- 閲覧前にご確認ください -

この物語の年齢差等は史実に近い形で書いておりますが、物事を行なった年齢は異なっております。あくまで、学院生活の中で行なったこととして書かせていただいておりますので、そこのところはご了承ください。

文字サイズ変更

幼小中高大一貫!!! 戦国学院

#8

WinWin 胡蝶の勇者VS第六天魔王

昼休み───。
「信長くん、どこに行くの?」
「ん? 桜池だけど」
桜池は桜の形をした池。小学生のメダカの観察などに使う綺麗とも言えない池だ。沼に近い。
「観察しに行くの? 私も行っていいかな? メダカ、好きなんだよね」
「えーそのだな、ある奴と待ち合わせしてる場所なんだ。他の奴には来させるなって言われてるもんでな」
「あら…そうなの」残念そうにうつむくクラスの女子。
俺に気があるらしい。それは分かる。

桜池───。
「よお、『帰蝶』。お誘いありがとう」
本名で帰蝶と呼んだ。果たし合いをするんなら、幼なじみ風ではならないと思ったからだ。
「『帰蝶』!? なんで? 私、濃でしょ?」
普通の女子のしゃべり方だ。女傑のしゃべり方ではない。どうしてしまったんだか。
「だって、果たし合いだろ? 幼なじみとは戦いたくねえって思ったんだ」
すると、濃が微笑した。
「あんた、魔王だねえ。酷だねえ」
え? 俺が魔王だあ?
伝わったのか、
「だって、あんた、財閥のトップ1人やっつけたんだろ? そんな奴、どこにいるってんだ?」
と言った。
いつもと雰囲気が違いすぎて、ここがどこで、濃が誰かも分からなくなりそうだ。
「まあ、確かに」
「だろう? …私はね、市さまと浅井くん、徳川くんと瀬名さん、の二組を見て思ったんだ。『早くしなきゃ』って。私の気持ち、伝えさせてくれる?」
「おお…。いいけど…どうした?」
コイツどうかしたんだよ。何を言ってるかさっぱりだ。
[大文字][太字]「私、信長様が…好きなの!!!」[/太字][/大文字]
はぁはぁ…。息が荒い。相当な体力の持ち主だろうに。
───……うん?
「え!!!??? お、え、お前。今、なんて?」
「…なっ、女に二度も言わせないでもらえる?!」
え…濃は、俺が好き…で…?
「…俺も濃が好きだとおもってたんだぜ? 幼なじみって言ったのは、お前を傷つけたくなかっただけで」
「結果、傷ついたわ…」
「でも、お前以外に、嫁にと考えている奴はいない」
真っ赤になる濃を見ると、たまらなく愛おしく感じる。
「お受けします!」
どっちも勝ちのWinWin。
これは、胡蝶の勇者と第六天魔王の戦いの決着だった。

作者メッセージ

急に距離近づいて、私もびっくりです!
ありがとうございます!!

2025/04/18 07:46

晴友真弥花 ID:≫ 98lbnz7xawbdQ
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 11

コメント
[2]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL