを殺してしまって…。兄は逮捕。母は実家に帰ってしまってね。私、居場所がないのよね」
きゅっと自分の手を握って話す。いつもは鷹のような女子なのに、今は鷹に狩られる方の動物みたいだ。
「…でも、兄は3人いたはずだろ? 残り2人はどうしたんだ? えー、次兄の孫四郎と、三兄の喜平次だったか?」
「孫四郎兄さまはK大、喜平次兄さまはS大に行きましたよ。どちらの大学も、かなりの高倍率だったようです」
「学費はどうする気なんだ?」
「2人とも特待生ですの!」
え? マジで!? K大とS大の、特待生!? マジ賢さんじゃねーか!?
「分かってもらえたかしら? 同居OK?」
「良いけど…本当に良いのか?」
「毎日市さまに会えます!! とても幸せです!! サルの悔しがる姿が、目に浮かんで…。気持ちがいいです!! スカッと」
なんだコイツ、Sか…?
「じゃあ、母さんと父さんに話つけとくわ」
「今からでも行っていいですか?」
今から!? 早くねえか!?

───父と母に話をすると、顔を合わせて、
「別に、女の子1人増えたところで変わることはない」
って言った。つまり良いってワケだな。
濃を家に連れて行くと、母さんが
「帰蝶さん。自分家で暮らしたくないかしら?」
なんて言ってきた。
自分家? どういうことだかさっぱりだが。
「いえ、もう暮らしたくないです」
キッパリと言い張ったその姿は、弱肉ではなく、鷹の目をした、女傑だった。
「あなたは…市と、とても仲良くしてくれているようね。ありがとう。信長とは、カップルだとか」
「!? …ええ、そうです。信長様は私を愛していると言ってくださいました。本当に尊敬しています」
はは…。
俺は目を逸らす。これまで恥ずかしくて言ってなかったのに、彼女に暴露された。まあ、彼女側からしたら、嬉しさの塊でしかない言葉だ。俺から見たら羞恥の塊だ。

「帰蝶さん。美濃区の家は私たち織田家が保護するわ。帰蝶さんは、信長と美濃区の家で暮らさない?」
は…? 母さんは何をいっているんだ?
「母さん! 私も一緒に暮らしたい!! 兄さんだけじゃなくて、濃さんもいるんでしょ? 絶対楽しいよ!」
市がはしゃぐ。もう決まった話のように。
「市さまがいらっしゃるのなら…喜んで」
え!?

作者メッセージ

濃姬和市也太可愛了!!
(濃姫もお市の方も可愛すぎます!!)
多謝!!

2025/04/18 21:44

晴友真弥花 ID:≫ 1rO9Bbo/Mf5vI
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